123、 携帯と元俺
帝国で帝王と宰相が頭を抱えて居る頃、 自宅では夏の
の名残を惜しむ流しそうめん大会を開催する為 俺は走り回っていた。
何だかんだで 毎日宴会を繰り広げている感は有りますが、 季節の区切りを
祝って(ここは呪ってなのか?)流しそうめん大会を開催したいと思っています。
最初は外でと思ったが、暑いので食堂でと思ったけど やはりプールが有るので
プールで開催する事にしました。
<太一君、流れるプールにそうめん入れれば良いの?>
そ~じゃアリマセン。 其れは衛生的にもイケナイしそうめんが 拡散して
食べられないのと 後片付けが大変だ。
<じゃあ如何するの?>
やはり正当な流しそうめんは 流す受け皿は竹で無くてはイケナイ。
俺の空間収納内には建築資材として 大量の雨どいが有ったが、余りにも
これじゃ無い感が有り却下した。
竹狩り班を組織して 人族領の近郊迄採取しに行って貰った(竹は人族領にしか
生息出来ないらしい) 魔族領では筍狩りは出来ないのか
<ねえ、太一君 ウオータースライダーじゃダメなの?>
あのさぁ、早すぎて 食べられないでしょ。それにさっきも言ったけど衛生的に
不可です。
<太一君、収納に良い物入ってるじゃん!> 何だ?何だ?
収納を確認すると、流しそうめん関係を商品は割と有る。 家庭用のグルグル回る
タイプの流しそうめん具 (此れは玩具だな) 業務用も有ったが此れには
悪い思いでが有るので 却下。 過去に非常~にマイナーな地方の流しそうめんの
施設で 飲食をした時、そうめんと 天ぷらと 魚の塩焼きと ビールを注文して
乾杯した後に先ずそうめんを流してから ビール片手に焼き魚を皆で食べていると
気が付いたら そうめんの3分の2が 無くなっていた事を思い出す ので
却下。 (あの 無くなったそうめんは何処へ行ったのだろう。其のまま
排水するのはイケないと思うが あれ回収して再利用? 無いな、無いと思う。)
<え~、此れで良いジャン 簡単だし。> フォーそれじゃあダメなんだ
本物を知ってから 偽物を知らないと 彼らは偽物と本物が逆転しちゃうかも
知れないんだよ、 だから本物から始めようよ、今回は。
<は~い 行ってきます。>
フォーを筆頭にガープさんとトランクィッロの3人で大型ダンプカーで
出かけて行った。
季節の変わり目のお祭り、俺が今までに知り合った人達を呼びたかったので
アマに頼んで 念話で確認を取って貰った。
俺は来る大量のそうめんを必要とする人員の為に只麺を茹で、薬味を刻む。
{告 マスター、魔王様・ヅィミマーは多忙の為不参加です。ですが城下町の
に居る知人は全員参加です。如何致しましょうか?}
うん、全員招待で良いんじゃない、 別に拒否する筋合いも無いし。
速攻帰って来たフォー達から竹を受け取って、 アマに頼んで レール部分と
そば猪口を作って貰った、(序でに箸も一応作った 竹の箸いい匂いがして良い)
部品が出来たので如何しようか考えていたら、ネコとヘビが来て勝手に資材を
持って行ってしまった。 何してるの君たち
一匹ノヘビが(マルガスネークだった)構想案の図面を銜えて来て見せてくれた。
直径の異なる竹材のを上手に使った そうめんを流す場所は1ヶ所だが
他方の支流に流れるのと 麺を掬い易い速度に調整された傾斜を綿密に計算された
設計が成されている。 (誰が立案・設計してるんだろう)
{告 マスター、ネコ・ヘビ供に知恵を出し合ってマスターの御手伝いを
しています。 あの者達もマスターには感謝しているのです、 マスターの
御手伝いは彼らの喜びですので 受け入れて上げて下さい。} アマは良い子だね
しかし考えると俺の存在が希薄になるな(アイデアも出せない使えない人だ
頑張らねば)
暫し作業を手伝っていたら 流しそうめんの施設は出来上がった。
大量に仕上がっている そうめんを一気に流したら 多分ダメなので そうめんを
流す係りとしてタンゴ4台に御願いした。
お箸 若しくはフォークで無理無く、取れる程度を断続的に投入して貰う。
テストで流した結果、大変良好で思念移動の魔法で何処の支流へ流れるかを
完全に掌握する事が出来るらしい。
でも、設計段階から気に成っていた部分が有って、どう考えてもスタート
地点から蛇行を繰り返すがほゞ他の支流とは交わらずに流れる支流が有る。
若しかして あのラインは大じいじ及び功さん対策なのかな?
{肯定 マスター、あそこは御指摘の御2人の為に作られたラインです}
やっぱりそうか あの方々は専用ラインが良いね。
再作作業が終わり、皆思い思いの位置(そうめんが取れる場所)に着いた
所で、 開催のご挨拶を告げる。
『皆さん 祭りの準備お疲れ様でした、暑い夏もそろそろ終わりと聞きます
暑い時に冷たい麺類を食すのは、俺がいた世界での風物詩でした。大勢で食す
流しそうめんは俺も初めてですが、 仲良き者同士でしか出来ない模様し物です
俺が思うにあなた方は俺の家族です、 之からも出来れば俺と御付き合い下さい
今まで通り 楽しく暮らして行きたいと思います、 不安な時も・楽しい時も
俺に話して下さい 出来る事で有れば必ず御手伝いします。 これからも
皆で楽しく生きて行きましょう!』 何か養護施設の様なコメントに成ったな
挨拶をして 早速食べようとしたら 場所が無いので テーブル席を作って
1人で食べ始めた (別に寂しくなんて無いからね)
なんて思ってたら、やはり溢れたのかプレストさんがやって来た。
「太一殿 混ざって良いか? あそこは争奪戦が激しくてゆっくり食せぬ。」*
プレスト
『はい どうぞ 俺も既に場所が無くなっていたので 1人寂しく食べていた
ので 御一緒出来て嬉しいです。』
此の先の季節はプール営業は如何しようか、本館とプールの渡り廊下が必要か
等話し合いながら食事を進めていると。
{告 マスター、一寸麺茹でて来ます。}
何?足りなくなったの。
{肯定 マスター、大じいじと勇者が食い過ぎです、大じいじは解るのですが
勇者はあれは人間じゃアリマセン。}
功さんそんなに食べるんだ、胃袋も勇者って事かな?
祭りは楽しく運び、俺も多少酔っ払っているが 色々な人が話しかけて来るので
酔っている暇は無い。 んっ!何か良く知ってる風体の人が居るな、誰だあれ
こっちに笑顔で向かって来た。誰だっけ?
<太一君出来上がったんでテスト中だよ。> って、フォーか
・・・・・俺だ! 俺の身体だ。
<そうだよ、太一君の身体再生出来上がったんで現在テスト中~ テスト
済んだら引き渡すから 宜しくね。 あっ、あとハイこれ持ってて。>
何此れってスマホじゃん! 如何したのこれ でも使えないでしょ。
<う~ん さっき迄魔王ちゃんの所で打ち合わせしてたんだけど 連絡取るのに
何か無いかと言われたんで 太一君の世界に便利な物が有ったなぁ~と思って
通話出来る様にして見たの、そんで皆集まるってアマービレちゃんから念話が
来たから 皆にも渡しに来たの。> 携帯配ったんだ
って思っていたらスマホが鳴った。『はい、もしもし?何方さん。』
<フォーで~す。> って目の前に居るんだから電話必用無いでしょ!
<違うよ太一君、これ念話が使えない人にも念話が強制的に使えるようにする
所謂魔道具なんだ。だから今太一君がしているように耳に当てなくても良いの、
(電話が鳴る・電話を取ると強制的に相手と念話が繋がる)ってシステムなの。>
・・・それって電話の形してなくても良いんじゃないか?・・・
<だって、それじゃあ着信拒否設定とか出来ないじゃん。> 着否出来るんかい
<それに 皆こんなの持つの始めてだから喜ぶと思って。> 成程
<それじゃあ私は暫くラウスで様子を見ながら 人族領で太一君の身体テスト
して来るから 何か有ったら電話してね じゃーね~。> って おい!
行っちゃった。 俺の身体で何か変な事仕出かさないで欲しいな 俺が人族領に
行った時白い目で見られたく無い。




