198、 心霊討伐隊 2
さて始めましょう、横で巫女装束に着替えている人達が居ますが気にしないで
おこう。 何処に居るのかな霊体さん 広大な学園の敷地内の何処かに居る
霊体3体を探すのは大変そうだ。
[お兄ちゃん こっちなの。] 巫女さんが幣を振るいながら先導してくれる
今回は 巫女さん3人と神主さんも1人居る。
リトは判るらしい、 幽霊達は学園内で大変有名だった フォーが映像を
回収して来た時、学生が噂をしている所も撮って来ていた。
生徒たちの会話から臆すると 今から十数年前 近所に住んでいた子供が
無断で敷地に入り、夜間にプールを無断使用したらしい。
校内に住んでいた用務員さん(海外の学校にも居るのか?)が異変に気付き
校内を巡回してプールに人影を見つけた、 発見された子供は逃げ出したが
運悪く足が攣り溺れた。
それを発見した用務員さんが助けに入ったが 水難事故で有りがちな助けに
向かったら供に溺れる、が発生した。 いくら子供でも溺死の可能性が有る
場合必死で藻掻く、呼吸を求めて藻掻く為 救助に入った者も巻き込んで
大変危険な状態になる。
2人が危険な状態の時運良く、残業をしていた若い講師が通り掛かり 2人を
発見、 手近に有ったビート板を手に 救出行動を取ったが ビート板1枚では
3人分の体重を支えられる筈も無く 3人共絶命したらしい。 南無
ただ其れだけでは無い、当然有名に成っているって事は出るって事だ、
最初は教師陣の噂だったらしい、 亡くなった用務員さんの後釜が見つからず
教師が当番制で宿直を 用務員さんが使っていた部屋を使って校内の巡回と
宿直をしていると プールに人の気配がするとか・宿直室に居ると
誰かの視線を感じると言う 話から始まった様だ。
噂が広がったが 外国の生徒達は積極的と言うか学校に許可を取って20人
程の生徒で 夜間プールの使用をして見る試みを決行した。
プールには照明が無いので、各生徒がランタンとかカンテラとかを持ち寄って
照明として 夜間のプールパーティーを開催したらしい。
飲食はした様だが アルコールの摂取は学校側から認められなかったらしい、
プールに入るんだから当たり前だよね、 パーティーは何事も起らず進んで
いたが ある生徒の発案で ”灯りを消してプールに入ろう”の提案で
全てのランプ類が消され 真っ暗な中、20人の闇夜の水泳メドレーが開催
された。
5人づつ4チームで開催されたメドレーは滞り無く終了したが、
終了しているにも拘らず プール内から水を叩く音が聞こえたそうだ。
其れもとても一人では出せない位の激しい水音、 宿直の教師がビート板を
持って飛び込もうとした時 其処に居た全ての者に聞こえた ”入るな!”
と 言う言葉が聞こえたとの事が 学校の怪談に成っている様だった。
そんな事をマークさん達と話しながら到着した場所は用務員室だった。
用務員室。 俺は先程の話から想像していたのは学校の施設(校舎)の
一部が 用務員室なのかと思っていたら、 これ掘っ立て小屋じゃないか。
此処の教育機関に一抹の不安を覚えながら用務員室に進入する、
入ると土間が有り 小上がりで畳が敷いて有るフロアに成ってる。
(これって 俺と同郷の人の為に建てた物なのかな?)
{肯定 マスター、同郷だと思われます。 この建物は彼の為に建造されたの
ですが 例の幽霊話で 利用する教師が居なくなり現在では放逐された建物の
様です。} 悲しい事だね 同郷の者としても 悲しい
『皆さーん 出て来ては頂けないでしょうか。』
・・・・・・・・・・・ 返事は無い。
[お兄ちゃん ここ 建替えよう、 なんか変な感じがこの建物からするの
多分ぶっ壊せば 出て来るの オバケさん達!]
OKリト 早速始めます、 小屋には荷物も有るので破棄では無く家屋ごと
空間拡張に入れます。 (後で家具等は戻そう)
土間の有る人小屋は無かったので アマが取っておいてくれた木材とか
人小屋を1棟解体して それを材料にさっき迄立っていた小屋をモデルに
小屋を新造して行く、 和テイストの建物にドアは似合わない サッシの引き戸
に変更する 土間も土じゃあなく魔鋼を加工して石敷き風にしよう。
中を拡張して 入って直ぐのリビング(居間)以外に5部屋位作って 居間に
キッチンとトイレを設営、畳は商品として空間収納に有ったから敷いて
こんな感じかな。
「こら~! 貴様ら何故人の自宅を改造しておるのじゃ~」*幽霊A
出て来ました 幽霊さん 透けてる身体で作業着を着ている、これは
用務員さんだな。
『はじめまして おれは太一って言います、 多分後お2人居ると思いますが
貴方達異世界に来ちゃった事にお気付きですか?』
「じいちゃん いせかいって なあに?」*幽霊B(子供)
「本当ですか、何故私達が異世界に来たのですか?」*幽霊C
まあ説明は必要だね フォーが迂闊にも又3人さん異世界に御案内
した経緯は前回と同じだった、 少年幽霊(クマ君)が少し真新しくなった
小屋を発見、入ってしまったらしい それを発見した幽霊C
が後を追って入室、 2人が居ない事に気が付いた幽霊A(増田 猛さん)も
真新しい小屋を発見、入室後 フォーが転移したらしい。
何で毎回オマケ連れて来ちゃうのかな。
「それで儂らは此れからどうなるのじゃ」*タケシ
『そうですね 元の世界に戻るか 此処で暮らすかですが 此方側ですと
多分フォーが責任を持って身体を作ってくれると思いますよ。』
「体を作るとは どの様な事ですか?」*ザイム
『はい 見本はこの方々です。』 うちのゴーレム達を指差した
マークさん・ルナさん・ポールくん・リゼちゃん・セシリアちゃんと
会話を始めた幽霊3体 暫くお話しさせておこう。
その間にアマに頼んで学園の点検を御願いした、何処かに不具合が有ると
イケない 点検を俺がやると時間が掛かてしまうのでアマに御願いした。




