61、 ツリーハウス
やって来ました 右奥の別棟 アマ、リモコン作れる?
{肯定 マスター、はい作れます。因みに左側と仕様は同じで宜しいでしょう
か?} そうだね 同じだけど中央部に樹木を植えて貰って ツリーハウスは
どうするかな?男性陣に聞いて来ればよかった、まあ 適当に作るか。
翌日の朝 早速ツリーハウスを作りに来ていた。朝飯は昨晩一寸飲み過ぎたの
でゼリーな食事のみだ。 ちゃんとアマに確認して貰ってから口にした。
大きめの木を20本程植えて、その内4本に人小屋の割と贅沢なのを取り
付ける。中にキッチンと風呂・トイレ、下から底冷えしそうなので断熱材つめて
カーペットとラグ敷いて、リビングセット入れて、エアコンも付けちゃえ。
この人小屋は2階建てだから 2階にベットルームと 書斎ぽいのと、1室は
倉庫にしよう。こんな感じかな
あと 各家を繋ぐ回廊とエレベーターも付けちゃえ。 後はリモコン4つ作って
貰って終了かな。仕上がりを確認して各部調整していると、アパッシオ夫婦と
4人のエルフ達がやって来た。 誰かに俺がここに居る事を聞いたのだろうか。
「カランド様に聞いて 此方にいらっしゃるとの事で 参りました。」*
アパッシオ
『そうですか 大体出来上がりましたので 確認御願いします。』
「あ、あの 出来たと言うのは一体どういう事ですか? フォー様。」*ソステ
『ああ、ご希望の木と ツリーハウスを作っていたのです。大体出来上がった
ので確認御願いします。』
別棟の中に進んで来たエルフ達、その圧巻の景色に暫し呆然としていた。
「こっ、この施設は以前から有った物なのでしょうか?」*アパッシオ
『ええ、建物は以前から有りましたよ 作っていたのは建物の中身です。』
「・・・中身と言う事は、この農地と樹木 そして遥か上方に見えている建物の
事でしょうか、 フォー様。」*ソステ
『はい そうですよ、アマに作って貰いました。』
『ああ そう言えば紹介していませんでしたね、俺と供に何時も有る精神体で
あるアマです。』 是から一緒に生活する人たちなので、アマを紹介した。
{肯定 エルフの者達、私がフォー様と人生を共に過ごす者 アマービレで
ある、是から良しなに。} 何だか引っかかる言い回しだが まあ良いだろう。
「はっ、はい 宜しく御願い致します。・・・そっ、その存在感を出来れば少し
絞って頂けないでしょうか。」 あっ!アマ存在顕現させたの?
{肯定 マスター、こうしないとエルフ達に私の存在を認識させるのに苦労する
と思い一部顕現させました。効果バツグンです。}
確かに抜群だ、エルフ達全員意識が飛びそうになってる。 アマ、もう止めて
上げて。
「確かに認識致しました、有難う御座います。私達はこの様な存在に宣戦布告
したのですね。」 今更ながら、己達の無軌道な行いに恐怖した様である。
『ですね、でも別に気にしていませんから ここで100年のご苦労を癒して
下さい。そして確認して下さい。』
そして エルフ達と住居部分を一緒に見て回った。 この建物、左側もそうなの
だが一般的な体育館(観覧席付き)4つ分の敷地スペースに高さも120メートル
を超える為、大きな木が普通に収納されている。そして清浄な空気に眩しい光源。
エルフ達は魔族とはいえ、基本自分たちが居る環境は 人のそれに準じている方が
居心地が良いらしく、この環境をいたく気に入った様だ。 確かに俺もこんな所で
過ごしたいって少年だった頃、夢見ていた筈だ。(ツリーハウスって子供の
夢だよね)
エレベーターと言う名の魔道具に乗って(魔道具ってエルフ達が言ってた)
ツリーハウスの1棟に到着、中に入って使い方などを説明していると。
「あっ、あの~フォー様 これ程の物を貸して頂いて 私共は何を持って返済
すれば宜しいのでしょうか?」 う~ん そうだよね 突然宣戦布告した悪魔
に絆されて同居する事となり、住居施設まで用意されては 何か有ると鑑みるのは
自然な事だ。
『ああ 別に何か強制する様なことは有りませんよ。何故かと思うでしょうが
是は俺の趣味みたいな物だと思って下さい。 貴方方エルフもそうですが
同じく同居しているバンパイヤ達も この世界で絶滅危惧種です。
そんな存在を何とか救済したいのが 俺の趣味です。皆と一緒に楽しく居たい
それだけです。』 実際前世では決して出来なかった事がここでは出来る
その思いをなるべく簡潔に伝えてみた。
「そうですか。・・・初めて逢った我々にそこまで御考え頂いていたとは。」
短くない沈黙の後、エルフ達は深く頭を垂れる。其処まで重い感覚では無いので
俺は困ってしまう。
『それと ここに縛る事もしません、実は魔王城の城下町で ある商店の手伝いを
しているのですが、そちらで商店の手伝いをしながら生活する事も出来ますよ。』
この後、バンパイヤ達やエルフ達全員を呼んで 内覧会を催したが。バンパイヤ
達は全員ツリーハウスには興味を示さず、又エルフ、(♀)も興味は持ったが
此方で生活するのは、あのホテル住まいの魅力の方が真新しくてなのか
ツリーハウスの増設は無かった。 もっと改造したかったのに。




