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せっかく転生したのに日本でスキルが通販スキルなのはさすがにひどくないですか?  作者: 色蓮
序章

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第2話 転生特典

 3歳になる前日の夜に夢の中で目を覚ました。

「なんだこれ…」

30年以上生きてきた中でも不思議な状況だった。


「やぁやぁどうどう?記憶が戻った感想は?」

そこには白い綺麗な服に身を包み神々しい女性だというのに…喋り方がまるで同級生にでも話しかけるような軽さであった。

指をこちらに指しながら豪華な椅子に座っていた。


「ええっと…」

「あれ?まだ戸惑ってる感じ?死んだ時の記憶は?マジであんたの死に方面白くてさー」

「おいおい、やめろやめろ。覚えてる覚えてるから!」

「あれ、そうなの?記憶が戻ったばっかりだし混乱もあると思ったんだけど」

俺の恥ずかしい記憶を思い出させようとするので話を止めたのだが、なにやら話が食い違っている。



「戻ったばっかり?すでに3年経ってるが?」

「あれぇ?うっそーん?ちょいまち」

と何やら手元を操作していた。

ほんの数分操作したかと思うと…

「あちゃーそっか産まれる時に死にかけたっぽいね。それで戻っちゃったかぁ~そりゃー迷惑かけたね、めんごめんご」

知られざる真実を打ち明けられたがノリが終始軽い。



「それであなたは一体…」

「ああ、あーしはね。この地球担当の輪廻転生を管理してる神サマってやつ、まぁ本体は別にいるから分体ってやつなんだけどさ」

どうやら目の前にいるのは神様だったようだ。

慌てて頭を下げる。

「ああ、いいのいいの頭下げなくて、こっちこそごめんねぇ不便かけちゃって」

「いえ、有意義な時間を過ごせたと思ってます」

「そうみたいだね~まぁでもこっちの不備だからさ、マジでごめんねっ!」

神様だというなら神様らしい態度で接して欲しいのだが終始軽いノリになんともいえない顔になる。



「まぁまぁそんな顔しないで、まずは転生したいきさつなんだけどさ」

と前置きと共に俺が転生した理由が伝えられた。


・若い魂であること

年老いてからの転生は魂が劣化している為、無理らしい。


・一定以上の知性

一定以上の知性なき生物は転生させても、前世の記憶が邪魔になるので転生出来ない。

地球においては人間以外は転生時に記憶の持ち越しは出来ない。


・一定以上の徳

基本的に悪い人間は、転生出来ない。

徳が低い人間は、世界に悪影響を及ぼす事が多く転生出来ない


・神様に認められる功績

神様に転生させても良いと思わせる事。

これが一番難易度が高い、世界を救ったり何かを発明したりと偉業を成し遂げたりした人間が選ばれる場合がほとんどだそうだ。


「話を聞いた限り条件を満たしてるとは思えないんですが…」

「君はね…くっぷぷぷ…偉業っていうか…」

何やら笑いを堪えているように口を抑えながら喋っている。


「君の死に方は非常に芸術点が高くてね…あまりに不憫に思って転生させてあげたって訳…思い出しただけでも…くっ」

「なんだか喧嘩を売られてる気がするんだが…」

「いやいや若い身空であんな…死に方www」

なぜだろうか…笑っているだけなのに言葉にネットスラングの草が生えているように聞こえる。



「よーし、神様だっていうから敬ってたけど喧嘩なら買うぞ~?」

「まぁまぁ、おかげで転生出来たんだから良いじゃない~またチャンスがあるってwww」

「くっ…」

屈辱ではあるのだが言ってることも正しいので抑えるしかなかった。


「しかも、早めに記憶が戻ったせいで女性のおっぱいは触れたんでしょ?よかったんじゃない?」

この言葉を聞いた瞬間に抑えていた怒りがこみ上げる。

「こっちは30歳で童貞だったっていうのに、授乳プレイに加えておむつを変えられるっていうコアなプレイをさせられたんだぞ!どんだけ辛かったかあんたにわかるのかよ!」

一部の人にはご褒美かもしれないが真っ当な性癖を持っている俺には受け入れがたかった。


「それについてはマジでごめんて、お詫びにこれ引かせてあげるから」

そういって眼の前にガチャポンの機械が出現した。


「むぅ…なんすかそれ?」

敬う気力も薄れたので向こうと同じノリで対応する。

「本来は、転生するだけで特典は無しだったんだけど~。記憶が戻っちゃったのはこっちの不備だからお詫びに特典をあげる」

そう言われ恐る恐るガチャポンの機械に手を伸ばす。

「もらえるもんなら貰っときますけどどんな特典があるんすか?」


「えーっと色々あるよー、『絶剣』ってうなんでも切るスキルとか『治癒』っていうなんでも治せるスキルとか色々~まぁ完全ランダムだから何が出るかは保証出来ないけどねっ!」

貰えるというなら貰っておこうと思いガチャポンを意を決して回す。

ガチャという音と共に金色のカプセルが出てきた。


「おっその色はかなりレアなのが出たね!おめでとっ!」

どうやら当たりだったようだ。

心を弾ませながらカプセルを開けた。

カプセルを開けて目の前に現れたのは文字は、『通販スキル』という文字。



「ぶっ!!?うっそでしょwww引きまで芸術点高いとかwwwハハハハハハ」

と転生神サマに大笑いされてしまう。

「これ引き直しとかって…」

一縷の望みをかけて聞いてみる。

「ムリムリ~ガチャは一回きりだから残念でした~でもこんなに笑ったの久しぶりだし芸術点高い引きを見せてもらったから、ちょっとおまけあげるねッ!」

と指の先から光が飛び出し俺の身体へと入った。

「ちょっ!説明!」


「ごめんね、面白すぎて時間オーバーしちゃったから、あーしはこれで!良き転生ライフを!」

といった所で暗転して現実で目を覚ました。



3年越しに転生理由と特典を貰えた訳だが…

「納得いかねぇ…」

とぼそっと呟く。

使い方すら教えて貰えなかったのでどうやって使うか分からなかったのだが…神様にまで笑われて精神的ダメージを受けたので寝る事にした。



その後、少ししてから妹が急に起き上がる音がして目が覚めた。しかし特に騒ぐ様子はなかったので少し様子を見ていた。

粗相したり怖い夢を見た際は、泣きながら俺の布団に潜り込んでくるのだがそのまますぐに眠ったようなので俺も眠りについた。

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