↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常で世界を変える(山里編)  作者: mei


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
89/98

8月13日 夏祭り

 大人の声と子どもの声が混ざり合い、俺たちの街の空気をわざと熱くしていた。提灯の灯りが風にゆらりと揺れ、路地の隙間からは甘い香りと焼きたての匂いが立ち上る。子どもたちはヨーヨーを握りしめ、金魚すくいの桶には小さな生き物たちが涼を求めて泳いでいる。露店の列は長く、待っている間も楽しそうだ。うわぁ。すげぇ、盛り上がってるな。屋台がたくさんでており、夏祭りはもう始まっていた。俺は、永谷、井上、畠、宝来の5人で集まっている。こんなに 今年の夏祭りは、八代市の大きな公園で行われており、たくさんの催しが行われている。カップルたちは、みんな楽しそうにしている。もしかしたら、野球部の八幡とかは彼女と来ている可能性もあるな。


 俺 「永谷、元気してたのか?」

 永谷「あぁ、勉強せず、ずっと遊んでたよ」

 俺 「マジかよ」

 永谷「お前は、ずっと勉強か?」

 俺 「そうだよ」


 俺たちは、井上と畠と宝来たちが焼きそばを買い終えるのを待っていた。


 永谷「そういえば、今度の旅行楽しみだな」

 俺 「あぁ。あれな、健太郎が一生懸命いろいろ考えてるみたいだぜ」

 永谷「相変わらず、アイツらしいな」

 俺 「永谷は、進路どうするんだ?」

 永谷「どうしようかな?」


 すると、夜空に大きな響きが渡る。打ち上げ花火が夜空へと息を潜め、瞬間の沈黙となる。すると、火薬の匂いが風に乗り、薄暗い空の底を揺らす。観客のざわめきが一呼吸置いて静まり、カウントが低く鳴る。


 俺 「もう、花火かぁ?」

 永谷「はやいな」


 時刻は、22時過ぎかぁ。そりゃあ、仕方ないな。俺たちは、18時には集まっていたがずっと井上の家でずっとゲームをしていて来るのが遅くなっていた。


 俺 「ずっとゲームしてたからな」  

 永谷「そうなんだよな」

 俺 「お前が何回もゲーム言っただろ?」

 永谷「そんな言ったつもりないけどな」


 大きな花火は次々と打ち上がっていく。空は赤とピンクの波を放ち、続いて白い広がりが広がっている。花火は高く上がり、尾を引く煙が夜風に渦巻いていた。破裂音は、まるで耳元で鳴っているかのように大きな音が聞こえる。


 俺 「どうしよっかなぁ」  

 永谷「何が?」

 俺 「いや、これからだよ」 

 永谷「お前は、真面目だな」

  

 たしかに、永谷と比較すると本気でこれからのことを考えているよな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。