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せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?  作者: 色蓮
2章

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第66話 人工衛星

 会社に到着して受付をして中に入る。

セキュリティがしっかりしているようで携帯端末等はここで預ける事になるようだ。



ちなみに2人もすでにスマホを所持している。

最初は、遠くの人と連絡が取れる事に感動していたのだが⋯。

エルナは最低限使えると言った感じだっただがメイに関しては俺よりも詳しいかもしれないレベルまで使いこなしている。



少し中毒が入ってるせいか少し名残惜しそうにしていたが、こういう所は仕方ないと諦めてもらうことに。



受付を過ぎて中に入る、そしてそのままエレベーターに乗り社長室のあるフロアへ。

「君たちの為に専用で作った部屋があるからそこで色々と教えてもらってくれ」

と言われ案内される。



このフロアは基本的に親類、関係者しか入れないそうで外部の人間と接触することはほとんどないそうだ。

「私も基本的に現場ばっかりでてるから社長室にいないからね、娘の事が解決したから妻が秘書に復帰してくれたおかげで大体は妻がやってくれてるような状態さ」



そして明らかに他の部屋と比べて豪華な扉を開けて中に入る。

中には女性が2人立っており深く頭を下げられる。

「こちらが妻と娘だ⋯」

と紹介される。



そして3人で並んで立つと⋯。

「娘が元気になったのはあなたのおかげだ⋯本当にありがとう⋯」

と3人が深く頭を下げた。

「本当に⋯ありがとうございました」

と大粒の涙を流す妙齢の女性。



「本当にありがとう!」

そういって近づいてきた女性から手を握られる。

「もう頭にずっとモヤがかかってどんどん無くなっていく記憶に怯え日常生活もまともに送れないような状態から救ってくれて本当にありがとう⋯」

と感謝を伝えられた。



「治ってよかったです、こちらとしてもアルツハイマーに効くのかわかりませんでしたから⋯記憶も戻ったんですか?」

「ええ、忘れていたはずの記憶もすっかり戻りました。結局忘れたといっても完全に消えてはなかったみたいです」

医療分野については詳しくないのだが、従来のアルツハイマーは記憶が消えて戻る事はないとされていたのだが、記憶が戻ったという事はやはり完全に消えてはいなかったということの証明でもある。



「ああ、こんなおばちゃんに手を握られるなんて嫌よね、ごめんなさい」

といって握っていた手を離す。

残念ながらこの女性をおばちゃんと呼ぶのは難しい。

なんせ見た目は大学生でも通じる位に若いからだ。



「全然そんなことありませんよ、それにお礼を言うならこちらの女性にお願いします。彼女の制作物ですので」

とメイを紹介する。



先ほどと同じように手を握りお礼を伝える女性。

「御役に立てたみたいでよかったです」

こちらは緊張で声が少し上擦っていた。



「2人への仕事は、私が教えるから一緒に来てもらっても良い?」

といって2人は別室へ。

荷物だけ置いていってもらった。



「申し訳ないね、若返った事で少し落ち着きが無くなっていて」

「いえ、元気な事は良いことですよ。うちの母も祖母も同じ薬を飲みましたが活力がみなぎって仕方ないと言っていたので」

2人とも活力がありすぎて祖母に至っては、近くのお料理教室に通いだしている。



「仕事一筋で子供は期待出来ないと思っていたのだがあの調子ならまた期待も出来るかもね」

と女性が呟く。

「中身はかなり歳をいってるんだぞ⋯さすがに無理だろう」

と社長は苦笑いだ。



「そんなこといって娘を嫁に出したくないだけでしょ?」

と図星を突かれたのかそっぽを向いてごまかす社長。

「まぁこんな話は置いておきましょう。それであなたは彼とお話があるのでしょう?」

「ああ、ちょっと実験室に籠るぞ」

「わかりました」



「それではこちらにいいか」

と言って社長室の中にある内装に完全にあっていない扉をあけて中に案内される。

そこには、測定機を含め色々な検査機器などが並んでいた。

本当に実験室のようだ。



「出来た製品は最終的に自分の目で見ないと信じられない質でね、ここで検査なんかをするのさ」

と言っていた。

「すごいですね⋯では早速ですが相談がありまして⋯」

人工衛星を中に運び込み見てもらう事に。



人工衛星といっても小型なタイプで炊飯器位の大きさだ。

外部パーツをつけるとデカくなるが本体はこんなもんである。



「これは一体どうなってるんだ?」

技術者から見るとどうやらとんでもないことになっているらしい。

「継ぎ目がほとんどない⋯こんなクオリティで組み立てが出来るものなのか?」

やはり技術者の目で見ても異常なようだ。



「分解しないとなるとあまり無茶な事はできないが⋯」

という事でそのままの状態で性能評価をしてもらう。



結果⋯。

「正直、企業で開発してる人工衛星と性能面ではほとんど遜色がない」

と言われるほどの性能を誇っていた。



「このクオリティで作成するとなると億は超えるレベルになるが⋯」

残念ながら100万ほどです⋯はい。

「これなら宇宙にあげても大丈夫ですかね」

「ああ、問題なく機能するはずだが⋯聞きたいのはそこではなくどうやってあげるか?だろう」



性能面については念のため調べてもらっただけで一番の問題は宇宙への上げ方だ。

こちらの世界で打ち上げるのであれば民間のロケットに相乗りさせてもらったりと色々と方法はあるのだが⋯。



残念ながらあちらにはそのようなものはない。

材料を揃えてロケットを向こうで打ち上げる必要がある。



「このサイズの人工衛星を打ち上げるのにあたって必要なロケットの大きさ、エンジンの出力などがお伺いしたくて」

最初はアヤネに思いっきり投げてもらえばいいかとも思っていたのだが⋯。



アヤネでは加減が出来ないのだ。

思い切り投げれば宇宙へは到達するかもしれない⋯しかし問題はその後である。

打ち上げて終わりという訳にはいかないのだ。



高度調査などもしなければいけないしそもそものこの分野の知識が不足している。

その辺を踏まえて色々と教えを乞いにきたという訳である。

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― 新着の感想 ―
第1宇宙速度や第2宇宙速度はこっちと同じかな? ぶん投げるとはすごい脳筋ww
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