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エターナル・リアルム 〜20年後の知識でやり直したら、世界が想定外に歪み始めた〜  作者: たくわん。
第7章 組織運営と足りないもの

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第057話 クラウン会議

翌朝、拠点の広間に6名が集まった。


テーブルには朝食が並んでいる。パン、スープ、チーズ。

セリスが淹れたお茶の湯気が、ゆっくりと立ち上っていた。


「会議って言ったけど、朝ごはん食べながらでいいよね」


ユイが笑って言う。


「堅苦しいのは疲れる」


「賛成ー!」


アイリスがパンをかじる。


「会議より朝ごはん!」


「まあ、確かに」


カイルが苦笑した。


全員が食事を始める。


しばらくして、ユイが口を開いた。


「じゃあ、話そうか。昨日の戦い、どうだった?」


「疲れた」


エルザが即答する。


「それだけ?」


アイリスが笑う。


「それだけだ」


エルザが短く返す。


「でも、悪くなかったでしょ?」


セリスが尋ねる。


「悪くない」


エルザが小さく頷いた。


「真面目な話するよ」


カイルがスープを飲み干す。


「俺、盾を壊された」


左腕の包帯を見せる。


「吹き飛ばされた。正直、防ぎきれなかった」


「カイル、重装甲じゃないもんね」


アイリスが言う。


「うん。もっと重い装甲の前衛がいたら、楽だったかも」


「あー、分かるわ」


リリアが頷く。


「私も攻撃魔法、ほとんど効かなかった」


杖を見つめる。


「核を砕くのに時間がかかりすぎた。強力な攻撃魔法使いがいれば、一気に終わってたかもしれない」


「私の水魔法じゃ、火力不足だったもん」


セリスが苦笑する。


「回復は得意だけどね!」


「私も戦闘は苦手ー」


アイリスがパンをもう一つ取る。


「偵察が仕事だし」


「私は奇襲専門」


エルザが短く言う。


「正面戦闘は苦手だ」


ユイは全員の顔を見渡した。


重装甲の前衛。

強力な攻撃魔法使い。


確かに、足りない。


「じゃあ、新しい仲間を探す?」


アイリスが軽く言う。


「そうだね」


ユイが頷く。


「でも、そんな簡単に見つかるかな?」


アイリスが首を傾げる。


「重装甲の前衛も、強力な魔法使いも、レアだよね」


「そうね」


リリアが同意する。


「慎重に選ばないと。変な人を入れたら大変よ」


「焦るな」


エルザが短く言う。


「質が大事だ」


「その通り」


ユイが笑う。


「焦らず、いい人を探そう」


「了解ー!」


セリスが元気よく言った。


「次は、幻モンスターの話」


ユイが話題を切り替える。


「集めた情報だけど、赤目の魔物が増えてる」


「北の森と東の街道だっけ」


アイリスが言う。


「そう。封印陣の破壊と関係があるかもしれない」


リリアが地図を広げる。


「封印陣は5つ。北の森、東の山脈、南の湿地、西の砂漠、中央遺跡」


「全部壊れたら、どうなるの?」


セリスが不安そうに尋ねる。


「分からない」


ユイが答える。


「でも、良いことじゃないのは確かだ」


「情報を集め続けるしかないわね」


リリアが言う。


「うん。赤目の魔物、封印陣、幻モンスター。全部注意しよう」


ユイが頷く。


「でもさ」


アイリスが笑う。


「私たち、まだ6人だよね。幻モンスター、本当に倒せるの?」


「倒す」


ユイが即答した。


「本気で?」


「本気で」


ユイは笑う。


「だから組織を作ったんだ」


「かっこいい!」


セリスが拍手する。


「じゃあ、頑張ろうね!」


「ああ」


カイルが頷く。


「俺も強くなる」


「私も」


リリアが微笑む。


「私も頑張るー!」


アイリスが手を挙げる。


エルザは何も言わないが、拒否はしていない。


「じゃあ、会議はここまで」


ユイが立ち上がる。


「今日も依頼を受けよう」


全員が立ち上がり、それぞれ準備を始めた。


ユイは窓の外を見る。


空は晴れている。


新しい仲間を探す。

次の仲間は、どこにいるのだろう。


ユイは小さく微笑んだ。

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