68、 懐柔
昼は何にしようかな、気温も上がって来たことだし そうだ冷し中華作ろう
まずお湯沸かして きゅうり細く切って わかめ(ふえるヤツで良いな)と
トマト切って ハムで良いかなこれも細く切って モヤシも入れて見よう
そしてスープ 醤油タイプも良いんだけど 何となく今日は胡麻風味で食べたい
その方が良い感じがする。 沸いていたお湯を必用分(後で冷やすので少量)に
がらスープの素とかつお出汁も入れちゃえ。 それに中華スープの素を溶いて
少し 醤油と昆布茶で味を調えて 胡麻ソース投入 この時点ではかなり濃い
味だがここに冷水と御酢を投入(それと氷もね) 最終的な味の決定は
皆がそろってから 濃さを調整しよう。 一応麺を茹で終わったので 冷水で
冷やしてから 空間収納で保存。 まだ来ないのでついでに 冷凍の春巻きが
有ったから これを揚げておこう。揚げ油用意して 片っ端から揚げて行く
100本以上揚げたかなっと思っていたら 彼らが到着した。
「おうっ! 何処に居る人族! 今すぐぶち殺してやる。」*アスモデウス
見た目 フォー達のゴーレムより 2周り程大きな体で フォーの
首根っこ掴んで 振り回しながら 叫んでる。
「なんだ ここは、何で儂がこんな所へ わざわざ来なければいけないんだ?
責任者出てこい。」*ベレト
こちらは確かに ネコ獣人の姿で フォー達より小さな体躯だ(150センチ
ぐらいかな) 脈絡の無い理由で文句言ってる。確かに面倒臭そうだなぁ。
『はい、私が人族で責任者の 太一と申します。』
「貴様かぁ~・・・ ってお前フォーではないか?」*アスモデウス
『はい、姿はフォーなのですが 中身(精神)が人間なのです。これから宜しく
御願い致します アスモデウスさん・ベレトさん。』
「????? なにが どう なって そんな ことに なって いるんだ?」
*アスモデウス どうやら早速脳停止したらしい
「なに言ってやがるんだ ボケ! フォーいい加減気分が悪いから儂は帰るぞ
(あっれ? ここはどこだ?)」*ベレト 怒ってばっかりだと必要な情報を
得られませんよ ベレトさん。
その後 とち狂っていたお二人に ガープさん主体による 俺・フォー・アマの
精神多重攻撃(別に攻撃はしていないが 精神的な説得を試みた)
結果、 何とかこの場は収まった。 はぁ~ 疲れた。
一応お話が出来る位に落ち着いた 二人に食事を勧めてみた。
2人は 将軍と言う地位で有った為、そこそこ裕福なので 嗜好品の摂取を
日常的にしていた様子、飲料も 食べ物も 問題無く摂取し始めた。
「おい、太一とやら この は・る・ま・き とやらはこのビールとの
相性が最高であるな!」*アスモデウス
『お分かり頂けましたか、アスモデウスさん 揚げ物とビールの組み合わせは
最強なのです。』 話を合わせて見た。
「なに!最強だと そいつをここに連れて来い われが・・・」*アスモデウス
何だか ちょっと失敗だったらしい、最強の語句に食いついて来た、では反撃!
『アスモデウスさん 春巻きとビールが 最強だと言ったのですよ。この組み
合わせに あなたが勝つと 今後一生食べられないの ですよ。』
「・・・・・ 勝ってはイケない勝負という物が有るとは思わなんだ。
人族の者よ 良き教えを 有り難う。」 なが~く 悩んだんだけど案外
チョロかったな アスモデウスさん 美味しいはやはり正義だな。もう一人は
「フン! こんな物 今まででも食しておった。 別に何も面白くは無い
わい。」 此方は相変わらず 不機嫌モード発揮中。
この人(ネコ人)は どうやって 懐柔しようか考えていると。
[ねこ しゃん。] リトである。 他ネコ3匹とヘビ5匹を従えて 来訪した、
(多分 揚げ物の匂いに誘われたのであろう)
ゼロタイムで ベレトに抱き着くリト、 全く反応出来ずに佇むベルト。
暫くの間の 沈黙を破ったのは ベレトだった。
「お嬢さん 私はベレトと申す。 そちの名前は何と申す?」
・・・誰だコイツ 先程とは全く違う猫なで声 (ネコだけに) それに
甘くささやく様な声、(ネコなで声、 (本物))何かリトの貞操の危機を
彷彿させる構図である。 (大丈夫なのかなぁ) なんか本格的に危険な感じが
するんだけど。
{肯定 マスター、リトが危険なのは肯定します。 あの猫野郎は ロリ〇ン
です。(って言うか 可愛い物には見境無いんです) 私も危険です。}
・・・ここで何か言うと それはそれは メンドクサク成りそうなので秘匿。
良く見ると確かにその片鱗が見えて来る。ベレトとリトを中心に取り巻いている
ネコとヘビ(笑顔ヘビ)に リトを抱っこしたままの姿勢で 眼が離せない様子。
成程、 見て取った所 此奴は 可愛いが正義の方らしい。
フォー結構御し易い方々の様だよ、首大丈夫?
<ああ、有り難う このボディーは粉砕されても私は大丈夫だから心配しないで
良いよ、 でもこんなに簡単に懐柔するなんて やっぱり 太一君は凄いなぁ~>
フォー 本当に大丈夫なの? ちょっとフォーの身体の事が心配だったけど
よく考えたら、今のフォーの身体は自分で作ってるし、例えボディーが無く
なってもフォーは精神体だし。 何も問題は無いんだよね。
そんな事無いよ 行き当たりバッタリの対応が良い感じに 上手く行った
だけだよ。
その後 大量に用意した 冷やし中華と春巻きは 主にアスモデウスとリトに
よって消費され、 ネコじいじ(ベレト)はネコとヘビ達に囲まれ 幸せな
ひと時を過ごした。




