第十二話「メイドさん登場Ⅱ」
メイド服に身に包んだ女性。身長は、160センチ後半ぐらい髪の長さは、肩に着く位で手足細め。
「ずいぶん早かったな。夜ぐらいに来るかと思ってた」
「早めに到着してたかったので」
彼女の名前は、麗子。剣が中学1年の時に家にやって来たメイド。しかし、2年の秋に父が亡くなり母が海外で仕事することになって、母と共に海外へその関係で住んでいた家を引き払い、今住んでいるアパートに一人で暮らすことになった。
「とにかく話は、後だ。俺の家は、分かるか?」
「はい」
「じゃ、先に行っててくれ俺は、まだ授業あるから」
剣は、アパートの鍵を麗子に渡して顔だけ後ろに向ける。
「男子たちがここに来る前に早く」
麗子の方に顔を向けるとすでにいなくなっていた。
「は、早ぇ……」
教室に戻ると不機嫌そうな者が一人。
「そんなにメイドさんが好きだったとは」
明音は、ほっぺを膨らませている。少し考えて。
「……そんなのいなかった」座る。
「え?だって」
「行った俺がそう言ってんだぞ」
剣は、麗子の事は話さないままにした。
「剣一緒に帰ろう」
鞄を持って誘ってきたが。
「すまん。今日この後いろいろあるから先に帰る。じゃな」
「あ、ちょっと」
断って急いで下校する。帰り道にコンビニより新商品のアイスを購入し、少し休憩。
「うまっ!ハマるこれ!あ、そうだ」
食べ終わってからもう一度中に入り同じものを2つ購入。ここからは、歩いてアパートへ。
階段を上り扉の前で1回深呼吸する。ドアノブを捻り引く。
「ただいま……うぉ」
開けてみると部屋の中は、掃除されて綺麗になっていた。
「すごっ」
「おかえりさないませ剣様」
いつの間にか背後に麗子がいた。




