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青春18きっぷで脱出  作者: 安曇 穂高
04. 日本縦断旅行
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名古屋の街

中央西線特急しなのは、金山駅の大カーブを越え、名古屋駅ののりばに停車した。名古屋にて我々は少し観光することにした。階段を降り、地下鉄の駅のホームへおりる通路を見つけているのだが、戸惑う。黄色い丸のマークではなく、赤い電車、名鉄の方まで出てしまう。鉄だと思われてそうな父さんでもややもするとこうなるらしい。ひとまず地下鉄の駅に着く。1日乗車券を購入し、駅構内へ入る。揺られること二駅、栄に到着。テレビタワーに登塔し、名古屋市、いや、濃尾平野から三河の丘陵、北勢から南濃地域の輪中やらが澄んで見渡せる。姉の春花がやはり自前の双眼鏡で輪中を観察している。そして「あ、社会の教科書に載ってたようなやつ」と呟く。


名古屋城へ入ると、そこは織田信長に関する貴重な史料が大量にあった。名古屋城の計画図や都市計画、さらには企画的に本能寺の変の再現まであった。思わず固唾を飲んだ穂高がそこには影を伴って存在していた。

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