122、 手遅れ
すみません チョット短いです。
「皇帝陛下、急ぎ御報告が有ります。」*兵士
「うむ、何じゃ?」*皇帝
「勇者召喚が不可能になった様子です。」*兵士
「何じゃと! 如何な理由で勇者召喚が出来なくなったと言うのだ!」*皇帝
「はっ、歴代の勇者を召喚していた枢機卿一族の長が その忘れたらしいです、
召喚方法を。」*兵士
「何を言っておるのじゃ! 忘れたじゃと、呼んで来いそ奴を 儂が直に問う
てやる。 此処に連れて参れ!」*帝王
「はっ、しかし不可能なのです。」*兵士
「何故じゃ、いいから連れて参れ!」*帝王
「はっ、しかし御亡くなりになった方は連れて参れません。」*兵士
「・・・・・死んだ? 何故じゃ 忘れたと先程申したではないか。話したので
あろう? 何故死ぬのじゃ。」*帝王
「はっ、直接の理由は現在調査中ですが、多分老衰と思われるとの事です。」*
兵士
「・・・・・他に召喚出来る者は」*帝王
「帝王様 勇者召喚は一子相伝と御決めに成ったのは、帝王様です、あ奴には
子息が居った筈です、 その者を此処へ。」*宰相
「はっ、居りません。」*兵士
「・・・? 何故居らん、一昨年の勇者召喚パーティには枢機卿と息子が
挨拶に来ていたではないか、その後の訃報は受けていないぞ!」*宰相
「はっ、昨年 御子息が収賄の容疑で検挙され処刑された為、訃報は届いて
居ないと思われます。」*兵士
「それでは聖王国ファーナより 召喚者を呼び儀式を執り行う様、使いを
出せ 至急じゃ!」*帝王
「帝王様 それは無理です。」*宰相
「何故じゃ! 何故不可能なのじゃ。!」*帝王
「帝王様 ファーナを陥落させた時、勇者召喚を聖王国で執り行えなくする為
召喚術行使者を皆殺しにする命を御出しに成られたのは 帝王様です。
勇者召喚を行使出来る者 若しくは召喚術を行使出来る者はファーナには存在
しないでしょう。」*宰相
「・・・・・そうだ書物・書物が有るであろう! 枢機卿宅を捜査せよそして
勇者召喚の方法を見つけるのじゃ。」*帝王
「帝王様 先程の話の続きですが、 ファーナを陥落した時召喚術に関する
書籍・手記は全て焚書致しております。 その上で帝王様が 一子相伝の上
書簡に残すのを禁じた上、 先年子息の失態により枢機卿宅は厳正な調査が
行われていると思われます。 御命令とあればもう一度捜索させますが
勅命に背いていたとは あの枢機卿は考え難いです。」*宰相
「・・・・・なあ、宰相。」*帝王
「はい。」*宰相
「詰んだか?」*帝王
「・・・・・はい。」*宰相
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