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せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?  作者: 色蓮
1章

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第23話 家

 受け取りボタンを押したのだがどういう風にでてくるのかと思ったが、なんと置き場所を指定することが出来た。

なんと優しい設計。



という訳で場所を指定してドーン!!

と落ちてくる訳ではなかったがそこにコンテナハウスが出現した。



「えっ…えっ…えええ…」

ついに驚きのあまり1字しか喋れないように…いや翻訳魔法が仕事してないのかもしれない。

喋った言葉を翻訳ではなく頭の中の言葉を、文字にしているそうなので思考停止している可能性もある。



「色々用意するよりもこれのが早いので」

お値段諸々400万という押すのを少し躊躇ったが、家を買うのだから仕方ないと奮発した。


残高がかなり減ってしまったので増やしたい所である。



屋根にはソーラーパネルが設置され大型の蓄電器が備え付けられており、1LDK仕様。

冷暖房も完備しており、さらにトイレやお風呂、そしてシャワーも完備、もちろん給湯器付き。

貯水タンクも大型の物に変更したので水を溜めておけば1週間はもつ。

下水用のタンクもあり下水問題も解決。

さらには洗濯機と冷蔵庫も設置可能(別売り)。



恐らくソーラーパネルだけでは電気が足りないので外部電源としてソーラー発電機なども使用する事にはなるがこれで諸々の問題は解決である。

ちなみにトイレはオプションで変更可能だったので、ウォシュレット付きにしてある。



仮説トイレも買ってあったのだが、未受け取り状態で放置出来たのでこれは好都合と思い、とりあえず放置。

大型かつ設置が必要な物は個別で受け取る事になるようだ。

だったら冷蔵庫なんかも…とも思ったが、いやあれは置けば設置完了だしそんなもんか。



ちなみに家の重さで地面が沈むかと思ったが、まさかの基礎までしっかり設置してくれていた。

至れり尽くせりである。



「とりあえず、中を案内しますよ」

「えっ…」

扉を開けて中の案内をする。



「入って左がキッチン兼リビングで右手前が寝室です。奥が洗面所とトイレ、後はお風呂です」

入ってすぐに壁のスイッチを押して電気をつける。

「えっ」



そのまま家の中が明るくなり…

「えええ…」

奥に進みリビングとキッチンを確認する。

キッチンは、ガスがないのですべてオール電化である。

冷蔵庫なんかは後で運ぶ必要があるが棚なども含め、生活するのに必要な物は備わっている。



「それでこっちが洗面所とトイレとお風呂です」

と右の扉を開けると洗面所と洗濯機を置く場所が空いているが、その奥にトイレとその隣がお風呂である。



下水なんかの排水の都合上近くに固めてあるようだ。

「これがあっちの世界でのトイレです」

と説明する。

「ええ…」



一度説明しようと思いズボンを履いたまま説明を行う。

恥ずかしい気持ちもあったが、誤った使用方法をしても困るのでしっかり説明する。

「このボタンを押すとここから水が出てこの部分を洗ってくれます」

「え」

「それで最後は、これをこうやると水が流れます」

と実演をした。



「もしよければ一度使ってみます?」

何事も使ってみないとわからないという事で、失礼かもしれないが使用を勧める。

「えぇ…」

困惑した表情のまま俺に促されるままトイレに入るエルナ。



俺は真摯なので洗面所の扉の前で待機する。

「えええええええええええええええ」

と大きな声が家に響く、トイレの音はしなかったというのに…。

そして慌てて扉から飛び出してきたエルナは、下を履いていなかった。



俺の姿を見て冷静になったのか顔を赤くしながらトイレに戻り水を流していた。

「ごめんなさい、取り乱したわ」

「ようやく言葉を喋れるようになってよかった」



ショック療法という奴だろうか、まだまだ説明することがあるのでこれで止まっている訳にはいかない。

お風呂とシャワーの説明を行う。

「家の中にお風呂なんて大丈夫なの!?」

「大丈夫ですよ。湿気を除去する換気扇もついてますから」



そして寝室に案内する。

一応ツインでベッドを配置してある。

本来別室のコンテナハウスを購入しようとも考えたのだが…何かあった時に俺だけでは対処出来ないので不本意ではあったがベッドを並べて配置してある。



「ここが寝室です」

「これは何?」

ベッド指さして尋ねてくる。

「寝台です、乗ってみてもいいですよエルナさんのなので」

「私の…?」



何やら受け入れられないと言った感じだがそのままベッドに腰掛ける。

「待ってちょうだい。これは何で出来てるの!?」

「ええとバネが中に入っているんですよ」

「それでこんなに柔らかいの」

「後は、そこの衣装ダンスに服とかは入れれるのでそこに入れてもらえばいいですよ」



一通りの案内を終えて、リビングきてテーブルに座る。

「だいたいこんな感じですけど、何かわからない事とかあります?」

「わからないことだらけなのだけど、受け入れなきゃいけないのはわかったわ」

「それは良かった」



これで活動拠点問題は完全に解決したので後は、四英雄を潰す為の仕込みを開始する番である。

そして先程気付いていなかったのだが、俺が出品した品が購入されていた。

その事に気付いたのは翌日になってからであった。



転生神サマside



あんな大変な物を作らされるなんて!

色々とオプションで弄ったせいで、取り付け品も通常と違うし、電気の配線や大型タンクの取り付け等など、とんでもない手間がかかった。



「転生スキルとして既存の通販サイトのフォーマットをそのまま利用したのが仇となったわね…」

通常作業員が来て取り付けと設置などしていくオプションサービスなのだが、作業員を送る訳にはいかないので、すべて私が手作業する羽目になってしまった。



「私が製作したせいで変な加護までついてしまったしまぁお供えものとしてこれは、頂きましょう」

神の制作物として扱われたあの家は、不壊の加護がついてしまった。

まぁ、あっても困るものではないし大丈夫でしょう。



「外界の食べ物を合法的に口に出来るのは嬉しいわね」

基本的に神様が外界の品を食べにはお供えをしてもらう必要がある。

しかし、信仰が薄れた昨今そんな機会はほとんどない。



何より転生神サマはあまりメジャーな神様ではないのでそういった機会はほぼ0と言って良い。

たまに転生した人が感謝を込めてお供えしてくれたりすることもあるが、やはり機会はほとんどない。



しかし、彼が通販スキルで頼んだ物は一度かの世界で魔力で生成され私の元を経由してから彼の元へと届けられる。

彼が頼んだ大量の食料品の一部を貰って食べているという訳である。



「これだけは役得よね」

とアイスを頬張りながら彼の様子を観察する。


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