98、 最古参の住人
今日も朝から 魔法の練習である、 今日は気分を変えて1階の喫茶スペースで
練習をしている。 でもやはり思念移動の魔法はうまく行かない、何故だ。
隣の席では リトとファーペン・キャラコ・アハト・ヘビさんチームで
モノポリーを これも朝からやっている、 どうやら誰か破産するまでやる
ルールの様だ。
反対の席では フォーとガープさんがコーヒーなど飲みながら チェスを
やってる 優雅だね 君たち。 当然みんな思念移動で駒を移動させている
チキショウ。
先程から 軽快な音を出しているのは 試しに俺が出した ピンボールマシンだ、
これに見事に嵌まったのは リリスさんで 日がなここに入り浸っている。
俺は未だにマヨネーズの壁にぶち当たってそれを突破出来ない 当然細かい
作業など出来ないので チェスの駒を優雅に動かせる筈も無い。
ふぁ~疲れた。 お昼だからここで済ませちゃおうかな。
『みんな何か食べたい物有る? 俺つくるよ。』皆に付き合って貰ってるので当然
[ ピザ食べたい 最初に食べたピザ 食べたい。]
リトが逢って最初に食べた 冷凍ピザが食べたいらしい。
『了解 いっぱい作って来るよ。』
キッチンに行って冷凍ピザ解凍作業に入る 焼けたのをヘビ達がお皿と供に
思念移動で運んでくれている、 器用だな。
<太一君 魔王様達も来たから 追加宜しく~。> 魔王様来たんだ
人数増えた為、アマにも手伝って貰って 調理加速、アマの新魔法 空間指定
マイクロ波加熱処理術式(通称 電子レンジ)稼働。アマの手伝いも有って
100枚程焼けたので 思念移動で持って行く。(アマが)
喫茶スペースに行くと そこには昼食大食い大会をおッ始めてる方々が居る。
リトと あれ誰だ?って人型じゃ無い、後ろ姿なので良く判らないが 黒光りする
鱗が密集する肌、ブットい尻尾、背中に小さく畳まれた翼 多分 龍だ。
「やあ、太一殿早速頂いておる」*魔王 御爺ちゃん連れて来たんだ
『初めまして 太一と申します、お目に掛かれて光栄です。』 挨拶してみた
・・・反応が無い 食事に夢中らしい、 俺も食おう。・・・
ピザが全然足りないので アマが追加を焼いてくれた 焼きたて貰おう。
30分位だろうか、300枚を軽く超えるピザが ほゞ二つの生命体によって
捕食された。 (何処に入るんだろ あれ) 何て考えてたら御声が掛かった。
「其方が 太一殿か、本当にフォーとソックリなのだな 儂は リテヌートの
父、アジタートの曾祖父にあたる 龍種の王 ラゴンと申す。是から
よしなにな。」*ラゴン ・・・ド抜きってやつね 誰だ名前考えた奴・・・
『はい 宜しく御願い致します 太一と申します。』正面から見るとそれはそれは
はっきりと ドラゴンだった。(すげ~ 感動した 俺 今ドラゴンと話してる)
「先に謝っておくが、先日の映像を大じいじに見せたのだが 何故か落胆
してな、 何故かと聞くと余りにあっけ無く戦闘が終了している様を見て 何だか
やる気が失せてしまったらしい。 そこで ここ(フォーの自宅)話をしたら
是非にも連れてけと 言う訳で連れて来た訳だ 迷惑だろうが御願いいたす。」*
魔王 まあしょうが無いだろうね ってゆうか大じいじ呼びなんだ
「太一殿 色々見せて貰うぞ、今日を楽しみにしておったのじゃ。」*大じいじ
『はい 色々私の前世の文化を 見て行って下さい。』 施設壊れないかな?
それから 施設を色々見せてまわった、ラゴン様は 身長180センチ位の
ドラゴンだ サイズ的には この自宅でも不自由無く行動出来る大きさだ。
(結構ドラゴン 小さいんだな)
{告 マスター、ラゴン様は 変化の魔法でサイズ変更されています、本来は
体長(体高)150メートルを超える大柄なドラゴンです。} そうなんだ
今フォーの運転で敷地を走るのは 超高級車 マイ〇ッハだ フォーが俺の
ドラゴン大好きを察してくれたのか この車をチョイスしてくれた。
フォーが運転して助手席に魔王様 リヤシートはリムジンの為対面式で
右リヤシートに大じいじ、 左リヤシートにばあば、 手前の対面シートの右に
俺、左にガープさんが座っている。(でも 大じいじ車には興味無い様だ)
農場を廻っても余り関心は沸かない御様子、でもプールには猛然と食いついて来た
「太一殿、なんだ この施設は 皆が楽しそうにしておる、こんな光景は儂は
始めてみるぞ。」*大じいじ そうでしょう そうでしょう 頑張ったんだからね
「ここの施設は 水を使って楽しむ施設なのであろう、ああっ あいつも居れば
此処で楽しむことが出来ただろうにのう。」*大じいじ 何か悲しげ
「如何されたか 大じいじ、 先程食い過ぎて ぽんぽん痛くしたか?」*魔王
「違うのじゃ、 昔のぅ 仲間であった者が行方不明になってのぅ まあ所謂
家出じゃがな、その者は大層清浄な水が好きでのぅ魔族領の水が黒く成ってからは
元気も無くなり心配をしていたのだ。 その矢先に行方不明(家出)になり
それからは 逢っていないのじゃ 居場所が無くなったので 死に場所を探しに
旅立ったのかのぅ。」*大じいじ 今回はリアルに悲しい物語であった
んっ? 向こうから 誰か大声出しながら此方へ走って来る、(あっ、倒けた)
此方に駆け寄って来た女性が声を掛けて来た。
「お前、ラゴンだろ 久っさしぶりだな元気してた? 2万年ぶり位かな 御前
人族っぽく変化するやり方忘れたのか? それ 老人性痴呆症って言うんだぜ
知ってた? 知っててもダメか 忘れてるもんな、 あははは・・・」*誰この人
「痴れ者め! このお方を何と心得る。」*魔王 多分 知人だよね
「ああっ! ああ、アンタの曾爺様だろ。」*誰この人
「何故そなたが 大じいじの事をしっておる?」*魔王
「お前、プレストなのか?」*大じいじ やっぱり知り合いなの?
「おおよ、ラゴンよ元気でなにより 痴呆症では 思い出せなくても
しょうがないなぁ。」 やっぱり知り合いだけど、この人居たよね プールで
競泳競技の指導役みたいな事をしていた、 1人だけ とっても良い色に焼けた
肌のお姉さん、売店に日焼けマシーン出しといたから 物好きなバンパイヤが
日焼けしたのかと思ってたんだけど 違うのかな。
「おま、おまえ、お前何処に行ってたんじゃ~、」*大じいじ そうなりますよね
プレストさんに抱き着こうとする大じいじ、対するプレストさんが 大量の水で
近づく大じいじを 跳ね返す。 ドラゴン跳ね返されちゃったよ アマ・フォー
{肯定 マスター、あれ、プレストはリバイヤサンです、やはり龍族の一員と
言われていますが、ここ2万年程記憶が有る者が居ない為、生存はしていないと
思われていた存在です。エンシェントドラゴンよりも1.2万年程若いですが
実力は拮抗している様で 大じいじを水でブッ飛ばす位は出来ると推察します。}
<アマービレちゃん その呼称後で問題になるから気を付けてね。> なんだそれ
「お前 儂がこれ程心配しておったと言うのに 逢って突然この仕打ちか?
酷いではないか!」*大じいじ それはそうだよね
「だって ラゴンがセクハラ紛いな事して来るから イケないんじゃん。」
なあフォー <なあに?> この世界でしかもドラゴン同士にセクハラって言う
文化(文化なのか?)って有るの? <知らない> ・・・・・
気持ちを切り替えよう、これはとても幸いな再会で有り、 この奇跡的な再会に
宴会を設けよう。(ここに来てから宴会ばっかりだな) でも良いや
2万年ぶりに逢った知り合いなんて 前世では絶対経験出来ない事だよね。




