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飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
143/418

143、 エンゲージ 2


 <翌朝~ 翌朝だょ~ん>


フォーがクス宅の中をバタバタ走りながら妙な朝を知らせる言葉を大声で唱えて

いる、 いったい誰の目線で翌朝なのか判らない、きっと話し相手がヴィーヴォ

しか居なかったんで暇だったのだろう。 



 『おはよう フォー、朝から賑やかだね 暇だったの?』


 <とっても暇でした。お話しは後でね。> 行っちゃった 何処行くんだろう


昨日は朝以外みんな作って貰っちゃったから 今日は昼のお弁当を作ろう。

 さてお昼はサンドイッチで良いな、朝は何にしょうかな、キッチンの作業台の

前に立ち、視線を作業台を見下ろしていると左右に人影が、 何者!?



リトとクスだった、 あれ何でリト居るの? お出かけしてきたの。


 [んっ、ヴィーヴォちゃんが きょう何かあるかもしれないって言ったの。]


 『気にして来てくれたんだ 有難うリト。』


 さて サンドイッチから着手しませう。卵を茹で始めます、その隙に

玉葱・ピーマン・トマトを粉微塵に切ります、大蒜も潰して皮を剥いてこれも

粉微塵にします、密閉出来る容器を用意して前記の品を入れて乾燥唐辛子を

お好みの量入れて塩適量とオリーブオイルも入れて混ぜます、一応味を見て

アマに頼んで24時間位容器内の時間を進めて貰います、サルサソースです。


 次、レタスを千切って洗います、トマトを輪切りにしてトーストを焼きます、

薄く焦げ目が付いたトーストにバターを満遍なく塗ります、御徳用ハムを取り

出してトーストに乗せ レタストマト スライスされたチーズも乗せてサンド

して、包丁で半分にぶった切ります、1作目ミックスサンド完成です。

 茹で上がった卵の殻を剥きます、器に入れて何を使っても良いから粉々に

します、塩で味を確認しながらマヨネーズを追加して混ぜます、此処で注意

マヨネーズだけで味を決めてはいけません マヨネーズは卵の繋ぎと思うべし。

こちらはトースト焼かない方がいいかな、そのまま塗っちゃえ。半分にして

2作目タマゴサンド完成。 さて先程のサルサはトースト焼いてバター塗って

サルサを えっ!って思う程乗せてお好みでチーズ入りと無を作ってこれも

中身が出ない様に気を付けて半分にする、3作目サルサンド完成。

これを大きなバスケットに詰め込んでお昼に皆で食べましょう。



 因みに今までの作業は全てアマがヤッテます、俺は口だけ出してる小姑みたいだ

それでは朝ごはんにしよう、ってリト何持ってるの? さっきから他人の家の

引き出しや戸棚を物色していたリト、今彼女の手にはとても有名な歌舞伎柄の

パッケージに包まれた商品、ご飯に掛けてお湯掛けるだけで美味しく食べられる

超昔から有るファーストフードだった。 ご飯炊けてるの? んっ、炊けてる。

それでは 食べましょう。


 クスちゃんは初めて食べる食べ物にワクワクしている 色んな味を試して

いたので 序でにイカの塩辛も出して見たら、微妙~な表情に変わった。



 フォーが帰って来たのでお湯ぶっ掛け飯を提供する、食事を進め乍ら昨夜の

様子を話して貰った、要はずっと掘っていたらしい 徹夜で、しかも未だ

掘ってる。(がんばるね) 200人全員で作業は出来ないので少数は休憩

食事等をしていたらしい。 それでフォーは何処行ってたの?


 <ああ、休憩して食事すると 出るでしょ~>  何が


 <あれだよ あれ。>  だから何


 <太一君、ホントは判ってるでしょ。>  まあ 大体は それが何か


 <だからぁ、拾って来たんだよ あれ。> 何でそんなの拾って来たの!?


 <一応攻撃と看做したから 反撃用に。> それ使って何処に攻撃するんだろう


 <何言ってるの 太一君 ちゃんと看板に書いて有るでしょ。>  何だ


そんな事 俺書いたっけ? 思い出して見る、ps以降だよな

 



  ps 料金支払いの際、不用意な悪戯・敵対行為等行う様で有る場合

  当方も毅然とした対応をさせて頂きます。特に料金支払いに伴う攻撃

  行動には 人族王城への直接攻撃と同意義と御認識下さい。

  其処ん所宜しく御願いいたします。 


う~ん、まあある意味何とでも取れるな、でも攻撃先は 王城だ。


 <そうでしょう 太一君、多分まだやらかすだろうし。>








 何処まで掘れば良いんだ? 昨日夕方より開始した作業だが未だに終わらない、

少し掘り進んだ所で この板が地下に埋没している石にくっ付いている事は

分かったが、剣・槍・兵士が持っていたスコップ、鶴嘴でも分離させるのは

無理だった。


 魔法でミスリルを変形させて取り出そうともしたが、魔法使い部隊50名の

魔力でも変形させる事は出来なかった、魔鋼研究部職員によると ミスリルを

加工した時よりも多い魔力で変形させれば 強制的に変形する筈らしい、

魔法が不得手な獣人が加工しているのだとすれば 異常な事らしい。

 それなら台座ごと持ち帰れば良いと思い作業を進めているが掘り進むにつれて

その石は末広がりに大きく成り、何処まで掘れば良いのか想像もつかない程に

なっている。 (これ 既に持って帰れないよな) ・・・・・・・・・・・

 作業の中止を指示した。


 「隊長 如何致しましょう。」*兵士 


 「うむ、もう一度あ奴らと話をして見よう」*隊長  脅しをかけて見よう

掘削作業の為、立てて有った看板は取り外され そこいらに打ち捨ててあった、

その看板を持って来させ ボタンを押した。








 朝ごはんを食べ終わった 俺・フォー・クスは又外壁(垣根)の近くで

人族軍隊の動向を見ていた、タバコ吸いながら。

 偉そうな軍人は イライラして貧乏ゆすりが止まらないらしい 凄い振動

スピードだ セルフ白蝋病になっちゃいそうで 見ていて痛々しい。


 <太一君、何か動く見たいだよ。>


 フォーに言われて 高速振動軍人の足から視線を外して見ると 看板を取りに

行かせている所だった、 大変だクスちゃんの家に急いで戻らなきゃ。


 <太一君 大丈夫だよ はい これ。>


フォーが投げて寄越したのは ヘッドセットだった。

 『これで 対応出来るの?』  フォーがOKマークを出して来た


それでは ヘッドセット付けて待つこと暫し、軍人さんが通話して来た。


 「誰かおるか、話を聞けー。」*兵士  はいはい聞こえてますよ


 『はい いらっしゃいませ、お求めの商品は何ですか?』 あえて同じセリフ


 「ふっ、ふっ、ふっ、貴様らの商売は今日で終わりだ、この魔道具は

頂いていく。それが嫌なら姿を現せ。獣の民よ。」*兵士


 そう来ましたか、一生懸命演技していますが見えてますよ正面から。


 『そうですか、どうぞお持ち帰り下さい。ですがその行為は敵対行為と

認識致します、 看板にて警告は致しておりますので 執行いたしますが

宜しいですよね?』


 「ぐぬぬぬぬ、それでは持ち帰るぞ、良いのだな!」*兵士


 『ど~ぞ、ど~ぞ ご自由に 持ち帰れたらね。』


 「・・・・ ぐうわぁ~!!! 愚弄しおって必ず殺してやる。」*兵士


高速貧乏ゆすりな軍人さんが腰の剣を抜き放ち、看板を切りつけた。

ざっくり切られて二つになった看板 (これは次回の代金に上乗せしょう)と

心に誓いながら、この後何をやらかすのか 楽しみになって来た。


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