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飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
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58、 新しい仲間


 それって どう言う事。何で、エルフは此処に攻めて来なければいけないの?


<あぁ、それはね まずこの芽はユグドラシルの芽なんだよね~、それでね 

エルフ達は自分達とユグドラシルは一心同体・・・だと思い込んでるの 今から

100年程前 人族との境界に程近い場所に有ったユグドラシルが枯れてから

エルフ達は魔族領・人族領問わず、探し回っている。そして何でか知らないけど

ユグドラシルがこの世に生を授かるとピンポイントで発見して その場所を奪う為

戦いを挑んで来る、伝統が有るんで ここにも来るってわけ。>  伝統なんだ。


 『それって、何とか回避出来ないの? 戦闘なんてしたく無いんだけど。』


<まあ、エルフの戦力がどの位か解らないけど、仮に戦闘になっても太一君は心配

しなくても良いと思うよ。多分戦闘にもならないと思うから。>


『それって どう言う事。』


<多分 アマービレちゃんが切れて 何十万人 何百万人いても 秒単位で殲滅

しちゃうだろうし。エルフよりバンパイヤの方が圧倒的に強いし、太一君も

何が有っても傷つかないし、最悪私が居るし。 ほら 大丈夫でしょ~>


いやいや、なんで殲滅有りきな話になってんだ? 俺は戦闘したく無いって言って

るんだぞ。 そんな事したら、エルフ達根絶やしに成っちゃうんじゃないの?


<その通り だね、 そうだよね~太一君ならそう考えるよね~ どうしよう。>


『その 御話は出来るのかな、平和的な解決策の為に。』


<うぅ~ん、今まで誰もやった事がないのと 彼らもやった事が無いだろうから

どうなんだろうねぇ~。> そうか魔族領では戦って勝ち取るしか法は無いのか。

{肯定 マスター、エルフも一応魔族領の住民です。ですが何度もユグドラシルを

求めて 魔族領・人族領を旅をして、多少和解の思考を持っていないと人族領では

活動出来ていないと考えられます。ですのでマスターが御考えになっている、

話し合い(講和)は試して見る価値は十分に有ると思われます。}


じゃあ、まず来たら持て成して話をしよう。 それでユグドラシルってどんな物

なの? 何でこんな処で芽吹いたりしたんだろう。


<それがねぇ~ どうも太一君とリトちゃんとその子猫が原因らしいんだよ

ねぇ~。>


俺が原因? 何故? <どうも ユグドラシルにとって必要なのは精霊との接触と

言うか 近接関係を結んでいたい願望で任意の場所に種を転移するらしいんだ。

それで、ほぼ全滅したと思われる精霊(実は地下で少数生存しているが屋外でしか

ユグドラシルが生息出来ないから ここ100年は地上に発芽していなかった

らしい)

 そこに ここ数週間に人工の精霊の様な存在が一か所に集まってるのを感知して

此処に転移して発芽したらしいんだよ。魔族領の地表は平均して約500メートル

ぐらいは鉱物質(魔石)だから発芽なんて出来ない筈なのに、この子は根を転移で

地下500メートル以上深くで根を張り。ここに立派に発芽したって事。それ程

太一君達と居たかったんじゃないかなぁ。>


 って言う事は俺だけじゃ無くて、リトも、子猫も人工精霊だと言う事か?


<多分 太一君・(改造済み)子猫・(改造済み)リトは(何だか不明だが

魔界最強種)だからなのかも知れないし 私にも良く分からないなぁ~。>


 話を終えてユグドラシルの方へ振り返る、リト達は飽きもせず未だにダンスを

踊っている。良く見ると(ユグドラシル大きくなってる?) さっきまで若葉で

あった芽が 今は人の腕程の太さになり、青々とした葉を茂らせている。

(ダンス効いたんだな。) 近づいたらリトが ダンス止めて、俺の方を向き


[逢いに 来たんだって。おにいちゃん。] と 言った。 パーカーの中で

子猫が動いた気がした。猫とヘビ達に押されて ユグドラシルの前へと到達する。

・・・何だろうこの感覚? 何か途轍も無く大きな包容力(表現が難しいが 

とても気持ちの良い感覚)に包まれている感じだ。 何だろうこれ 

アマ・フォー?

{回答 マスター、ユグドラシルはフォー様の師匠様でも 明確な回答が出せない

謎物体です。が、明確にマスター達との接触を喜んでいる意思を感じます。敵意は

全く感じません 何処までも純粋な好意を感じ取れます。(また増えやがりました)}


・・・アマの不穏な囁きに気を取られない様に気をつけて、はなしを元に

戻す。・・・


<アマービレちゃんの言う通り、何だか解らないんだよね~。とにかく悠久の

時を生きて(記憶を残したまま再生しているらしい)見た目は木だが 

どうも違うらしい 必用養分は水・魔素・大気(二酸化炭素)・光(光合成か?)

他雑食獣とも思える物も摂取可能。移動は出来ないが分体を作り、身体的接触も

可能な物も過去に存在したケースも有る。又魔法も使用出来(特に精霊を使役

しての魔法は強力!)もはや何でも有り。但し一つだけ言えるのは、明確な人格を

持ち、自分の持つ意思で行動しているのは、明確だねぇ。>


まあ、慕って来てくれた事は嬉しいが、おまけ困るなぁ。これから来るエルフ達

との話し合いが上手く行く様に願おう。


 「太一さん 今日で二度目ですね 御挨拶は始めてですので初めまして。

私がユグドラシルです。勿論、エルフとの話し合いには私も参加させて下さい、

御手伝いが出来ると思いますよ。」 ユグドラシル喋れるんだ(念話だけど)


『こちらこそ初めまして。是から宜しくね、だけどこんな所に根を下ろして大丈夫

かい? 住みにくくないの?』 植物としてはここは不適切ではと尋ねてみた。


「はい、問題御座いません。皆様の近くに居るだけで、私は平気です。元気

一杯です。」 俺たち人工精霊(なのか?)から何かエネルギー的なもを吸収

しているのだろうか? それだと子猫の事が心配だ。

{肯定 マスター、エネルギーの移動を検知していますが、その供給先は

マスターのみです、子猫およびリトからの吸収は認められません。}


 俺からだけなのか、なら子猫は大丈夫だけど 俺は大丈夫なのか?

{肯定 マスター、大丈夫です。ユグドラシルは現在全力で成長の為に

マスターからエネルギーを収集中ですが マスターが保有するエネルギーの

コンマ数パーセントの範囲です、全く問題有りません。(うらやましい!)}


・・・まあ、いい。 樹木に部屋を用意する訳にもいかないのでこの場所で

過ごして貰おう。

『何か必用になったり 困った事が有ったら遠慮なく言ってね。』


「有難う御座います、太一さん これから宜しく御願い致します。あと

名付けは早めに御願いしますね。」 名付け必用なんだ、なんか嫌な雰囲気

有るけど、後で フォーとアマに相談しよう。


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