1-1 絶対に最初からおかしかったはずである
遅れてすみません。今回から一章です。
~拓人視点~
目覚めは、何者かに頭をなでられる感触から始まった。
そして、なんかとってもやわらかいものの上に乗っていて、そのうえかなりいい匂いが...
...というか、膝枕をされていた。
現状を確認した途端、思わず飛び起きる 俺。
その反応を見てユリに声をかけられた。
「あら、起きたんだね拓人。体調はどう?」
すっげー幸せです。
「ああ、大丈夫。なんか体が少し軽くなったくらいだよ。」
「よかった。それじゃあ、今からべポリストでの人生?神生?の始まりだよ♪」
いつになく機嫌のいいユリ。
「そういえば、ここはどこなんだ?」
「?べポリストだよ。」
「いや...そうじゃなくて...ベポリストの中のどこなんだ?」
「ベポリストの中の大気のなか?かな。」
...埒あかねえ~
「まあいい。とにかく、なんかしなきゃいけないことってあるのか?」
「うん。とりあえず、自分の能力を知るためにステータスの確認をしよっか。」
「どうするんだ?」
「ステータスって念じてみれば開くはずだよ。」
ステータス。
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名前:タクト アカモト 種族:現人神 Lv.1
性別:男 年齢:17歳
天職:区分なし・星のクラフター
HP:1000 MP:2500
能力値:リリシアからのコメント
『魔法も物理も攻撃が異常。速さもありすぎ。けれども、運が一番異常で加護をもらったとしても人外だぞ☆あっ、そっか。神だったね。』
スキル:言語理解10・解析10・隠蔽10・体術10・銃10・料理10・刀術9・縮地8・銃製造8etc.
特殊スキル:全属性魔法使いの才能・ユニーク魔法使いの才能・武人の心得・神の心得・無知の天才探究者・無詠唱・超回復・超健康・身代わり・保存・成長限界無効・情報操作・加護付与
固有スキル:星魔法▽
加護:メルティアからの愛の加護
称号:異世界人・世界神の唯一無二の存在・ユリアスと共に生き、共に死すもの・事象改変者
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はっきり言ってチート過ぎた。あと、能力値を具体的に見せてほしかった。
「どう?かなりチートでしょ。ちなみに、天職のレア度は、一般職<上級職<最上級職<特殊職<固有職<区分なしって具合かな。あと、能力値は現在のレベルの平均と比べてみてのコメントだよ。生き物を倒すとレベルが上がって、訓練をすると能力値が上がるよ。ついでに、HP・MPはレベルが上がると一緒に上がるよ。わからないものはそのわからない場所に意識を向けると説明が出るよ。」
説明ありがとう。
説明を受けた僕はとりあえず言われたとうりにやってみることにした。
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『言語理解』
レベルに応じて言葉がわかる。文字も書ける。異世界特典の一つ。
『解析』
相手のステータスが分かる。レベルが高いほど多くわかる。異世界特典の一つ。レベル10になると、相手の必要な情報以外は自動でカットされる。そう、自分のステータスのスキルがレベル7以下が表示されないみたいにね!
『隠蔽』
同レベルの解析を無効化する。なお、解析の上位互換には全く効かない。異世界特典の一つ。
『全属性魔法使いの才能』
全属性の魔法が使える、もしくは全属性の魔法が使える可能性がある。加護によって与えられた。
『ユニーク属性使いの才能』
ユニーク魔法が使える、もしくはユニーク魔法が使える可能性がある。加護によって発現した。
『武人の心得』
武術に対して大幅な補正がかかる。
『神の心得』
あなたは神です。あきらめてください。真実を知って自覚した。
『無知の天才探究者』
異世界人が稀に手に入れる能力。新しいことに対して大幅の理解力が上がるとともに、習得スピードも大幅に上がる。
『超回復』
HP・MPの回復がとてつもなく早くなる。そんだけ。
『超健康』
病気・状態異常を意識して取り除く程度の能力。
『身代わり』
分身の術!って感じ。
『保存』
空間魔法アイテムボックスの上位互換。エネルギーの保存が可能になる。生き物は不可。加護によって与えられた。
『成長限界無効』
種族ごとに設定された成長限界を完璧に無視して成長し続ける。めんどくさくもかなり重要なスキルと言える。加護によって与えられた。
『情報操作』
隠蔽スキルの上位互換である超隠蔽のさらに上位互換。いかなる解析も受け付けない。
『加護付与』
一定以上自分を信頼してくれる人に『星の神の加護』を与える。
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ホシノカミッテナンダ?
「あれ?俺って加護与えられるほど神の力って強いわけ?」
そう言うとなぜか首をかしげるユリ。
「え?私よりも強いくらいだよ?」
俺は何も聞かなかった。うん。そうだ。
............さあ次いこ。
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ユニーク魔法
〈星魔法〉
・座標視 ・破壊 ・未開放...
『座標視』
この世のありとあらゆるものの位置を座標として正確に把握できる。
『破壊』
魔力の通っていないものを自由に壊せる。
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俺は何も見なかった。そのほうが精神衛生的にもいいだろう。
「終わった~?」
どこか気の抜けた声をかけてくるユリ。
それもそうだろう。ここは木漏れ日さす森の昼下がり。少しは眠くもなる。
「終わったよ。ごめん待たせた......って何この本?」
そういって僕はその辺に転がされていた本を手に取りタイトルを読み上げた。
「なろう!君もチュートリアルの王様に!」
何とも愚直なタイトルだった...がしかし、情報は今、かなり欲しいので、とにかく読む。
『そのいち:起きる。』
うん。何とも普通だ。と思ったら解説があった。
『解説:俺の息子も起きる。』
「いきなり下ネタかよ!!」
『見解の相違です。私は君とは違う。私は.......神だ。』
「だからどうした!!っていうか俺も神と似たようなもんだわ!!」
次。
『そのに:周りの状況を確認する。』
まあ、妥当だな。
『補足:ドラゴンに囲まれていた場合、などどうしようもなくなったとき、永眠をしっかりとることが大切です。』
おい!いきなり死を勧めるんじゃないよ!!
『そのさん:ステータスをチェックする。』
これもやったな。
『特記事項なし』
あれ?
『何もなくて悲しかった?(ニヤニヤ)』
うぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
『そのよん:人を探す。』
他力本願って奴か。まあいいんじゃないか?
『もしもの話:盗賊が女の子を襲っていた場合、協力しておこぼれにあずかりましょう。』
すがすがしいまでにクズだなおまえ!!!
『理由:現実と鏡を見れば(以下略)』
うるせーですよ!?
『そのご(最後):いつもより自分に優しくなろう』
うん?なんでだ?
『世界は君に厳しいから、自分にくらい甘くていい。』
だまれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
なにポエムっぽくなってんだよ!!
お前誰だよ?
『総編集者:リリシア』
またおまえか!!!
僕は本をその場に投げ捨て、ユリに声をかけた。
「もういいよ。待たせてごめんね。それじゃあ行こうか。」
「分かった。それじゃ、しゅっぱt...
「きゃぁぁぁ~~~~~~~~~~」
唐突に悲鳴が上がった。
というわけで走る。
声の発せられる方向へと向かっていくとそこには1つの小さな影が。そしてもう1つ巨大とよぶにふさわしい影があった。
僕とユリはその姿を認識したとたんどちらからともなくつぶやいた。
「ドラゴン...........!?」
ありがとうございました。
投稿はこれからペースを上げていきたいと思います。
誤字脱字含めた感想があればいただけると幸いです。




