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1000年後の未来からやって来たアラサーの世界統一  作者: カズミ


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第26話 一向一揆の封じ込め作戦

ハイペリアン乗組員


坂本リョウマ    日系アジア人 28歳 男性 中佐 戦略参謀 

西郷たかお     日系アジア人 28歳 男性 中佐 内政参謀 内政担当

大久保トシオ    日系アジア人 28歳 男性 中佐 外務参謀 外交担当

勝りん太郎     日系アジア人 25歳 男性 少佐 海軍参謀 

乾タイスケ     日系アジア人 25歳 男性 少佐 陸軍参謀

福沢ゆー吉     日系アジア人 25歳 男性 少佐 財務参謀  財政全般

ヘレン ダルク   フランス人  25歳 女性 少佐 医療参謀  医療技術

服部ハンゾウ    日系アジア人 25歳 男性 少佐 警察参謀  情報捜査

杉原 ねね     日系アジア人 20歳 女性 少佐 教育参謀 教育全般

ハワイ行政官 ウール アインズ 内政用アンドロイド 初老白人男性

小樽行政官  徳川秀忠     内政用アンドロイド 日系アジア30代

那覇港基地司令官  一条 実  万能アンドロイド(日系 30代 男 髭が合う学者風の風貌)

橘商会 敦賀支店 支店長  道川兵三郎 元敦賀港の川舟座の頭

    奥州地区 支店長  蠣崎義広  元安東家家臣

朝廷 第103代後土御門天皇

   勝人親王   第104代天皇の後柏原天皇

足利幕府  第10代征夷大将軍 足利義稙

 1495年3月


 ハイペリオン 会議室


 クララ

「今日の議題は、能登国、加賀国、越中国です。


 まず、能登国は守護畠山家の家督騒動で混乱しているところに、

 一向一揆が発生し一揆勢が勝利してから本願寺の支配下にあります。


 加賀国は、守護富樫氏の内紛で領地が荒れて一向一揆が起きて

 難民が越前国へ流れております。


 越中国も守護畠山氏の衰退で、神保氏、椎名氏の権力争いで

 戦が絶えず不安定で難民が越後国へ流入しております。」


 幸太郎

「越前国と越後国の難民の受け入れ状態はどうかな?」


 クララ

「はい、越前国は

 敦賀港周辺の道路工事に難民を従事させて

 衣食住を配給することで

 暮らしを安定化させる事に成功しているようです。

 その結果、国境付近での一向一揆は

 減ってきているようです。

 ただ、漁業開発が遅れております。」


 幸太郎

「では、朝倉家には小樽港に配備しているガレオン船を1隻貸し出して

 越前蟹漁をやってもらおう。至急、札幌で訓練している朝倉家臣を

 敦賀港に来てもらい操船訓練しながら漁業支援もすれば

 一石二鳥だね。」と言いながら頭の中は沢山の茹で

 上がったカニでいっぱいだった。


 クララ

「つぎに越後国は、現在、長尾家と橘商会で、

 信濃川河川拡張工事の中の為、

 人手が不足しており難民は大歓迎です。

 また、越中国内の権力争いのため、農民の年貢も年々上がっており、

 飢饉も相まって農村がそのまま越後国に逃げてくので、

 越中国の領民の人口が激減しているようです。

 そのため年貢が減り、戦の兵糧もままならぬ有り様で、

 負のスパイラルに陥っております。。」


 幸太郎

「ふむふむ、作戦通りって訳だね。

 今後も、朝倉家と長尾家には、一向一揆とは極力戦わず、

 防衛戦に徹底すること、

 そして、難民を全て受けいれる様に伝えてくれ。

 あ、ついでに戦で捕虜にした一向門徒は、蝦夷国に送ってくれるように

 連絡してね。門徒宗は洗脳解除してアメリカ大陸の開拓民としよう。」


 クララ

「承知しました。」


 幸太郎

「後は、一向一揆の元締めの浄土真宗をどうするかだね。」


 クララ

「はい、浄土真宗でも真宗高田派は、元々穏健派で一揆には

 否定的な立場だったので、去年から第10世宗主真慧しんえ

 朝廷から要請してもらい、僧侶を寺子屋の先生として各国へ派遣しております。

 問題の本願寺派ですが、第8代門首蓮如れんにょ

 1489年に退隠し孫の実如じつにょに第9世宗主に変わっております。

 また、管領細川政元と親密な関係があるので要注意です。」


 幸太郎

「じゃあ、蓮如と実如を拉致しちゃおうか?

 蝦夷国の領民の様子や文化を見せても考え方が変わらなければ、

 記憶操作するかな。」


 数日後

 山科本願寺 実如じつにょ

 石山本願寺 蓮如れんにょは、情報部員により

 睡眠薬を投与されハイペリオン号に転送された。

 その後、札幌のゲストルームに再転送されて軟禁状態にあった。

 また、影武者用のアンドロイドを作成して、

 各寺に配置しておくのだった。


 ゲストルーム

 実如じつにょ

「お祖父様、ここはどこでしょうか?」

 蓮如れんにょ

「少なくとも、極楽浄土では無いな。

 ただこの部屋の調度品は、見たことの無い物ばかりじゃな。

 理由がわからんな。」


 すると、ドアが開いて三人の男が入ってきた。


 その顔見た二人は、すぐに平伏した。


 三人の男たちは、

 第10代征夷大将軍あしかが 足利義稙足利義稙よしたね

 勝仁親王、小樽行政官徳川秀忠であった。


 徳川秀忠

「初めまして、蓮如様、実如様、私は蝦夷国小樽行政官の

 徳川秀忠と申します。この度は手荒な真似を致しまして

 大変申し訳ございません。この蝦夷国を一目見て頂きたく無理やり

 お連れした次第です。」

 すると足利義稙が横から話した。

「そなたちは、僧兵に守られていて、まともに話もできんからな。

 帝は一揆で農民たちが命が散っていく事で、心を痛めておられて

 いたのじゃよ。」


 すると勝仁親王が

「その通りです。帝は皆が笑って暮らせる国になることを

 祈っておられます。是非、この蝦夷国を見て領民たちの暮らしを

 直に見てもらいたいのです。」


 その後、蓮如たちは勝仁親王の案内で小樽市内観光が開始された。


 蓮如たちは、ゲストルームを出ると周りの景色に

 呆然と立ち尽くしていた。


 平らなコンクリートの道路、現代の四角い町並み

 出口には、蒸気自動車が待機しており、

 蓮如たちは乗り込んだ。


 蓮如

「なんじゃ!この乗り物は煙を出しながら走っておるぞ。」

 実如

「馬も牛なしに動いておりますぞ。」

 勝仁親王

「蒸気の力で走らせているんですよ。すでに奥州の国にも

 販売しております。」と言うと。

 蓮如たちは唖然としていた。


 蒸気自動車は、農村地区に入り、区画整理された米作地や畑を

 耕している蒸気耕運機、トラクターを見て、蓮如たちは

 またまた、驚愕していた。


 勝仁親王

「この様に農地を機械化する事により生産が従来の10倍になり

 食料の生産が安定しております。また、飢饉の対策に麦、

 じゃがいもなどの芋類の栽培にも成功しており、

 近年の飢饉も蝦夷国ではほとんど無く

 飢饉の被害が大きい奥州に食料援助を行っております。」


 勝仁親王たちは農村地区に差しかかり、

 農民たちが笑顔で挨拶しているのをみていると、

 蓮如たちも心穏やかになってきたのであった。

 暫く行くと立派な神社や仏閣が見えてきた。

 隣にはガラス張りの寺子屋と呼ばれている読み書き算術を

 教える建物があった。


 そこに入った蓮如たちは、またも驚いていた。

 そこには女の人の教室、子どもの教室、老人たちの教室が、

 あり、仲良く机に座って先生の話を聞いていたのだが、

 その先生が、真宗高田派の僧侶だったのであった。


 すると勝仁親王が

「驚くは無理もありませんが、蝦夷国では宗派を問わず

 布教を認めております。

 但し、政治不介入と学校で読み書き算術を教える条件で、

 衣食住を国から保証されております。」


 蓮如たちは憮然とした表情で、その場を立ち去った。


 その後、1週間をかけて、住宅街、商店街、工業地区、軍港を周り、

 小樽の観光が終わったのであった。


 暫くすると、札幌城から迎えが来て、蓮如たちは

 城内の迎賓室で待たされていた。

 暫くすると幸太郎が入ってきた。

 その後には、勝仁親王、足利義稙が続いて入ってきた。


 幸太郎

「はじめまして、私は蝦夷国王の橘幸太郎と申します。

 改めて強引な手段で蓮如殿、実如殿を拉致したこと

 お詫び申し上げます。」


 蓮如

「こちらこそ、貴重な経験をさせて頂き感謝いたします。

 この国を見て目が覚めた気がしました。」

 実如

「私も初めは憤慨致しましたが、この国の領民たちを見ていると

 皆笑顔が絶えず、私の目指す世界がここにあると実感致しました。」

 幸太郎

「それは嬉しい限りです。そこでご提案があるのですが~」



 その後、蝦夷国と朝廷と本願寺との間で条約が締結された。

 内容は、

 政治不介入することで布教の自由。

 寺子屋の先生としての僧侶の派遣。

 寺と隣接する寺子屋の建立費を蝦夷国が負担。

 門徒の衆の出稼ぎ、移民の自由化。

 尚、僧侶と出稼ぎの門徒の住居を無償提供し、

 賃金を蝦夷銭で支給する。


 翌日、

 蓮如たちは、勝仁親王とともに安東水軍のガレオン船で

 敦賀港で寄港し96式装輪装甲車で京まで行った。


 挿絵(By みてみん)


 京に着くと、すぐに帝に拝謁した。

 もちろん、蓮如、実如の影武者も謁見のため京に滞在し

 待機していたので御所内で無事バトンタッチできた。


 この謁見により一向一揆は終焉したのだった。




























一向一揆については、なかなか複雑でしたので、強引に話をまとめてしまいました。


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