私は自分自身と向き合った。すると、さらに恐ろしいものが現れた。
虚空は静まり返っている。
風もない。
光もない。
音もない。
ただ、あらゆる方向に広がる終わりなき闇だけだ。
虚空にしては当然の光景だ。
私はじっと立ち、深淵を見つめながら、消えゆく星のように空中を漂うかすかな残り火を見る。
それから——
【不滅の炎の試練が始まった】
【試練の目標】
【自分を超える者を倒せ】
【条件:生存は保証されない】
【すべての制限が解除された】
「……自分を超える者?」と呟く。
制限が解除された? つまり、ここに入ってから私の力は制限されていたということか。
ここに入った時は、兵士を召喚して使えると思っていた。
鍵はソーヴリンの鍵と呼ばれている。クラスに関係があると思っていたが、これまで直面した挑戦のどれも、私が神の仲裁者としての能力を使うことには関係していなかった。
それとも、今起きたことからすれば、ソーヴリンの鍵という名前自体が偽物だったのかもしれない。結局、鍵は炎の鍵としての姿を現したのだから。
だが今は、そのことを深く考えないでおこう。
召喚以外では、魔法はまだ使える。
先ほど起きたことからすれば、スキルも使えるようだ。
ただ、一部のスキルが封じられていて、メナスはたまたま封じられていなかったスキルだったのかもしれない。
こう考えているだけで頭が痛くなる。
「いったいどんな狂ったシステムなんだ」
言葉が口から出た直後、前方の闇が歪み始める。
くそ。
虚空からゆっくりと人影が現れる。
私は素早く首を振り、握りを強めて、凝縮したマナの刃を手に形成する。
青い光が虚空に溢れ、私は姿勢を低くする。
すでにこの試練で他のプレイヤーと戦う覚悟はできていた。
それでも……一部では、そうならなくて済むことを願っていた。
結局、避けられないことだったらしい。
最初はただのシルエットだったが、近づくにつれて姿がはっきりしてくる。
「……」
言葉を失う。
真夜中のように黒い髪が、乱れた束の下で輝く金色の目を覆っている。
黒い外套が、生きた影のようにその体にまとわりついている。
一歩ごとに虚空が震える。
私は無意識に握りを強め、目を見開き、足が震える。
恐怖ではなく、純粋な衝撃からだ。
それは数ヤード先で止まり、鞘から剣を抜く。
疑う余地はない。髪から服、姿勢に至るまで、この姿は紛れもなく……私自身だ。
まさか。この試練で合格すべきなのは……自分と戦うことなのか。
クローンはゆっくりと剣を私に向ける。
表情は冷たく、正直なところ少し威圧的だ。
これが私の——
考えを終える前に、クローンは地面に刃を突き立てる。
刃が地面を打った瞬間、クローンはそれをひねり、一瞬で虚空が破裂する。
終わりなき闇が戦場へと変わる。倒れた戦士たちの武器が地面に突き刺さっている。
炎が溶岩のように地面から噴き上がり、空は深い赤に染まり、天体さえも気づかないほどだ。
「ここはどこ——」
「放棄された宇宙だ」
「……は?」
クローンが喋ったことに軽い衝撃を受ける。声は紛れもなく私と同じだが、衝撃はすぐに、それが言ったことへの混乱に取って代わられる。
「何十万年も前、この世界は圧倒的に強大な種族で満ちていた」
「……」
「彼らの体はマナに適応しすぎて、外見にまで反映されていた」
クローンは話しを止め、私を見る。
「だが、そのすべての力にもかかわらず……」クローンは静かに言う、「……彼らは弱かった」
私は目を細める。
「弱い?」
クローンはゆっくりと、ひび割れた地面から刃を引き抜く。
「彼らは平和が常に可能だと信じていた。すべての戦争で理解を求め、すべての裏切りで許しを差し出した」
言葉が紡がれるごとに空は暗くなり、戦場は震え、炎は激しさを増していく。
「そして敵が、その種族が決して先に攻撃しないと悟った時……」
ドカン。
周囲の世界が変わる。
死体の山が戦場中に現れ、銀の肌をした体が紅い空の下に果てしなく散らばっている。
私の表情が硬くなる。
「虐殺されたのか」と呟く。
「虐殺ではない。一部は逃げ延びた——どこへかは、私の知るところではない」
クローンはそれからくすくす笑う。「彼らが戦うと決めたのは、最後の瞬間になってからだった」
「……誰がこんなことを」
クローンは素早い冷笑を浮かべる。
「自分で見てみろ」
死体の山の頂上を指差す。
私は素早く見上げる。
何だと!
死体の山の頂上に、一人の姿が立っている。
夜空のように深い黒い鎧をまとい、鎧の亀裂から金色の光が脈打っている。
鋭い縁が外側に曲がった兜を被り、その後ろには一対の竜の翼。
武器は黒と金で縁取られた剣で、信じられないほどのオーラを放っている。
角のある兜の下から、一対の輝く目が戦場を掃き、生存者を探している。
私は素早くクローンに向き直る。
「あれは誰だ!」
クローンは燃える空へ頭を上げる。
「ある神の……手先だ」と答える。
待て、神々がこれを引き起こしたのか。一体何のために、この銀の肌の生き物たちを殺す必要があった? どんな問題を引き起こしたというのか?
「待て、『ある神の手先』と言うが、誰を指しているんだ?」
「自分で聞け」
「は?」
クローンは数歩後ろへ下がる。
「生き残れるなら、生き残ってみろ」
「何を言って——」
言葉が途切れる。
胸に温かさがこぼれる。
「……うっ」
口から血の筋が落ちる。
胸を見下ろすと、大きな穴が開いており、鎧に包まれた手がその穴から突き出ている。
体がゆっくりと地面から浮き上がるのを感じる。
「誰かを襲うなら、そんなに騒々しくするな」
低く、少しこもった声が背後から響く。
残ったわずかな力で、ゆっくりと頭を回す。
「……」
クローンを見ると思っていたが、代わりに目に入ったのは、ほんの一瞬前まで銀の肌の死体の山の頂上に立っていた、まさにその黒い鎧の姿の頭部だった。
「誰……だ……お前は」
言葉の一つ一つに血が伴う。
視界が衰え始め、呼吸は硬く重くなり、痛みの感覚が徐々に体から離れていく。
「私の名はオニキス。黒翼のオニキスだ」
黒い鎧の姿はもう片方の手を上げる。
私の頭を掴む。
引っ張られる感覚があり、気づいた時には、目の前はすべて闇だけになっている。
【死亡回数:1】




