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日常で世界を変える(山里編)  作者: mei


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8月11日 どうなるか?

 今日からは、お父さんやお母さんも仕事休みに入り、久しぶりに家の中にみんながいたのだった。妹は、お母さんと話しておりお父さんは俺と一緒に野球を見ていたのだった。大会6日目の試合時間は、かなり伸びているようだ。今日は、もともと4試合を想定しており、4試合目は16時からの予定だったが、1試合目から延長戦までにもつれこんでしまっており、随分後ろへと伸びているようだった。現に、この第3試合も延長戦に突入しようとしていたのだ。

 第3試合目を戦っているのは青森県代表の正藍高校と高知県代表の山ノ手高校の一戦だ。ここまで、9回表まで終わり3対3。9回裏に正藍高校が1点でも取ればサヨナラ勝利というところまできていたのだ。テレビの大歓声を聞きながら、俺は単語帳をめくっていた。どちらも決して強そうなチームではないが粘り強く試合をしている印象だ。


 お父さん「サヨナラになるかな?」

 俺   「延長戦になるんじゃないかぁ」

 お父さん「なんで、そう思うんだ?」

 俺   「なんとなくだよ」


 9回裏は、ワンナウト1.2塁と正藍高校は、サヨナラのチャンスを迎えていた。なんで延長戦になると思ったか?たしかにそうだよな。なんでと言われても、上手く具現化できないけど、あるとすれば自分がこれまでやってきた野球のカンかな。すると、大きな金属音とともに、打球はショートへ。ショートはボールを捕球しセカンドへ。セカンドはベースを踏んでファーストへとボールを転送する。ファーストは精一杯足を伸ばしたところへランナーもベースへと辿り着く。どちらの方が早いのだろうか?視線は審判へと移る。審判は、手をグーの形にして大きなジェスチャーで腕を上から下におろす。それとももに、大きな歓声が鳴り響く。ショートゴロゲッツーが成立したのだった。


 お父さん「ホントにピンチを抑えたな」

 俺   「これで、延長戦だろ?」

 お父さん「たしかにな」

 俺   「これで、どうなるかわからなくなったな」

 お父さん「あの場面でゲッツーは痛いな」


 お父さんの言う通りだ。俺なら、8番バッターに打たしたりしないな。追いこまれるまではバントでいいだろ?そしてツーアウト2.3塁で9番。打たないなら代打だ。もし、そこで敬遠となってもツーアウト満塁で1番に回る。逆になぜ、しないのか疑問だ。時刻は、17時を過ぎようとしていた。この試合は、最後どうなるのだろうか?

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