イアデル、里帰りするⅴ
このあと、エラー2と一緒にケーキを食べた。
大きな苺のショートケーキだった。
ケーキは美味しかった。
「どうしたの?ネビュラっち。そんな浮かない顔して」
ケーキを目にしてから、どことなく憂鬱そうな様子のイアデルを見て、エラー2が問う。普段なら喜んで食べるだろうに。
浮かない表情でイアデルは言った。
「あのなぁ、エラー2。この前 俺ケーキ泥棒の冤罪かけられて、野球バットでぶっ飛ばされたんだ」
「へー、それは災難な…」
少し間が空いた後、エラー2は開き直って口を開く。
「けどさぁ、 イアデルが負けるなんて、一体どんな相手なのさ」
イアデルは小さな声でぼそっ、と囁くように言った。
「…ピンクのガキ」
一応言っておくが、あの時、イアデルは封印が解け復活して時間も経っていなかったがため、本来の力が戻りきっていなかった。それでも、強いか弱いかで言われれば、一般的には強い範囲になるだろうが、けれどあのガキはそれを凌駕もするほどの力を持っていた。
逆に、今となってはゼロぐらいの力は取り戻している。今戦ったら結果は違っただろうが。
その後イアデルは募りに募ってはとうとう爆発した不満を吐き散らす。
「アイツ俺の言うこと全く聞かねぇんだよ!!俺が犯人じゃねぇっつっても全く言うこと聞かねぇし!なーにが‘暴力は全てを解決する’だ!それで済んだら警察いらねぇよ!!」
エラー2はイアデルの言うことに耳も傾けずに、またほかの…別の何か考えるような素振りを見せるが、開き直って再び口を開いた。
「それってさぁ、 桃色の髪にパーカー着てた?」
「? そうだけど…」
「瞳は青色だった?」
「まぁ、そこまで鮮明には覚えとらんが、 たぶん、そうだったと思うぞ」
イアデルは質問の意図が分からず困惑する。まぁ、答えない理由もないため答えるのだが。
エラー2は、いつものおちゃらけてる態度がいきなりすっと消えて、言った。
「それってさぁ、パチーカじゃない?」
おまけ
ロゼリー「児童ポルノ禁止法には盲点があってな、児童ポルノを所持していると逮捕可能だが、児童を所持していても児童ポルノ禁止法では逮捕できないんだ。私はこの法律の盲点を突いて宇宙を侵略する!!!」
イアデル「素直に誘拐罪だろ」




