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幻葬鬼譚 ~神話ヲ殺ス少女タチ~  作者: K. Soma
第九話 幻想の花/背負った命

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 ()()()

 

 そう、確かに()()()は白い光であった。

 

 一つは自明。(マガ)()(オニ)が球状の身体を開き、中から現れ出た〝龍蛇(りょうじゃ)〟が放った白光(びゃっこう)である。

 

 白き矢の進む先は言うまでもなく宙に浮かんだ〝石環(セキカン)〟だ。

 

 だが――――――紙一重の瞬間(タイミング)で――――――()()

 

 ()()()()()()()

 

 その答えは単純。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 白い光。

 

 稲妻(いなずま)の光

 

 ユイナの切り札――〝雷公符(ライコウフ)〟。

 

『行って……ヒミコ』

 

〈アマテラス〉の瞳が〈サグメ〉の姿を捉えた。

 

 装甲のほとんどが消し飛び、大破に近い状態だ。

 

 無理もない――ヒミコは直感的に理解する。

 

 ユイナは弱まっていたとはいえそれでもなお残っていた第一射の中を無理矢理突破し、石環目掛けて御札を放ったのだ。

 

 そうしてたった一度の好機(チャンス)を作り上げたのである。

 

「……(わり)い、方波見(カタバミ)

 

 ヒミコは初めて口にした。

 

 ユイナの名を。

 

「一つ、借りができたな」

 

 次の瞬間。

 

〈アマテラス〉の巨体が鬼門(キモン)へと沈む。

 

 ヒミコは視界の片隅で即座に再生を始める石環に気づいていたが――構うものか。

 

 その前に、終わらせる。

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