12 お仕事終了?
あと4話くらいかな?と思います。
今、最後の方書いていますが、同時間帯での場面の切り替えがあり、それぞれの体感時間を考えながら書いているのでちょっと確認とすりあわせが大変です。
最後まで書いてみて確認取れたら、最終話まで投稿できると思います。
最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
よろしくお願いします。
「社長、楽しそうだったね」
「ああ、指示してるより行動する方が基本好きな人だから。
後45分か……。人の中に紛れてろって言われたけど、考えてみたら、俺たち作業着だよな……」
「そうなんだよね。これでリゾートでお茶飲んだりしてたら逆に目立つよね?!
ここはさりげなく、作業の休憩中を装うくらいが無難かなあ……」
リゾート中心部の駐車場にバイクを停めて、中でアキラとヴェスは話をしていた。
「あのさ……、いやいいや」
「何? 聞きかけて聞かないのって一番気になるやつ!」
「なんかうまく言えないんだけど……、アキラは身体も変化すると心にも影響ある?」
「ん? 心も変化するってこと?
うーん、どうだろう? 基本は変わらないと思うけど、少しは感じ方が違ってくるかも?
あ、か、感じ方って心のとらえ方のことで、その身体が性的刺激にとかいうのではないからね!
あ、でも身体が変わるとありえるのか?」
「あー、コロニーでの、その練習の時」
「あれね……」
アキラはコントロール室でのヴェスとのキスを思い出し、顔を赤らめた。
「あの時、なんか感覚が違ったっていうか……。
あー、もう、なんて言ったらいいのか!!
前の練習の時はさ、ほんと練習って感じだったよな。
アキラはしてもしなくてもどっちでもという感じで」
「うーん?」
「コロニーの時さ、親父に声かけられて、アキラ震えてたろ。
あれ見た時、その、あれ、もしかして……と思った。
その、もしかして、アキラからもしたいと思ってくれるようになったんじゃないかな……と」
アキラの顔がさらに赤くなる。
「……かも」
「えっ?」
「……そうかも。あの時は自分でも受け身じゃなくて、このままでいたいとか、もっとくっつきたいとか、触って欲しいとか思っちゃった自分がいて、社長に見つかって、すっごくすっごく恥ずかしくなった……」
「はあ、良かった……。じゃあこれからは練習なしで遠慮せずにいっていいんだな?」
「えっ、それは……どうかな? さすがに人前はやめて欲しい」
「それはない!! あ、でもあの真っ赤になって震えてたアキラもかわいかったから、ありかも?」
◇ ◇ ◇
集合場所は高級リゾートホテルのそばの駐車場だった。
向かうとすでに礼とマリウスの車と警護車が停まっていて、礼がヴェスのバイクに気がついて降りて来てくれた。
「社長たちは大変汚れてたので、先にホテルに入ったわ!」
「みんな無事でよかった! ここのホテルは? クルーズとか関係ないホテルなの?」
アキラが礼の顔を見てほっとした後、疑問を口にした。
「ここは連合が本部としてしばらく抑えたんですって。キドニーも拘束されたわ」
「でも、キドニーへの容疑はまだ確定できていないんだろ?」とヴェス。
「ええ、仕事での関りぐらいで教団の正体を知らなかったと言われたら、難しいかもね。
なので、マリウスと協力して証拠を探すそうよ」
「俺たちはなにを?」
「とりあえず、今は休んで。部屋は取ってあるから」
礼はカードキーをヴェスに渡した。
アキラも手を出す。
しかし、礼の反応はない。
「礼? 私のは?」
「広い部屋だから、ふたりで休んでね」
◇ ◇ ◇
見晴らしの良い上階の部屋にアキラとヴェスは足を踏み入れて呆然とする。
「ひ、広い……」
「広すぎて、落ち着かん……」
読んで下さりありがとうございます。
次も頑張ります!




