表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/56

アス・ミナセの日記


2084-10-05

 ニホンでの戦いはVN-2082の完敗だった。核を使われたのは痛恨の極みだ。

 アイナ隊長がC・コクピットの中で気を失っていたのには驚いた。

 インサートした特殊個体が消滅する時の苦痛は、どれだけ凄まじいのだろう。

 メディカルカプセルに入った後は落ち着いたようで安心した。

 さすがに朝まで隊長の様子を見ているのは気が引けたので、4時頃部屋を出た。

 無事で本当によかった。


2084-10-06

 いまだに紐の反応はない。

 検討会で今後も戦闘を継続することが決まった。隊長の意思は固そうだ。

 それが緩むのはいつのことだろうか。

 1日でも早くこの任務が終わり、隊長の気持ちが穏やかになってほしい。


2084-10-10

 イギリスに新たな反応。特殊個体が数体出現している様子。


2084-10-15

 特殊個体に初めてインサートを行う。

 神経接続は気持ちの良いものではなかったが、案外すんなりと受け入れることができた。

 コントロール下においたVN-2082は、操縦しているというより自分が動いている感覚だ。


2084-10-16 

 イギリスのアルビオンは、ニホンのようにアップデートしていないようだ。難なく倒すことができる。

 これならインサートした個体がやられることもないだろう。

 死ぬ感覚を味わわなくて済むのはありがたい。


2084-10-17 

 隊長は凄まじい勢いでアルビオンを倒していく。

 どうしたらそこまでVN-2082を動かせるのだろう。

 シロウも特殊個体のコントロールに慣れたようだ。

 大まかな戦闘は二人に任せて、自分は二人のバックアップに回ることにした。


2084-10-18

 地表はほぼ殲滅。

 隊長はしばらく地表を巡回すると言っていた。

 一緒に回るべきだろうか。


2084-10-20

 イギリスのVN-2082も活動をほぼ停止した。

 わずかに地表に残っている特殊個体に隊長はインサートを繰り返している。

 もうかなりの挿入時間になったのではないだろうか。体に影響はないのだろうか?


2084-11-10

 地球上でVN-2082の新たな動きはない。

 紐の反応もないままだ。

 ヒマになった。

 シロウはニホンのホンシュウを移動中の通常個体にインサートし、その視界に映る自然を楽しんでいるようだ。

 ユーリは生殖個体の観察を楽しんでいる。

 自分も何かやることを見つけなくては。

 さすがに、隊長を観察するわけにはいかないな。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ