第5話 美少女コンテスト準備
「私が美少女コンテストに出る?意味がわからないんだけど。」
と冷ややかな目でランが言う
「いいか。ラン。この世は意外と適当なんだ。」
と俺は真剣にランに説く
「適当でも人間か魔物かぐらいは見ただけで一目瞭然だけど。」
「男は可愛ければ種族なんて気にしないんだ。」
「嘘つけ。」
「本当だ。ランは世界一可愛い。美少女コンテストに出れば優勝間違いない。」
「世界一?マリナよりも?」
「マリナが1番可愛いけど。」
「ちょっとはお世辞が言えんのか。」
「俺は正直な男だ!」
「めんどくさ。」
「大丈夫だ!世界で2番目に可愛い!!」
「嬉しくないわよ。」
「スタイルはマリナよりランの方がいい!!」
「ねぇ。本当にデリカシーない。だからマリナに振られるんだよ。」
「今はマリナに振られた話をするな!!」
「わかったわよ…ごめんなさい。」
「ランは可愛いんだ!!可愛い女の子というだけで価値がある!!」
「角と羽と尻尾が生えてるけど。舞台に出たらすぐに射殺されるわよ。」
「絶対に射殺されない可愛い衣装を用意するから!」
「そんな衣装あるの?」
「ある!!」
「えー…うそくさ…」
「いいやつ見つけたんだよ!ちょっと高かったけど。」
「お金が欲しいなら勇者のテストを受けて合格を貰えるわよ。」
「なんじゃそれ。勇者になるのにテストがあるのか?」
「あるのよ。私は魔物を切れないから一銭も貰えなかったけど。クーデルは勇者適性が高かったからいっぱいお金を給付して貰えたわ。」
「へー。クーデルすげぇな。」
「カイトも適切高そうだからお金貰えると思うわよ。」
「ランが一銭も貰えないということは強さを測る物ではなく、才能を測る物だろう?」
「そうね。」
「じゃあ俺はそんなに貰えないかもな。」
「え。そうなの?」
「俺は努力型だ。クーデルは才能型だからな。」
「クーデルってなんでもこんなの普通だとか言うけど、教えられたことすぐにものにしてたし、天才型だったわよ。」
「なんでも俺と比べるから自己肯定感が低いんだよ。クーデルは。」
「ドラゴン2体倒したからね。」
「おぉ。すげぇな。」
「魔王もすぐ倒せちゃうわよ。マリナもいるしね。」
「じゃあ尚更美少女コンテストにランは出て魔物と共存計画は早く決行しないとなぁ!!!」
「やだぁ!!死にたくない!!」
「どうせ死ぬんだから俺に賭けて生き残る道を探すって言っただろうが!!」
「だってリスク高すぎる!可愛いから許されるなんて絶対嘘!!」
「本当だ!俺を信じろ!!」
「穏やかに余生を過ごした方がよかったかも…」
ランは美少女コンテストのチラシを見て涙目になりながら呟いた
「じゃあ俺は勇者テストやらを受けてからランの衣装を買ってくるわ。美少女コンテスト明日だし。」
「あ…明日なの!?」
「うん。覚悟しとけよ。」
「それは死ぬ覚悟という意味…?」
「ちげぇよ。ランは俺が守るから銃撃されても絶対に殺されない。」
「じゃあ何の覚悟だよ。」
「男に喰い物にされる覚悟?」
「なにそれこわ…」
俺はランの部屋を出て、レアジーニャ城へと向かう
「勇者テストを受けに来ましたー。」
と言うとあっさり案内された
水晶玉に手をかざして質問に答えるようだ
「カイト君。君は何の為に魔王を倒す?」
「世界平和の為です。」
そんな思想は全くないのだが、それらしい答えの方がお金が貰えそうなので言ってみた
「魔王は強い。死ぬかもしれない旅になる。それでもカイト君は魔王を討伐する旅に出るのか?」
「俺は四六時中魔王を倒す為に努力してきたんだ。絶対に魔王を倒すという意志を持って。」
「その割には勇者テストを受けるのが遅いと思うのですが。」
「慎重に行動するタイプなので。人の失敗から学びたいのです。」
「なるほど。わかりました。一応合格で。」
「ありがとうございます。」
お情けで合格を貰った
お金もまぁ少しは足しになるぐらいは貰えた
俺は勇者適性があまり高くないようだ
衣装を買うお金は手に入ったし、目的は果たせたからいいや
俺は服屋に行き、目当ての服を購入した
そしてランに服を披露した
「じゃーーん!どうだ!いいだろう!?」
と俺が購入した服を渡すと
「ふざけんな!!返品してこい!!」
と激怒されてしまった
このビキニ姿なら世の中の男全員イチコロなのに




