第二十二話「挟まれる」
アパートに到着し愛の家に明音を運んでソファーに座らせた。
「じゃ、七塚さん明音をよろしく」
「任せてください」
愛に明音を任せて出る。鍵を取り出して自分の家に到着。
制服から私服い着替える。気が付くと岡田を殴った右の拳が赤くなって少し腫れていたが痛みは、そんなになかった。
「麗子さん……まだ、やってるのかな」
椅子に座って呟く。電話しようかと携帯を取り出したが、かけるのを止めてテーブルに置いた。
「まぁいいか。アイツが全面的に悪いんだから」
岡田の事を思い出してしばらくすると苛立つ。
二時間後の事だった。
ピンポーン。
インターホンがなった。誰だろうと玄関のドアを開けると。
「剣君」
「あれ。七塚さん。どうしたの何かあった?」
剣に訪ねて来たのは、愛だった。
「剣君。まだだったら野々村さんと三人でご飯食べませんか?」
「三人で?」
「はい。私とより剣君も一緒にいれば野々村さんも食欲出ると思いまして」
「う~ん。そうだね……」
麗子がまだ戻って来ていないので夕食は、まだだったし明音のことも気になっていた。
「分かった。一緒に食べよう。七塚さんの部屋だよね?」
「はい。料理は、もう出来ているので」
「じゃ行こう」
剣は、鍵を取って外に出てて鍵を閉めた。愛の家に移動中。
「明音の様子はどう?」
「来た時よりかは、大分落ち着きました」
「そう。よかった」
愛の家のドアを開けて入る。
「あ、剣」
明音がソファーに座っていて剣に気が付いた。剣は、明音の隣に座った。キッチンに向かう愛。
「大丈夫か?」
「……うん。さっきよりましになった」
「そうか」
「剣は、何しに来たの?」
「七塚さんが三人でご飯食べない?って誘われてきた」
愛が料理を運んできた。
「はい。どうぞ」
「わぁー美味しそう」
料理は、ハンバーグだった。そう上にデミグラスソースがかかっている。
「いただきます」
剣は、ハンバーグをフォークで切ると中からチーズがとろーんっと出てきた。食べやすいように一口サイズに切り分けて、口の中に入れると。
「ヤバい美味すぎる」
「ありがとうございます。嬉しいですわ」
褒めて言ったのでわなく本当に美味しかった。
「……剣」
「うん?どうした」
「食べさてほしいんだけど」
「何言って……」
明音のフォークを掴む手が震えていた。
「分かったよ。ちょっと待ってろ」
剣は、自分が切り分けたハンバーグをフォークに指して、何度かフゥーフゥーした後明音に向けて。
「明音。あーん」
「……あ、あーん」
恥ずかしそうに明音は、食べた。それを見ていた愛が。
「剣君。剣君。私にもして下さい」
頬を膨らませて空いていた剣の右側に座る。
「えぇ~」
剣は、明音にしたのと同じように愛に食べさせてあげた。明音は、下を向いて頬を赤く染めていた。




