第80話 無双
翌日、エネルギーが溜まっているか確認してみたのだが…。
「全快にはなってないっぽい?」
エネルギーのたまり方に剣と鏡で違っていた。
剣の方は未だに1個の半分位。
恐らくだが、こっちは1日で1発分溜まるようだ。
鏡の方は昨日半分まで使っていたのが全快位には溜まっていたので恐らくこちらは1日で満タンという感じだろうか。
「まぁあの攻撃力を考えると納得ね」
確かにあのビームを考えると仕方ないのかもしれない。
「冷静に考えれば1日1匹狩れると考えると全然ありですね」
あれだけの巨大な魔石を1日1匹狩れるのはかなり大きい。
「問題はこれの保管場所ですね…」
今までは最悪ここが襲われても基本的には既存品ばかりなので問題はなかったが…。
こればっかりは下手に保管が出来ない。
「出品で保管しようにも一応商品扱いで登録されちゃうからなぁ…」
最大桁数にしておけば買われる心配はないとは思うがサイトの都合上、入力出来るのは10億が最大値である。
「性能を考えたら10億でも安い位だものね」
「そうなんですよ…困った」
確率が0ではない以上リスクは冒せない。
何かいいものはないかと通販サイトを確認していると…。
「地下シェルター…」
なるほどこれは売ってるのかと思い金庫代わりに購入することにした。
昨日のうちに購入しておけばと後悔することになった。
「明日、商品設置してから行きたいので今日も一緒に泊まってもらってもいいですか?」
とエルナに確認を取る。
「いいわよ、始業までには間に合うでしょうし」
ちなみにメイは未だに工作中である。
同じ規格で銃弾を量産するそうだ。
「メイは、多分出社するからちょっと無理かもしれないわね」
始業が8時なので準備の時間等を考えるとギリギリになってしまいそうである。
「申し訳ないんですけど、地下シェルターを設置してそこにこれを保管していこうと思うのでお願いします」
「りょーかい」
という訳で本日もお泊りすることになってしまった。
「それで今日はどうする?」
「とりあえず、午後に1発分のエネルギーが溜まる思うのでアヤネと一緒に1匹狩りにいって後はのんびりしますか…最近働き詰めですし」
「そう?それならお言葉に甘えようかしらね」
それまでの間に午後にのんびりするためと夜の為の仕込みをしておく。
今日も泊まるのであれば準備が必要だった。
それにこっちにある食材もある程度消費しておきたかった。
そして午後にアヤネがやってきた。
「これ試したい!」
と神器の性能にワクワクしていたので海に移動した。
「さっそく狩ってくる!」
といって鏡に乗っていってしまった。
「なんかコンビニに買い物行く位のノリでいったけど大丈夫かな?」
「アヤネなら接近戦で剣も使えるから余裕だと思いますよ」
とエルナが言っていたが…。
まさしくその通りで、エルナのように遠距離からビームで倒すのではなく切れ味を確かめるべく現れた竜に接近していた。
「ええ…あれ大丈夫かよ」
「しっかりあれを乗りこなしてますね…」
鏡をホバーグライダーのように操り敵の攻撃を躱していた。
「複数出てきてるけど…」
「あっ1匹首を飛ばしました」
という訳でこちら側で勾玉を使って回収する。
「そういえばあれってどうやって上昇を?」
「下に思い切り踏み込めば反発して上昇しますよ」
との事だった。
見てる分には楽しそうなので後で乗せてもらうか…もちろん陸地でだ。
それから数分間格闘していたのだがかなりモンスターが集まってきてしまい鏡による防御をし始めた所でビームを放ち戻ってきた。
「ふぅめっちゃ歯ごたえあった!楽しかった」
と久々に暴れられた戦闘民族みたいな事を言っていた。
「それはいいけど狩りすぎだろ…解体作業しなきゃいけないんだぞ」
ビームで倒した奴をエルナが回収中だが全部で10体以上いたのである。
「仕方無くない?集まってきちゃったんだし」
とのこと。
「あんな海のど真ん中で戦ってたらくるだろうが…」
まさに魚の群れに飛び込む餌なのだが…残念ながらその餌…バケモンなの…。
と少し同情してしまった。
エルナの回収が終わり合計で12体。
狩りすぎである。
「各種類ごとに歯と鱗1個ずつ取ったら後はドンドン投げ入れろ」
という指示のもとエルナとアヤネが解体作業をしていく。
魔石の位置は昨日把握していたのでさくさくと終わる。
「鱗と歯はどうするの?」
「向こうで検査しようと思いまして何かに使えるかもしれないんで」
「なるほどね」
昨日のもそうだが鱗と歯はすでに出品済みである。
帰る前に価格設定しなおして後は向こうで購入する予定だ。
「通販サイト」内のお金がかなり乏しくなっているのでいくらか入れておかねば…。
今日は勾玉を使わずに解体後の死体はアヤネがぽいぽい投げ入れてくれたので大分早く終わった。
まぁそれでも数が数だったので大分時間がかかりもう夕方である…。
「倒すより解体のが時間かかったんだけど…」
と愚痴るアヤネ。
「調子にのって倒すからだろ、こっちはのんびりするつもりだったのに」
「まぁそれはそれとして面白いのが手に入ったし」
と言ってエルナがニコニコしながらなにかを持っていた。
「なんです?それ?」
「昨日は首飛ばしたせいで手に入らなかった素材よ」
といって見せられた所に何か見覚えがあった。
「ああ、あの首元についてた袋みたいな?」
「そう、何なのか気になってたんだけど昨日は全部首ごと飛ばしちゃったから」
まぁ確実に息の根を止めるには首というか脳を飛ばそうという事でそうなった訳だが。
「まぁ帰ったら調べてみようと思って」
とのことだった。
まぁエルナが楽しそうにしているならまぁいいかということでそれ以外の素材はすべて出品登録してから帰宅した。
◯あとがき
「男女2人が同じ部屋で過ごし何も起きないはずもなく…やめて!それ以上は掲載できなくなっちゃう!掲載出来るようにするにはハヤトの意思の強さにかかってるんだから!次回、事後!デュ◯ルスタンバイ!」
さて世代がバレてしまう。
という訳でお楽しみに!




