私もトリガー
原作と少々違うところもありますが、別の世界線(?)としてお楽しみください!
君は変だ。
昔から変だったけど。
最近はもっと変だ。
急に悲しそうな顔をする。
何でもないことで泣きそうになる。
私が少し怪我をしただけで、顔色を変える。
まるで。
私がいなくなることを知っているみたいに。
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でも。
私は知っている。
君は繰り返している。
何度も。
何度も。
同じ夏を。
同じ朝を。
同じ私との時間を。
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どうして分かるのかって?
分からない。
ただ。
ずっと見てきた気がする。
君が泣くところも。
君が諦めるところも。
君が、それでも私を探すところも。
全部。
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私が死んだあの夏。
君は泣いていた。
何度も私の名前を呼んでいた。
「もう一度だけ会わせてくれ」
そう願っていた。
私は聞いていた。
聞こえるはずのない声なのに。
なぜか届いていた。
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そして。
私も願った。
「もう一度、君に会いたい」
「もう一度、一緒に笑いたい」
「ずっと一緒にいたい」
ただそれだけ。
わがままな願い。
だから。
私も原因なんだ。
君だけじゃない。
君が作った世界じゃない。
私も、この歯車を回している。
私がトリガー。
……違う。
私もトリガー。
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ごめんね。
■■■君。
君は何度も私を助けようとしてくれた。
何度も。
何度も。
私のために。
でも。
そのたびに君が壊れていくのを見るのは辛かった。
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ねぇ。
君は覚えていないかもしれない。
でも。
私は覚えている。
全部。
君が初めて笑った日も。
君が怒った日も。
君が泣いた日も。
全部。
だから。
少しだけ許して。
勝手に願ったこと。
君をこの世界に縛ってしまったこと。
でも。
やっぱり。
まだ会いたいんだ。
ずぅーっと一緒だよ。
「またね」
お楽しみいただけたでしょうか?
正直、改稿版作るの大変でした…
なので次の話も、どうぞお楽しみください!




