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君だけの勇者様  作者: ama
チート系勇者様
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48/58

第6話 伝説の可愛い女の子

「やだやだやだやだ!!無理無理無理無理!!」

俺が渡したビキニの衣装を見てランは拒絶している

「これを着て魔物の安全さと可愛さをアピールするんだ!!」

「もうちょっと…他の衣装はないの!?」

「男はみんなエロい女が好きだ!!」

「サイテー!!!」

「えっちで可愛い女の子なら種族なんか関係ない!!絶対だ!!」

「やだやだやだやだ!!!」

「いいか。ラン。このビキニを着ればランの生存率はグンと上がる。」

「どれぐらい…?」

「5%から10%ぐらい。」

「あんまり変わんないじゃん!!」

「変わる!!この街の男達を魔物賛成派閥にさせることは画期的な第一歩だ!!」

「そんな簡単にうまくいかないよ!」

「大丈夫だ!!男はスケベだから!!」

「王様の耳に魔物がこの街にいるなんて知られたら殺されるよ!」

「それはまぁ…そうかも…」

「ダメじゃん!!」

「そこはまぁ民衆を味方にすれば乗り切れる!」

「魔物相手に民衆が王様に逆らって味方するわけない。」

「大丈夫だ!!男は王様よりも可愛くてエロい女の子が大好きだ!!」

「そんな単純なわけないじゃん…」

「男は単細胞だ!!」

「私の命が懸ってるんだけど…」

「1番安全で1番確実な作戦だ!!」

「信じられない…」

「じゃあランはどういう作戦なら魔物が人間に害がないとアピール出来ると思うんだ?」

「えぇ…王様に直接話し合いとか…?」

「無理無理無理無理!話し合う前にバーーーンって射殺されて終わりだよ!」

「うぅ…」

「男はみんなスケベでエッチで可愛い女の子なら種族なんて気にしないんだ!!この作戦が1番上手くいく!!」

「うぅ…」

「俺を信じろ!!ラン!!ランが生きていくには必要なことなんだ!!」

「ううぅ…」

「生き残る為に俺に懸けると言っただろう!?」

「わかった!!わかったわよ!やればいいんでしょう!?やれば!!」

とランは怒りながらも俺の作戦に乗り了承してくれた

そして明日着るピンク色のビキニを着てくれた

「素晴らしい!!wonderful!!ヒューヒュー!最高だよ!!ラン!!」

と俺は拍手をして大絶賛するとランは俺を思いっきり睨みつけた

「この作戦が失敗したらカイトを一生恨むから。」

「ランの一生はあと1年ぐらいだからこわくないよ。」

「ふざけんな!!絶対絶対絶対生き残ってやる…」

「その調子だよ。マイナスな感情も時には自分を動かすプラスになるんだ!!」

「この作戦がうまくいってもカイトには感謝しない。」

「まぁまぁ。作戦がうまくいったらさ。今度は堂々と魔物の姿で一緒にパン屋に行こう。美味しい焼き立てパンを食べに行こう。」

「いいわよ。このビキニ姿で堂々と行ってやろうじゃないの。」

「ハハッ!それは変態痴女すぎるよ!!」

「お前のせいで変態痴女に私はなるんだろうが!!」

「まぁまぁ。男はみんな大好きだよ。変態痴女が。」

「この姿でスケベでバカな男共を全員味方にしろってことでしょう?やってやるわよ。生き残る為ならやってやるわ。」

「そんなに殺気だってたらせっかくのエッチで可愛い女の子が台無しだぞ♡スマイルスマイル〜♡」

「殺す!!!」

「そのワードは絶対言っちゃダメだよ♡」

「生き残って魔王と共存出来るような世の中になったら真っ先にカイトを殺しに行く!!」

「それはそれは。楽しみだなぁ。」

ランは中指を立てて俺を侮辱している

俺は指ハートをして愛を返してみた

「死ね!!」

可愛い女の子がそんな言葉使いをしてはいけないのに…

根は優しいくせに口と態度が悪すぎる

チャイナお婆さんの教育の賜物だな

「そんなことよりこれを見てくれ。」

「何この紙。」

「この紙に魔族推進派を広げたいスピーチが書いてある。」

「カイトが考えたの?」

「そうだ。美少女コンテストにはアピールタイムがある。アピールタイムの時にこの紙を読め。」

「この内容によって私の生死が決まると思うけど…大丈夫なの?」

「歴史を変える名演説だ!!」

やれることはやった

後は明日の本番を見守るだけだ


翌日になり、とてもよく晴れた絶好の美少女コンテスト日和になった

ランの出番は大トリの最後にした

ランが覚悟を決めて俺の作戦を決行するんだ

俺は最前列でランの勇姿を見守る

次々と美少女コンテストの女の子が登場する

とても可愛らしい女の子がたくさんいるが

ランが1番可愛い

さぁ。ラン。証明してくれ

この世で1番最強なのは結局

可愛くてエッチな女の子だということ

遂にランの出番がきた

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

と美少女コンテストの観客はランの登場に大盛り上がりだ

「羽!?ツノ!?尻尾!?魔物のコスプレか!?」

「そんなことはどうでもいい!めちゃくちゃ可愛いーーー!!」

予想以上に美少女コンテストの観客達をランは虜にしている

ランがステージの中央まで来てアピールタイムが始まる

「は…はじめまして…ランです…」

ランはいつ殺されるかわからない恐怖とビキニで人前に出ている羞恥心で感情がぐちゃぐちゃになっており

涙目だし、声も震えているし

俺が渡した演説の紙もぶるぶる震えながら待っている

「私は…!!この世で唯一の純血の魔族の生き残りです!!」

「魔王が死んでしまうと私も一緒に存在が消されてじいます!!」

「私は!!まだこの世界で生きたいです!!」

「人間を殺したりしない!!」

「絶対にです!!」

「私は…!!魔族と知らずに人間として育てられましました!」

「魔族に体は変わってしまったけれど!!」

「私の心は人間と同じ!!」

「人と交わい交流して生きていきたい!!」

「私は人間が好きです!!」

「魔族になっちゃったけど!!」

「私のことを嫌いにならないで欲しいです!!」

「なんでもするから!!」

「魔王と共に私を生かす未来を!!」

「よろしくお願いします!!!!」

ランは涙をボロボロ流してぶるぶる震えながらもはっきりと俺の考えた演説をした

観客は大盛り上がりで

「ランちゃーーーーん!!愛してるぞー!!」

「ランちゃん頑張ってーーーー!!」

「ランちゃん大好きだよーーーー!!」

と野太い声援が響き渡った

警備をしていた王邸所属の騎士も銃口を向けていたが

ぷるぶる泣きながら一生懸命演説する女の子を射殺すらことは出来なかったようだ

なぁ。ラン。気づいているだろうか

ランは歴史に残る大きな一歩をやってのけたことを

これから先、ランが生き残っても死んでしまっても

今日のランの演説は未来永劫語り継がれるだろう

生き残る為に魔族が

人間達と仲良くしようと懸命に歩み寄ったこと

「よくやった。ラン。予想以上だよ。やっぱりこの世はエッチで可愛い女の子が最強だ。」

俺はそう呟いてランの勇姿を讃えた

元々ランを死なせない為にする旅だったけれど

今日で俺の決意も固まったよ

生き残ればいいなではなく

絶対に生き残らせてみせる

ランは人間と魔族を共存させる架け橋になる逸材だ

絶対に死なせない

魔王だってエッチで可愛い女の子には弱いはずだ


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