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せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?  作者: 色蓮
2章

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第77話 効果

 その後も機嫌が悪いアヤネを尻目にトレーニングという名の肉体改造を続けていった結果。

5日間しかも1日2時間ほどのトレーニングだったというのに劇的な効果をあげた。



まぁそもそも無駄に力が入ったフォームを改造したおかげで縮んでいたタイムでもあったが筋肉量が増したことでより一層タイムが早くなった。

「ねぇ…ほんとにフォーム変えただけでこんなに早くなる?」

「実際なったんですから良いじゃないですか」

とイマイチ納得いっていないサヤ先輩であったが…。



残りの2人の先輩はそもそも未熟だったこともあり、この5日間で恐ろしいほどタイムが縮まっていた。

「こんなに早くなるなんて嘘みたい!」

「身体が凄い軽い!」

と大喜びである。



「結構自分では自信があったフォームだったんだけど…まだまだだったのね…」

と少し残念そうなサヤ先輩だったが…。

「正直、ほとんど変えなかったじゃないですか。無駄に力が入ってたつま先の体重移動を緩和しただけでしたし」

さすがに走り込んでいただけあってかなり出来上がっていたサヤ先輩のフォームはあまり変更していない。



筋肉量が増えた事と無駄につま先に体重をかけていたフォームを少し弄っただけだ。

「こんなのを靴に入れただけで改善するとは思わなかったけどね」

「色々学んでるので…こっちも実地で試せてよかったです」



2人が走っているのをチェックしている時に俺の背後からサヤ先輩が近づいてきた。

「所で報酬は何がいいの?」

と耳元で囁かれる。



驚いて距離を取る。

「びっくりしたじゃないですか…報酬なんていりませんよ」

「そうはいかないじゃない?こっちは誓約書も交わしてる訳だし」

と上目遣いで見つめられる。



「こっちとしては自分の知識を試せただけで満足ですよ」

本心としてはこの飴の効果が知りたかったので万々歳である。

そんなやりとりをしているとアヤネが走ってきた。



「近すぎです!」

「いいじゃない別に」

と張り合う2人。



「ほらアヤネはあっちで3000m走るんだろ。早く走ってこい」

不満そうな顔を浮かべているが、あちらはあちらで一定のペースでしかも勝てるペースで走る必要があるので調整中である。



「さっき1500m走ったとこで何であんな元気なのあの子」

「まぁ体力は無尽蔵にあるので…」

と誤魔化しておいた。



そんなこんなで金曜日の部活も終わりアヤネとの帰宅中。

「可愛い女の子達に囲まれて楽しそうですね~」

「俺からすれば子供みたいなもんだぞ」

正直、精神年齢のせいかイマイチ同年代は恋愛対象として見れずにいる。

このままだとぼっち学生生活確定になるのでどうにか意識改革をと思っているのだが…。



周りの女性の癖が強すぎてなんだかなぁという状況である。

「なんだかんだいって楽しそうじゃん」

「まぁ男に囲まれるよりはな」

「ロリコン…」

「ロリコンちゃうわい」



「まぁなんだかんだ私の事も構ってくれてるから許して上げるけど…もし放置したら…」

「そっちもちゃんと見てるだろ、ほら今日の計測データ」

一定のペースで走れるかどうか動画で撮影している。

そしてそれをタブレットに送って見れるようにしているのだ。



「1500超えた辺りからなぜかペースアップして2500m超えて調整するのにペース落とすから超不自然だから気をつけろ」

「その気に慣れば1分かからないのに…」

「やめてさしあげろ…変な研究機関に連れて行かれるぞ」

有名になるのは構わないがあくまでも人のレベルじゃなければいけない。



「土日は部活だけどあっちにはいくのか?」

「土曜は1日だしママのお迎えもあるからいけても日曜の午後からかも」

さすがに入学早々休んでいた事と予選期間中なので真面目に出ている。



昔は土日をフルでやっていた気がするが、今は練習量をセーブして回復させる時間を確保している。

まぁ強豪校はしらないが…。



「先輩達用に多めに飴作っとくから持っていってな」

「はいはい」

「食べるのは1時間おきにだからな、過剰摂取はダメだぞ」

「わかってるよ~」

と話していると自宅へと到着した。



「さて、勉強するぞ」

「ええ…」

「そんな顔してもダメだっての、ほら母さんが帰ってくるまでだから」

という訳で俺は夕食までのつなぎの飯を作りながらアヤネの勉強を見る。



「そこ違う」

「ええ?うそ~」

というやりとりをしつつ蒸しパンを差し出す。



「ほらこれ食って」

「わーい、これ好きー」

と言って口に運ぶ。



「それ食ったら再開な」

「ならゆっくりたべようかな…」

「そんなことしてたら終わらんだろ」

とツッコミを入れつつ母が帰ってくるまで勉強を続けた。

まぁ勉強といっても宿題を片付けただけなのだが…。



「ただいまー」

「おかえりー」

「お疲れ様」

と母をお出迎えしてそのまま自宅に転移した。



「大分慣れたかも、この生活」

なんだかんだでこの生活も数週間を過ぎ皆慣れてきていた。

「おばあちゃんは最近、家に1人で寂しくない?」

「お料理教室通い出したから忙しい位よ」



なんだかんだ、メイはほぼ毎日出社しているようだった。

「色々作るの楽しくて」

との事だった。

エルナの方は月水金だけ出社しているそうだ。

火曜日と木曜日は自宅でリモートで作業しながら魔法の実験をしてるそうだ。

飛行魔法を再現する為に重力の研究をしているらしい。



それぞれ色々とやることがあり忙しくしている。

「明日は例の物を試すのでお二人ともよろしくお願いします」

「任せて」

「こっちも作れるように準備はしてきたから!」

こっちで銃弾は作れないのであっちで作れるように色々と準備してくれていた。

道具や材料は注文済みなので明日には届くはずである。



三種の神器がどんな性能を持っているのか楽しみ半分不安半分という感じであった。


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