第六十六話 黒貴族フルボッコ! と思いきや?
「貴様、一体何をやってのけた!? 切断された転移魔術の修復など、かつて試みた者は存在せぬはずだ!」
到着した俺達に向かい、開口一番で怒鳴ったのは銀髪の男だった。
どことなくアスタロトに似ていたが、メガネをかけ、白いシャツにベストを身につけている。
一見すると執事か何かかと思うような格好だった。
「お、お、おま、おまお」
「お前がアリトンか、とセブン様は言ってます!」
超強気で翻訳するアイナ。
すまんのう、なんか高圧的に言われると、俺も気が弱くてなあ。
「いかにも、このオレがアリトンよ。そこにあるのは、オレ達が計略にて封じてやったエドガーか。あの魔王の多重結界から良く逃れたものだ。四方の力を集結した魔術、いかにして破った?」
「そりゃあ、南の魔王がいなくて北が被ってるんだもんなあ」
俺がぼそっと突っ込んだら、エドガーとマリー、セレーネがぶふーっと吹き出した。
周りが笑っているので、頭に?マークを浮かべてキョロキョロしていたジャスティーンが、とりあえずわはは、と笑い始める。
「貴様っ……!! 死にたいらしいな!? 楽には殺さんぞ!? 五体をバラバラに引き裂きながら、意識のあるまま細切れにしてやる……!!」
「いたいいたいいたい」
想像するだけで痛い。
その時、スマホがぶいーっと唸って矢印が上方向に出たので、俺はあわててしゃがみ込んだ。
頭上を、何かきらりと輝くものが薙いで行く。
「きゃあっ」
風に煽られて、アイナの髪が広がり、その先端がスパッと切れた。
俺は慌ててアイナも抱きこむようにしてしゃがませる。
やっべえ、何だあれ。気付かなかったら死んでたわ。弄り殺すようなこと言っておいて、瞬殺ですか!?
アリトンは感心したような顔をした。
「凡骨にしか見えなかったが、よく避けたな?」
「糸……!」
エドガーは目を細めた。
極めて細く、強靭な糸による攻撃らしい。糸の張りと操作技術によって、触れた相手を縛り上げたり切り裂いたりするのだろう。
糸使いだなんて、なんという中二なやつだ!!
俺は慌ててアイナを抱きしめたまま後方に転がる。
「よし! 戦力外チーム、退避ー!!」
俺の声に応じて、ニナとクリスとセレーネがアリトンに背中を向けて全力でこっちに走ってきた。
うむ、俺の嫁達はよく教育が行き届いている。
アリトンは彼女達にも糸を放ったようだったが、エドガーが短弓から放ったクォレルに弾かれ、ジャスティーンの大槍に巻き取られ、マリーが展開したロッドで軌道をそらされ、効果を発揮しない。
「アリトン、前は4対1で遅れをとったけどな、今回は1対3だぞ。覚悟したほうがいいんじゃないか?」
「はっ! これだから人間は! ベルゼブブが勇者だと持ち上げても、頭の中身は劣等な生物のまま変わらんのだ! いいか劣等。オレ達悪魔がお前ら相手に、本気など出すわけがないだろう? これは暇つぶしの遊びなんだぞ……?」
俺はなんとなく分かった。
アリトンと言うやつは、言葉と行動が一致しない。
今も余裕を見せて戦ってやろう的態度だが、こいつ根性が捻じ曲がっているっぽいから、多分本気の全力で来るぞ。
『アリトンは本気でくるから全力でゴー』
と俺が送ると、三人からは、
『もちろん。任せなよ』
『わはははは!! 俺は手加減が下手でな!!』
『ま、気負わずやりましょ』
と三様の答えが返ってきた。
心強い事この上ない。
今まで俺達と共に戦ってきた勇者は、基本単身だった。フールフールの時は、エドガーからジャスティーンにバトンタッチしたが、最初から複数の勇者が悪魔に向かう光景。
こいつは初めて出会うものだった。なんか感慨深い。
ぶいーっ、俺のスマホが警報を鳴らす。
こいつが合図だった。先に突っかけたのはアリトン。
糸のきらめきが縦横無尽に屋内を駆け巡る。
実は、俺達以外にも、集められたらしい傭兵達が部屋の隅に固まっていた。文字通り、魔術でものみたいに固められてごちゃっとしていたんだが、アリトンはそいつらを巻き込んで、一瞬にして肉塊に変える。
血を吸った糸が、勇者達に迫る。
ジャスティーンは一息吐くと、槍を回転させた。あっという間に回転の速度が上がり、彼の周囲に凄まじい風が起こる。
勇者達に向かおうとした糸が勢いを失い、散り散りに乱れ始める。
仁王立ちのジャスティーン。その背中を、エドガーが駆け上がった。上空に跳ね上がりながら、長弓を構える。
「”絶技サイドワインダー”」
放った矢は、アリトンが迎撃に撃った糸を、まるで意志があるかのように回避しつつ、一直線にアリトンを目指す。
「”絶技ミラーショット”」
回避しようとするアリトンの目の前で、矢が二つに分離した。
いや、一矢の背後にぴったりついて、もう一発が同じ軌道を辿っていたのだ。
それが目の前に出現し、アリトンの逃げ道をふさいだ。
アリトンは収束した糸を盾の様に構え、ミラーショットを防ぐ。
そして、盾を回り込んだサイドワインダーが、黒貴族の体に突き刺さった。
「ぬうっ!」
怒り任せに、黒貴族は矢を引き抜く。
底へ畳み掛けるのがマリーだ。
手にしたロッドで、駆け寄りざまに床を何度か叩いていく。
光の波紋が生まれ、波紋と波紋が共鳴する。
「無防備な!!」
放たれる糸。マリーの身体能力は高いが、ジャスティーンやエドガーと比べれば数段劣る。
回避しきれず、あわや上半身と下半身が泣き分かれる。だが、彼女は癒しの姫。即座に切り口が光を帯び、切られた端から繋がっていく。
そして切られても構うことなく、マリーはアリトンの目の前をロッドで叩いた。
「”波動、共鳴”」
光が来た。マリーの背後から、強烈な輝きの本流が、渦を巻き、波紋を生み出し、生み出された波紋がまた共鳴して渦となり、空間全体を押し包みながらアリトンへ襲い掛かる。
「ぬうおっ!!」
糸を放つ。だが、糸は光に触れた途端に焼け焦げる音を立てて消滅。
逃げようにも、空間の全てを包む光はアリトンに回避の場を与えない。全包囲攻撃だ。
「あがあああああっ!!」
アリトンは叫びながら、光に体を焼かれた。
これ、行けるんじゃね?
流石に勇者三人いると強いわ!
俺の期待通り、戦いは勇者優性で進んでいく。
次々に糸を繰り出しても、それはジャスティーンとエドガーには通じない。マリーは切られても再生する。
反撃するジャスティーンの一撃は大振りだが圧倒的に早い。
「ぬうん!!」
「くっ!!」
避けきれず、槍で打ち据えられて吹き飛ぶアリトン。
そこへ、エドガーが追撃する。
「”絶技シューティングスター”」
魔力を帯びた矢は白く輝き、己の身を消滅させながら、炎と衝撃波をアリトンに叩きつける。
回避しようにも、マリーが戦場を駆け回りながら生み出す波紋が、黒貴族に足場を与えない。
戦いは一方的だった。
ついに、ジャスティーンが叫びながら放った、何だか分からない一撃がビームを出しながらアリトンを縦に両断する。
だからお前、その技なんなんだよ!!
アリトンは、信じられない、という顔のまま、光になって消えていく……。
「す、すごいぃ……」
クリスがため息と共に、ぎゅっと拳を握る。
ニナが何度も頷いた。
だが、アイナの表情が晴れない。
「なんでしょう、嫌な予感がします……。とっても、いやな」
「ええ。黒貴族とは、その不死性を以って一つの概念、現象とも呼ばれる存在です。彼ら一柱一柱が、ガーデンの根源に深く関わっていると言われます。故に、何度倒されても、滅ぼす事は出来ないのだと」
確かに、目の前でアリトンは消滅していくが、勇者達の姿勢は臨戦モードだ。
エドガーが俺に目線をやった。
「これじゃあ、いつもと同じだ! 伝承のまま、黒貴族は倒されるけど、すぐに復活しちまう。セブン、あんたの力でなんとかなんないのか?」
「そ、そんなこと言われてもなあ……」
俺はふらふら立ち上がる。
アリトンと戦った時の粉塵や煙が周囲に渦巻き、煙い。
俺にできる事と言えば、まあ、スマホで何とかする事だけだし……。
アリトンがいた場所を撮影。
やはり、黒貴族の反応は無い。
床に残った黒い染みだけである。
黒い……染み。
俺はゆっくりと、スマホのカメラを染みに向けた。ズーム……できるみたいだな。
ズーム機能を使用すると、俺のスマホから、レンズがぐぐっと伸びた。
染みを拡大……いや、これは染みじゃない。
影だ。
黒貴族アリトンは倒されたのに、まだ影だけがこの場に残っているのだ。
すると、スマホの画面に、釣竿のようなアイコンが登場した。
『フリックして釣り上げろ!』
そんなメッセージが出る。
こんなゲーム入れた記憶は……いや、釣りゲームを無課金でやってた記憶はあるな。アレはもうサービス終了したはずだが。
俺はかつてやっていたゲームどおり、フリックして釣り針を影に向かって投げつける。
糸が垂らされ、少し待つ。
「どうだ、セブン! 何か分かりそうか!?」
「ああ。なんつうか、物凄く怪しいのを今探ってる」
もう少し待つ……びくりと釣竿が反応した。
画面下方にゲージが登場する。
『リールを回せ!』
画面表示が出た。
同時に、アリトンの城砦が激しい揺れに包まれる。
「魔力が強まっているわ……。さっきのアリトンなんて比べ物にならないくらい……!」
マリーの言葉を聞きながら、俺は画面に指を当てたまま、ぐるぐるリールを回すようにスライドさせる。
下方のゲージが、徐々に動き、何かがゆっくりと画面の染みから釣り上げられてくる……!
「出てきました!!」
影を見ていたアイナが声をあげた。
俺はそちらを見る余裕なんて無い。多分、このゲーム画面と現実がリンクしているんだ。
影に潜んでいるそいつが必死に抵抗している。
リールを回すほど奴は釣り上げられていくが、俺が手にするスマホも重くなってきていた。
「く、くうう……」
俺の足が引き摺られた。
影の方向へと。
「セブン様!!」
アイナが俺の腰に抱きついて、動きを止めようとする。
うぐぐ、まだ引っ張られる!!
「セブン様! これは、アリトンと戦っているのでしょうか!?」
セレーネが俺の体を横抱きにして踏ん張る。
まだ、まだだ……!
「旦那! がんばれえ! あたいも頑張るうう!!」
ニナは俺に足にしがみつき、重石になった。あと、あと一息……!!
「セブン様ぁ! お手を失礼しますう……!!」
クリスが、俺をアイナを丸ごと包み込むように覆いかぶさってきた。
そして、俺の手ごと、スマホを引っ張る。
「どっせ――――――いっ!!」
咆哮と共に、クリスが俺ごと、そいつを引っこ抜いた!
俺とアイナ、セレーネ、ニナが尻餅をつき、釣り上げられたそいつは、一瞬宙を待ってから、床に叩きつけられた。
それを何と言えばいいのか。
正直、今まで会ってきた黒貴族たちは人間の姿だった。
怖くはあったが、凄みはさほど感じなかったものだ。
だが、そいつは見るからに異形。
まさに悪魔だった。
ねじくれた角を生やす、黒い巨人。背中には六枚の骨の翼がはためき、両腕が体に対してあまりにも大きい。
体の中央部には青い石がはまっており、石からは常に、巨人の周囲を包むようにして渦潮が生まれ、そして消えていく。
そいつ……真のアリトンは、炎のように燃え上がる、目玉だと思われる部位で俺を見た。
『お前は……危険だ。千年の間現す事の無かったオレの肉体を、この世界に引きずり出すとは……!!』
ここで初めて、俺のスマホがアリトンに反応した。
自動的に、奴の説明を暴きだす。
北の魔王アリトン。属性は、水。
異世界にその本体を隠す、黒貴族の一柱。
『万に一つも、オレが人間如きに敗れる事など無いが……億に一つ起こり得るならば、何が起こるか分かっているのか!?』
怒声が質量を持っているかのように、俺の体を打ちのめそうとする。
その瞬間、スマホが軽やかなチャイムを鳴らした。
”万魔の賢者セブンへの精神攻撃をブロックしました:脅威度A”
”アイナ・バレンタインへの精神攻撃をブロックしました:脅威度A”
”ニナへの精神攻撃をブロックしました:脅威度A”
”セレーネ・マルゴットへの精神攻撃をブロックしました:脅威度A”
”クリスティーナ・ストライプへの精神攻撃をブロックしました:脅威度A”
セキュリティソフトが起動した。
どうやら奴を視認したり、声を聞くだけで、一般の人間なら精神をぶっ壊されるほどの負荷がかかるらしい。
正真正銘の化け物だ。
嫁達は怯えた風で、俺もいつもどおり腰が抜けそうだが、セキュリティソフトのお陰だろう。なんとか立っていられる。
「つまり、お前が本体と言う事だな! 黒貴族どもを倒せなかったのも頷ける! 本体が隠れていたんじゃな!」
ジャスティーンが高らかに槍を掲げる。
全く戦意が衰えていない。
むしろ、嬉しそうだった。
「ここらで一匹くらい減らしておいても良かろう!! 行くぞ!!」
「おいらが牽制する。ジャスティーン、頼む」
「おう!」
「マリー、アリトンへの行動制限を同じように」
「任せて……! それにしても、とんでもない圧迫感ね……! まるでこの城全体が、あいつの体の中になったみたいな」
不吉なセリフ禁止!!
出し惜しみはしないとばかりに、エドガーが長弓を構える。
高らかに跳躍したその腕から、無数の矢がアリトンへ降り注いだ。
「”絶技アローレイン”!」
一発一発が、悪魔兵士を滅ぼす破壊力を持つ死の雨である。
これに対し、アリトンは右腕を掲げ、何の技も使うことなく矢の雨を受け止める。
何本かは腕に突き刺さるが、明らかに浅い。皮一枚貫けていまい。
そこへ、ジャスティーンが飛び込んだ。
「ぬうおおおおお!!」
必倒の気合を込めた突撃。
だが、アリトンは左手をかざし、そこに胸の石から溢れ出した渦潮を集めた。
凝縮された水の圧力が、ジャスティーンの槍を受け止め、むしろその激しい回転に巻き込んでいく。
『非力だな、人間!!』
「ぐおおお!!」
ジャスティーンが吹き飛ばされた!
周囲には、マリーが張った光の波紋が発生する。
触れれば悪魔の体を焼き焦がす効果を発揮するはずだが、アリトンはこれに対し、骨の翼を大きく広げた。
翼それぞれから、銀の輝きが迸る。
糸だ。しかも、はっきりと視認できるほどに太い。
これが波紋にぶつかり、非実体の光を、真っ向から叩き割る。
糸は収束して、マリーを襲った。
「うくうっ!」
一瞬だが、マリーが細切れになったのが見えた。
その直後には再生しているが、既に素っ裸だ! 嬉しいけど嬉しくない!
「気を抜いたら、本当に殺されそうね……!」
あんた不死身過ぎだろう。
「どああああっ!!」
吹き飛ばされたジャスティーンが、壁を蹴って返って来た。
大槍を軽々と振るいつつ、突きを繰り出す。いや、その突きが、一瞬にして三つに分かれた。
超高速での三連続突き!
これに対し、アリトンは右腕、左腕、そして糸を束ねて対抗する。
ジャスティーンの攻撃が通らない。
逆に、反撃の圧縮渦潮ランチャーみたいなものを胴体に喰らって、ジャスティーンは低く呻いた。
勇者達の行動には間断など無かった。
着地ざまにエドガーは、「”絶技サイドワインダー”!」必中の矢を放ち……次の瞬間、長弓を手放しながら大きく跳び下がった。
彼の腕がざっくり切り裂かれている。
一瞬遅れていれば腕が飛ばされていただろう。
空中に巻き上げられた長弓が、どうやら地面を貼って来ていたらしい糸によってバラバラに切断された。
「参ったね、こいつはどうも……」
エドガーの額に汗がにじむ。
不敵に彼は笑って見せるが、俺は不安だった。
マリーの魔術が、即座にエドガーの傷を癒す。
「うむ! こいつ……一撃一撃は大したことが無いが、とにかく守りが硬い!」
「いやいや」
俺達はジャスティーンの言葉に全員で突っ込んだ。
一撃一撃が立派に致死級の破壊力ですから。それを受けても無事なあんたがおかしいんですから。
ほら、ちょっとアリトン驚いてる。
そんな、俺の気が抜けた瞬間を狙われたのだろう。
突然スマホがブザーを鳴らした。
俺の視界の端で、ラプラスが勝手に起動した液晶画面が見える。
その中では、俺を庇ったアイナが胸に大きな穴をあけられて倒れていく様子だった。
ラプラスが予知するのは三秒後の未来。
つまり、これがアイナの未来……!
「セブン様!!」
アイナが俺を突き飛ばす。
ここまでは、ラプラスの予測どおり。
ラプラスの予測は絶対に外れない。だから、必ずアイナは胸に穴をあけられて……死ぬ。
マリーでもなければ、胸に大穴が開いた人間が助かるわけは無い。
俺はアイナの死を瞬間で理解して……考える時間などない。
『ラプラスの演算を開始します』
時の流れが突如、ゆっくりになった。
それでも残り時間は少ない。残り一秒が一分になった程度。
バッテリー電力は減ってきている。大したことは出来ないか? 修復プログラムが思いのほか電力を食った……、関係ない!
アイナは俺の女だ。どうやって助ける。俺は非力で、弱くて、魔術も武術も使えない。
だが、スマホは使える。
選べ、どうやってこの未来をひっくり返す?
考えろ。
選択肢は無いのか?
選択し、別の未来、別の結果。
俺はマクスウェルの魔鍵を起動する。
鍵の形のアイコンが現れる。
ラプラスからは、錠前の形のアイコンが現れた。
ドラッグして、アイコン同士を重ね合わせる……。
その瞬間、液晶の中に映し出された未来が分岐した。
アイナが死ぬ未来。
もう一つは。
俺は迷わずもう一つの未来にタッチした。
俺の指先の電流を感じて、スマホは新たな結果を選び取る。
世界の法則が変わる。
放たれたのは、圧縮された渦潮ランチャーだった。
一撃で俺を殺すはずのそれは、俺を庇ったアイナの胸を貫こうとして……現れた腕によって、叩き落されていた。
未来を前借りするアプリケーション。
望む未来を引き寄せるアプリケーション。
俺は、現れた未来と過去を結びつけるために、ツブヤキッターを起動した。
『当方日本人』
『ナカーマ』
『降魔拳テンマさんがあなたをフォローしました』




