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静かに世界は生きている  作者: 南悠


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413/414

何かの間違いでは・・・

「勇者殿。貴方を逮捕します。」


魔王を破り、王国に平和をもたらした勇者が逮捕された。


「何故?俺が逮捕されるのか?罪状を教えてくれ!」

俺は、牢内から王に届けと叫び続けた。


魔王を倒した勇者は、近代日本に大きく遅れをとる異世界を、自分が暮らしやすい様に、記憶を元に、多くの便利品を生み出してきた。


それは、【調味料】に始まり、【米】【軟らかいパン】~【冷蔵庫】【テレビ】と魔石利用の電化製品まで、幅広い分野に渡り続けた。


数日後、王の面前に引き出された勇者は、愕然たる事実を突き付けられた。


「そなたの作った【砂糖】なるものは、麻薬と認定された。」・・・麻薬?


「砂糖は、色々な品に利用され、王国中に広く広まっている。しかし、元々生産量が低く、価格も高く設定されているが、一度口にした下々の者どもは、その味を忘れる事が出来ず、手に入れる為に犯罪に手を染める者が多数出てきておる。・・・そこで、【砂糖】専売制として、品質を落とし、価格を下げる事とする。よって犯罪を誘発した【砂糖】を開発した、そなたを逮捕する事のなった。」


勇者は、罪状に唖然とするしか無かった。


罪状に続き、判決が言い渡された。

「本来なら、死刑となるが、魔王を倒した功績を加味して、辺境での禁固と王都からの追放を言い渡す。」

判決に伴い、直ちに勇者は辺境へと護送された。


勇者の、その後については、どの記録書に記載されていない。


ただ、【砂糖】を専売制にした王国は、財政を大きく潤して栄えたと記録されていた。






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