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エターナル・リアルム 〜20年後の知識でやり直したら、世界が想定外に歪み始めた〜  作者: たくわん。
第11章 束の間の日常

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第087話 必要な素材リスト

翌日の午前。

クラウン全員は再び「鋼鉄の爪亭」を訪れていた。


「来たな」

作業台の前で、ゴードンが腕を組んで待っている。


「おはようございます!」

カイルが元気よく挨拶した。


「ああ」

ゴードンは頷き、紙を一枚取り出す。

「約束通り、素材リストを作っておいた」


全員が作業台の周りに集まる。

ゴードンが紙を広げると、そこにはびっしりと素材名が並んでいた。


魔石、硬鱗、鋭牙、魔核、硬岩、魔獣皮、再生石、元素核、雷結晶、火精核、氷精核。


セリスが目を丸くする。

「こんなに……」


「一つの装備につき、二から四程度だ」

ゴードンが淡々と説明する。

「全員分となると、量も種類も増える」


リリアが紙を覗き込み、理知的に尋ねた。

「素材の兼用は可能なのですか?」


「ああ。同じ素材を武器にも防具にも使える」

「なるほど。効率は考えられていますのね」


カイルが前向きに言う。

「なら、うまく集めれば一気に進みますね!」


「そう簡単に手に入れば苦労はしないがな」

ゴードンは苦笑した。


アイリスが首を傾げる。

「で、これってどこにあるの?」


「そこが問題だ」

ゴードンは肩をすくめる。

「素材の名前までは分かるが、詳しい採取場所までは把握してない」


「え、そうなんですか?」

セリスが少し驚いた声を上げる。


「俺は職人だ。素材の在処まで知ってたら冒険者はいらん」

ゴードンはきっぱりと言った。


ユイが短く口を開く。

「調べる必要があるな」


「ああ。冒険者ギルドだ」

ゴードンが頷く。

「素材関連の情報なら、あそこが一番早い」


「なるほど」

リリアが理解したように頷く。


「情報収集なら任せて!」

アイリスがにやりと笑う。

「裏も表も、しっかり探るよ」


「頼む」

ユイが短く答える。


ゴードンは紙をユイに差し出した。

「これを持っていけ。素材が揃ったら、すぐに取りかかれる」


ユイは受け取り、頷いた。

「感謝する」


「装備は命綱だからな」

ゴードンは真剣な表情で言う。

「集まったら、必ず持ってこい」


「ありがとうございます!」

カイルが深く頭を下げた。


全員が店を出る。

通りに出ると、空気が少し軽く感じられた。


「次の課題がはっきりしましたね!」

カイルが言う。


「情報収集、腕の見せどころだね!」

アイリスが楽しそうに跳ねる。


「計画を立てる必要がありますわね」

リリアが静かに言った。


「はい! 頑張りましょう!」

セリスも明るく応じる。


エルザは無言で頷き、

ハンスも静かに肯いた。

セイラは淡々と歩いている。


ユイはリストを見つめながら、歩みを進めた。


魔石、硬鱗、鋭牙、魔核、硬岩、魔獣皮、再生石、元素核、雷結晶、火精核、氷精核。


次は、場所。

そして、実地での回収。


新たな準備段階が、静かに始まっていた。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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