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飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
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59、 エルフ襲来


 丁度お昼になったので、ユグドラシルの前でバーベキュー大会となった。

突然の事だったので、用意の時間が無かった為、某大手外資系スーパーの

バーベキューセットが有ったので それを利用して野菜と魚介類を追加して

盛大に執り行った。『リト そんなに山盛り乗せてもちゃんと焼けないよ。』


[はーい おにいちゃん、でも下からひっくり返して焼けば早く食べられるの。]


そこまで考えていたのか。 リト恐るべし。ユグドラシルは何が食べられるの

だろう・・普通に食べていた、流石ユグドラシル。食事風景は確認出来ないが、

食材(ちゃんと焼いたもの)が バーベキューコンロ上から 一部消滅する様子を

確認して 確信した。同じ物食べられるんだ、 そして見ている間に成長してる。


『ねえ、ユグドラシルさん この場所で成長すると場所的に手狭でないですか?』


「ええ、大丈夫ですよ。目標は高さは皆さんと同じ位を目標としています。

余剰の部分は分体を作って対処しようと思っていますので 本体はここに

根付かせて下さい。あなた方との繋がりを多く感じられる場所なので 

どうか御願い致します。」この場所が良いんだ。ならこの場所で過ごして貰おう。


{告 マスター、来ました。}


なにが? アマ何が来たの?

 

{告 マスター、エルフが来ました。早速先制攻撃を行う様です。殲滅して宜しい

ですか(てか、します。)}


ちょ!ちょっと待ってアマ!攻撃しないで 防衛して。


{了解 マスター、マスターの防御被膜御借りします、被膜(成層圏)展開、

被攻撃術収納。皆さんその場を動かないで下さい。}


 アマが防衛術式を展開した、(シュンッ、シュンッ、)と飛来する矢の群。

それがバーベキュー会場の20メートル位手前で、消失して行く。


 なんだコレどうなてるんだ? 遠距離から飛来する小さな点にしか見えない物

多分 矢なのだろう、それがアマの展開した防壁に接触すると その場で消失する

現象が繰り返されている。(これが本格的な魔法なんだ)と考えていたが。

{否定 マスター、これは元来この世界に存在していた魔法とは異質の物です。

ビフォアー・フォー様の改造によって成された、革新的な魔法になります。

一部先日ベリアルを葬った際に使用した術が含まれています。}


 ああ、兎に角有難うアマ。この後も攻撃しないで 防衛に努めてね。

さて 先制攻撃の後は 大体何か言ってくるだろう。


 「ユグドラシル様の近くに居る 不浄の者達よ。この場を我々に明け渡し

退去すれば是以上の危害は加えない。 迅速にこの場から退去せよ。」*エルフ


 いきなり 高圧的に出てきたな。どう対処しようかな・・・

{告 マスター、まず殲滅しましょう。話はそれからです。} 


 いや・いや、アマさん 殲滅したらお話しする相手が居なくなっちゃってる

よね。それはダメだ、もっと穏便な方向で行こう。話の壇上に上手く乗って

くれないかな?

{提案 マスター、攻撃する事は無いことを誓った上での提案なのですが、

マスターの保有エネルギーを開放(今はアマが封印してる)すれば 交渉を

すると思います。}   それは どの様な根拠があるのかな?

{回答 マスター、魔族が戦いを行うと時には必ずある程度の魔眼持ちが存在

します敵対する相手がどの程度の戦力を保有するのかを事前に感知する事が

必要です。その為、マスターのエネルギーを開放すれば 相手エルフ

矛を収めるでしょう。 私若しくはユグドラシルでも良いのですが、より

圧倒的なエネルギーを受ければ 彼らは必ず屈すると思われます。

(上手くすれば半分ぐらいはショックで死滅します。} 


・・・この三択の場合、 ユグドラシルが行うのが、一択なんではないか?・・・

いや、いや!アマ、発想が過激過ぎるよ。 俺はお話が出来るようにしたいの

だけど。


「やはり私が躾けをするのが、一番とお考えですね 太一様」*ユグドラシル

あ、あの~ユグドラシルさん 貴方も大概ですね。 強制は良くないですよ。


『やっぱり俺が返答して良いですか?』 てか俺が話さないと戦闘になりそうだ。


 『エルフの皆さん ようこそ御出で下さいました。俺が一応ここの責任者の

フォーと申します。(一応外見はフォーだからね)』


「アパッシオ様 あれ魔王軍の将軍ですよ、拙いんではないでしょうか」*

女エルフ

「なに! あの5代将軍の一人か?・・・それは拙いな 確実に殺される。」


{告 マスター、やつらマスターの容姿を知っているようで 良い感じに恐怖

してくれやがっています。 丁度いいです。} そうなんだじゃあ話やすいかな。


 『まあ、そこでは何ですから、こちらでバーベキューなど食べながら 御話

しませんか? お酒も有りますよ。』 


 「さっ、先程は大変失礼な真似を致し 大変申し訳ない。それでそちらへ行って

私らは こっ、殺されたりしないだろうか?」 かなり恐怖している様だ。


『大丈夫ですよ。 私達もユグドラシルとは先程知り合ったばかりです、

この先 私達との関係も有りますので ゆっくり話し合いましょう。』


 エルフ達は多大にビビリながら ゆっくりと近づいて来た。全部で15人

男性5人全員眉目秀麗、女性10人こちらも容姿端麗 すごいねエルフって。

代表者の男性エルフがアパッシオさん とその奥さん女性代表者エルフが

ソステさん その他エルフさん達は 見た目十代後半から二十代前半だ。


 『それで 私らがここを出て行けと仰るのですね?』


 「あの、その、出来れば、御願いしたいのですが。」


『交渉の余地はないと仰るのですか?』


「いや、そうでは無くて、あの そのこの方法しか私共に伝わっていないので。」


 伝わっていない? そう言えばフォーが伝統が何とか言ってたな。これって

突っ込むと バンパイヤ達と同じことに成ってるんじゃあないのか?


『そもそも 何故ユグドラシルと一緒に居なければいけないのですか?』


代表をはじめ多くのエルフから返答がくる。

「伝統だから、何時もやってたから、前回もそうだったから、ユグドラシルが

好きだから、そうしないと婆様にこっ酷く怒られるから。等々」 やっぱり。


『それじゃあ ユグドラシルの意見は全く無視しているのですね?』


「はっ?ユグドラシル様は喋れませんよ。」*アパッシオ 


『ユグドラシルさん、エルフさん達はこう仰っていますが今まで念話でエルフさん

達とお話し しなかったのですか?』


「ええ、特にその必用に思えず 偶に話しかけて来ても碌な話ではなかったので

無視し続けて来ました。」   成程、一方通行の愛情ってやつだね。


「・・・今の念和は ・・・ユグドラシル様なのでしょうか?」*エルフ一同


『はい ユグドラシルさんですよ、俺には普通に話しかけてきましたよ。』


「ユグドラシル様 何故エルフの民が居る場所へ着床されなかったので

しょうか?」*ソステ


「私が貴方たちを必ず必要としていないからです。私が好むのは精霊です

精霊の近くに移動するのは 当然の事です。」*ユグドラシル


「そんなぁ、では100年以前は何故我々と供にあったのでしょうか?」*

アパッシオ


「それは あの場所に精霊が居た事のみです。」*ユグドラシル


「では 我々(エルフ)は必用ないと言う事でしょうか?」*ソステ


「はい 要りません。」    ユグドラシルさん非情だ。


「そんなぁ・・・」脈々と受け継がれて来た、エルフの伝統が脆くも崩れ去った。


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