↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノアリア叙事詩  作者: うめよろし
帝国タリスの理想と新経済圏の芽吹き

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/61

ノアリアの意思決定機構

*あらすじ

崩壊した巨大帝国タリスの残骸のうえに、静かに、そして圧倒的な合理性をもって築かれつつある新秩序――理想都市「ノアリア」。

暴力による支配の時代を終わらせた彼らは、いかにして国家を動かし、世界を再構築しているのか。通貨の流通、インフラの整備、そして社会システムを支える中枢の全貌が、いま明かされる。感情を排した実利的な意思決定の裏側で、人々が手に入れた「新しい平和」の正体に迫る、知的興奮に満ちた転換点。

 理想国家ノアリア国 意思決定機構の基本構造


 ノアリアの行政機関は、タリス帝国の機構を原型として整備・再編されたものである。


 玉座の王の傍らには助言者、王妃、そして王太子が控え、国家の採決過程はすべて専任の書記官によって正確に記録される。


 国家の意思決定は、以下の二段階の多数決プロセスによって執り行われる。


 第一段階:四者最高会議(一次採決)


 国家の重要施策は、まず国政の中枢を担う四者(王・宰相・将軍・財務官)による採決から始まる。


 王:カラクリの分析結果や助言役、各分野の専門家が提示する情報を統合し、国家全体の長期的利益を見据えて判断を下す。

 宰相:行政・司法・公共事業を統括。傘下の「派遣民統括官」を通じて収集した各地域の生産量、復興状況、治安・民情情報を提示する。

 将軍:全軍の兵力・補給状況・軍備・敵軍の動向など、軍事情勢を一括して把握・明示する。

 財務官:軍事行動や大型公共事業に伴う給与・輸送費・維持費などの出費を精密に算定し、財政的観点から実施の可否を判断する。


 第二段階:主要八カ国代表会議(二次採決)


 四者会議で票が二対二に割れた場合、または国家の興廃に関わる重大案件で決定に至らない場合、決議は主要な属州国八カ国の代表(職域代表)による多数決へと移行する。


 八カ国代表(職域代表)

 農業、商業、職人、地方、学者、軍人、都市、民衆の各領域を代表する八名の長が

 審議の根拠となる公的記録(三大臣の巻物と王の提案書)に基づき、議論する。


 ※八カ国代表会議で票が四対四と同数になった場合は、最終的に王の裁定(王の提案書)をもって決着とする。


 *二次採決で用いられる公的記録

 1. 財務官の巻物(財政・物資情報)

 * 国庫現高(銀〇〇)および穀物備蓄(〇〇日分)

 * 交易収支の実績および予測数値

 * 試算戦費(施策実施時に国庫の何割を消費するかの見込み)


 2. 将軍の巻物(軍事・防衛情報)

 * 正規兵数および予備兵数

 * 敵軍推定戦力(〇〇人)

 * 兵器・防具の保有量と食糧補給線の維持状況

 * 勝算の試算および防衛線の維持能力


  3. 宰相の巻物(内政・民情情報)

 * 関連法律および改定案

 * 各地方・属州国からの定期報告

 * 民の生活水準、雇用状況、および国内の治安情勢


  4. 王の提案書(総合裁定案)

 * カラクリによるデータの分析結果、助言者および各分野の専門家からの聴取を経た、国家首長としての提示案




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。