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ロリ☆カフェ  作者: Luculia
8/11

第8話!カフェに必要なもの

「おい、どこ行くんだ⁉︎」


「みゅーっ!」


 チラチラと後ろを振り返り、一定の距離を保ちながら、森を駆けていくみゅーを、俺はひたすらに追いかけていた。


 この感じ、初めてこいつと会った時のことを思い出す。

 違うところといえば、こちらを気遣うようになったことか。


 今度は、一体どこへ連れていかれるのだろう。


「……あれ」


 キョロキョロと辺りを見回すが、みゅーの姿はどこにも見当たらない。

 さっきまで、確かに前を走っていたはずなのだが……。


「おーい、みゅー!」


 名前を呼びながら、森の中を歩いていく。

 いつでも家へ戻れるという安心感から、最初の頃に感じた恐怖心はない。


 ゆっくりと、散歩をするような感覚で、進んでいく。


「……お?」


 数メートル先にある、落ち葉の山。

 いや、山ではない。不自然な膨らみに、落ち葉が被さっているだけだ。


 それが、みゅーであることを察知した俺は、すぐにその体を掴み、引っこ抜きにかかる。


「ったく、何したらこんなに埋まるんだ⁉︎」


 綱引きのように、一、二と緩急をつけて引っ張っていると、ズボッという音とともにみゅーが引き上げられた。


「何で、こんな……」


「みゅぐ、みゅぐ」


 口いっぱいに、落ち葉を頬張っている、みゅー。

 最初こそ、喉に詰まらせているのではと慌てたが、どうやらそうではないようだ。


「……食べて、いるのか?」


 よく見ると、みゅーの口にある葉は、普通の葉ではない。

 鮮やかなピンク色をしていて、俺がいた世界にはなかったものだ。


 もしかすると、これは食用だったりするのか?

 恐る恐る手を伸ばし、ペロリと舐めてみる。


「……甘い」


 まるで、コットンキャンディーのようなふんわりとした甘さが、口いっぱいに広がる。


 だが、食感はやはり植物のそれで、ザラザラとしていてとても食べられそうにはない。


「口寂しい時には、いいかもしれないな」


 しかし、味のする葉があるだなんて。

 何かに、使えないだろうか。そう、何か……。


「そうだ、これでお茶を作ったら、どうだろう!」


 名案だとばかりに、みゅーを見るが、首を傾げるばかりで返事はない。


「カフェには、お茶が必要だろう? これで美味しいお茶を作ってリズに飲ませれば、考えを変えてくれるかもしれない!」


 一人でどんどん納得し、改めて周りを見てみる。


 ピンク、青、緑──。様々な色の葉が、そこら中に落ちている。


「この葉を使って、そうだな……。オリジナルの、ブレンド茶を作ろう!」


「みゅー? みゅ!」


 分かっているのかいないのか、みゅーの元気ある返事に押され、俺は大きく右手を上げた。


「……ところで、お茶ってどうやって作るんだ?」


「みゅ?」

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