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1000年後の未来からやって来たアラサーの世界統一  作者: カズミ


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24話 里見水軍壊滅 2

ハイペリアン乗組員


坂本リョウマ    日系アジア人 28歳 男性 中佐 戦略参謀 

西郷たかお     日系アジア人 28歳 男性 中佐 内政参謀 内政担当

大久保トシオ    日系アジア人 28歳 男性 中佐 外務参謀 外交担当

勝りん太郎     日系アジア人 25歳 男性 少佐 海軍参謀 

乾タイスケ     日系アジア人 25歳 男性 少佐 陸軍参謀

福沢ゆー吉     日系アジア人 25歳 男性 少佐 財務参謀  財政全般

ヘレン ダルク   フランス人  25歳 女性 少佐 医療参謀  医療技術

服部ハンゾウ    日系アジア人 25歳 男性 少佐 警察参謀  情報捜査

杉原 ねね     日系アジア人 20歳 女性 少佐 教育参謀 教育全般

ハワイ行政官 ウール アインズ 内政用アンドロイド 初老白人男性

小樽行政官  徳川秀忠     内政用アンドロイド 日系アジア30代

那覇港基地司令官  一条 実  万能アンドロイド(日系 30代 男 髭が合う学者風の風貌)

橘商会 敦賀支店 支店長  道川兵三郎 元敦賀港の川舟座の頭

    奥州地区 支店長  蠣崎義広  元安東家家臣

朝廷 第103代後土御門天皇

   勝人親王   第104代天皇の後柏原天皇

足利幕府  第10代征夷大将軍 足利義稙


出羽国  檜山城城主  安東忠季ただすえ 5代当主

            安東尋季ひろすえ 6代当主


安房国       2代目当主  里見さとみ 成義しげよし   64歳

          3代当主   里見さとみ 義通よしみち   15歳

      重臣   正木通綱まさきみちつな

 1495年1月


 館山沖の海戦は、安東水軍の圧勝に終わり、翌朝

 戦後処理の為、岡本城のある豊浦港の沖合に停泊していた。

 なお、航行不能の関船、安宅船は、ガレオン船に曳航されて

 同じく沖合に浮かんでいた。


 ガレオン船の人命救助により、小早船、関船、安宅船の乗員の

 8割が助けられた。

 助けられた水軍衆は、寒さと恐怖で震えていた。

 そこで、温かな食事の提供と、命の保障を約束すると

 安堵したのか、皆疲れで爆睡モードに入っていったのである。


 沖合に停泊していたガレオン船団は、里見家当主の里見 成義の

 到着を待っていた。


 岡本城 大広間

 正木通綱まさきみちつな

「殿、申し訳ございません。

 水軍は全滅してしまいました。

 花火の様な光が輝き、まるで昼間の様な明るさで、

 夜襲が失敗しました。

 また、大砲の射程距離も1000mもあり

 とても、弓矢では戦いになりませんでした。

 安東水軍の軍事力、北条水軍の比ではありません。

 このままでは、里見家は滅亡です。

 なにとぞ、なにとぞ、

 殿自ら謝罪と交渉の為、ガレオン船まで私と一緒に

 行って頂きたく存じます。」


 里見家当主 里見茂義

「何を、言う、貴様が勝てると言ったのであろう。

 わしは、知らんぞ、直ぐに、籠城の準備じゃ!

 こちらには兵糧も充分あるし、敵は僅か、600人程と聞いておるぞ。

 安東水軍も兵糧が無くなれば、諦めるというもんじゃ!」


 正木通綱

「しかし、1500人の捕虜がおります。

 捕虜助けませんと里見家の信用が

 地に落ちますぞ!」


 里見茂義

「うるさいぞ!通綱。下がれ!捕虜はお前がなんとかせい!」

 と、真っ赤になって怒鳴った。


 説得を諦めた正木通綱は、

 力無く、ガレオン船に戻って来たのであった。


 ガレオン船旗艦 操舵室内


 安東尋季

「幸太郎殿、里見は来ますか?」


 幸太郎

「うーん、どうでしょうか? 2代目里見茂義は余り良い評判は

 聞きませんね。まあ、器量が狭く卑怯者との情報がありますね。

 ただ、長男の善通よしみちは才能豊かで

 有望な武将になりそうですね。」


 2時間後正木通綱がガレオン船に到着した。


 正木通綱

「申し訳ございません。我殿の説得は出来ませんでした。

 こうなれば、私の命を持って、部下の命だけは

 お助け頂きたくお願い申し上げます」

 と泣きながら平伏するのだった。


 安東尋季

「くどいぞ、通綱殿、貴殿の命は不要だよ。

 ではこれから、6時間後に艦砲射撃を開始するから!

 貴殿は、信頼のおける部下を10人程連れて行き、

 城下町に行って誤爆を避けるため、

 丘へ避難する様に言って下され。」


 正木通綱

「は、承知致しました。」


 安東尋季あんどう ひろすえは拿捕した安宅船、

 関船の甲板に捕虜たちを集めた。


「里見水軍の水軍衆よ!貴様らの殿様の

 里見さとみ 成義しげよしは、

 散々戦った貴様らを助けないと言っておるぞ!


 貴様らは、成義に見放されたのじゃ!


 さて、ここで貴様らに選択肢を与えるから、

 よーく聞くのだぞ!


 まず、もう戦いに加わらないのであれば、開放するので、

 村へ帰る事を許す。


 また、我が安東水軍のガレオン船で働きたいのであれば、

 半年間の訓練の結果で正式に家臣とする。

 また、家臣となった者は、家族を呼び寄せて住居と仕事の

 斡旋もする事を約束する。

 これより、岡本城に艦砲射撃を開始するから、

 我が水軍の力を良く見てから決める事じゃ!」


 6時間後 ガレオン船 操舵室


 幸太郎

「城の砲撃は、初めてなので良い訓練になりますね。

 城までの距離は1500mなのでギリギリだけど

 城門を破壊し、城郭に数発当たれば、降伏するはずですよ。」


 安東尋季

「そうですね。

 では全ての城門を破壊してから、城郭に数発打ち込んでみます。」


 数分後、艦砲射撃がはじまり、ドカーン、ドカーンと轟音とともに

 4つあった城門がすべて破壊された。

 それを目の当たりした里見家の女、子どもは、城の大広間に

 集まって恐怖に慄いていた。


 その後、本丸の屋根に数発の大砲が着弾し、

 大広間の壁に穴が開くと

 たまらず里見家は、降伏して、当主自ら

 ガレオン船の旗艦に出頭したのであった。


 ガレオン船旗艦、応接室


 床に平伏している里見親子と正木通綱がいた。

 ドアが開くと、安東尋季と橘幸太郎が入ってきた。


 安東尋季

「表を上げよ。この戦の責任をどう取るのじゃ!」


 頭を上げた里見さとみ 成義しげよし

 泣きながら、

「なんでも言うことを聞くので、我が一族の命を、

 助けてくだされ。このとうりじゃ。」と

 頭を床に擦り付けながら何度も土下座した。


 それを見ていた幸太郎が

「頭を上げなされ成義殿、私は橘屋商会会長の橘幸太郎です。

 私は商人ですので、賠償金をお支払いして頂ければ

 良いのですが、安東様はどうしますか?。」


 すると、安東尋季が

「うむ、こちらは、被害は軽微なれど、今後房総沖での海賊行為は

 断固許せないので里見水軍は解体するぞ。」ときつく言い放った。


 数刻後

 交渉の戦後処理は以下に決まった。


 ①里見茂義の一族は追放。里見家の領地を没収し

 安房国は安東家の支配地とする。


 但し、嫡男義通を三代目当主とするが、三年間は

 蝦夷國の学校で学問を学ぶ事とする。

 元服後は、安房国の行政官に任命する。

 正木通綱は副官として義通が卒業するまで、代官の代理として

 安房国を安定させる。


 ②武士は安東家に仕官するか帰農するか選択する。


 ③豊浦港は橘商会が管理運営する。


 里見茂義は意気消沈しながらも、命があった事に

 ホッとするとも共に

 自身の能力の無さを痛感したのであった。


 幸太郎

「そんな落ち込むことも無いですよ。

 宜しかったら、ご夫婦で蝦夷國の札幌に行かれては

 如何ですか?蝦夷國とは懇意にしておりますし、

 人手不足なので、蝦夷國側でも知識人は大歓迎です。

 住居の手配から食糧支援、仕事斡旋もできると思いますので、

 心機一転、第二の人生を送ってみては如何ですか?

 ご子息も学校に入学されるので寂しくは無いですよ。

 ご家族、親戚にもご相談されてみて下さい。」


 後日、安房里見家一族郎党20人は、迎えに来た蝦夷國の護衛艦で札幌へ

 向かうのであった。


 勿論、護衛艦を見た里見家一族は、腰を抜かすほど驚いたのは

 言うまでもなかった。


 安房国は、正木通綱が行政官代理となり、橘商会の支援の元で

 牧草地開拓と酪農の飼育、捕鯨によるクジラ肉加工を行う事になる。

 乳製品や加工肉は、橘商会が一括購入し、日本全国へ販売されてる事になるのは

 まだ先の話である。


 この戦後処理で安房国は、安東家の領地になり、その後

 新政府の直轄地になっていくのあった。











公家、武士の言葉は、現代の会話にしておりますので、

ご承知くださいませ。

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