↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
8/54

第八話「甘さと苦さ」


二人は、フードコートに移動し昼食をとることにした。昼の時間なので人がかなり居たが運よく席を取ることができた。剣は、ハンバーグで明音は、しらす丼。

「ねぇねぇ、開けていい?」

「もう、開けるのか?」

アクセサリーが入ってる紙袋を開け始める。ハンバーグを口に運ぶ剣。

「わー綺麗」

中に入ってたのは、四葉のクローバーのネックレスだった。

「これ、高くなかった?」

「その辺は、気にすんな。ほら、食べちゃおうぜ」

相当お腹が減っていたのか食べるスピード緩めず、夢中になって食べ続ける。明音は、最初罪悪感あった。無理して買ってくれたんじゃないかと。それと、愛にアクセサリーを買うと言ったから嫉妬もあった。


昼食終えフードコートから出る。

「これからどうする?」

「一応今日の買い物は、終わりだけど」

「そっか。じゃ帰るか」

「……うん」

二人は、エスカレーターで一階に下りて出口へ。駅の方に向かう。

電車の時間と時計を見る。次は、15分後。一番ホームの真ん中で二人は、並んで待つ。

「いやー、にしてもでかかったな。ん?どうした?」

ホームに着くまで下を向いたままで一言も話さない明音。

「具合悪いのか?」

心配になり右肩を掴もうとしたら。

「あ、あのね。向こうに着いたらもう少し一緒にいてくれる?」

「どうした急に」

「ダメ?剣……ダメ」

いつの間にか服の裾を掴まれていた。掴もうとした右肩を頭に変えて、軽くポンポンっと叩いた。

「分かった。家に帰っても暇だから」

「ありがとう……って頭叩かないでよぉ」

元気が出たのか剣の脇腹を突っ突いた。


行きほど電車の中は、混んでなく隣同士で空いていた席に座って話をした。地元の駅に着いて出る。時計を確認。2時を回ったころ。

「どうする?」

「あ、クレープ屋さんがあるよ」

「昼食ったばかりじゃん」

「別腹だよ!早く早く!」

手招きで誘う。しょうがないと剣は、財布を出し明音が指をさすWクリームチョコバナを注文し渡す。美味そうにパクパク食べる。

「剣は、いらないの?」

「俺は、いい」

周りを見て食べかけのクレープを差出し。

「あ、あ~ん」

「ブッ!お前急に何を!」

驚いて半歩下がる。

「早く食べなよぉ。あ~ん」

「うぅ~。あ~ん」

恥ずかしいから素早く食べた。剣が食べた後、残りをしばし観察した明音は、小さい口でパクっと食べる。顔が熱くなる剣。その一口堪能するかのようにゆっくり噛んで飲み込んだ。

「……甘くて美味しい」

そのやり取りを一部始終見ていたクレープ屋のオジさんは、ニヤニヤして。

「お二人さん熱いね~彼女さんを大事にしろよ」

「ちょ!何言ってるんですか!てか、この子彼女じゃないですから」

「あら、そうなの?てっきり付き合ってるのかと思ったじゃん」

「違います!違います!ほら行くぞ」

明音の手を繋いでその場から立ち去りたった。商店街の近くまで来たところで手を離した。

「悪い。急に手繋いだりして」

「ううん。別にいいよ」

「それにしてもさっきのオジさん、何言い出すんだし」

「ねぇ!剣!……私ね!」

そこに。

「あら、お二人さん。奇遇ですね」

愛が二人の前に現れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。