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飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
122/418

122、 手遅れ

すみません チョット短いです。


 「皇帝陛下、急ぎ御報告が有ります。」*兵士

 「うむ、何じゃ?」*皇帝

 「勇者召喚が不可能になった様子です。」*兵士

 「何じゃと! 如何な理由で勇者召喚が出来なくなったと言うのだ!」*皇帝

 「はっ、歴代の勇者を召喚していた枢機卿一族の長が その忘れたらしいです、

召喚方法を。」*兵士

 「何を言っておるのじゃ! 忘れたじゃと、呼んで来いそ奴を 儂が直に問う

てやる。 此処に連れて参れ!」*帝王

 「はっ、しかし不可能なのです。」*兵士

 「何故じゃ、いいから連れて参れ!」*帝王

 「はっ、しかし御亡くなりになった方は連れて参れません。」*兵士

 「・・・・・死んだ? 何故じゃ 忘れたと先程申したではないか。話したので

あろう? 何故死ぬのじゃ。」*帝王

 「はっ、直接の理由は現在調査中ですが、多分老衰と思われるとの事です。」*

兵士


 「・・・・・他に召喚出来る者は」*帝王

 「帝王様 勇者召喚は一子相伝と御決めに成ったのは、帝王様です、あ奴には

子息が居った筈です、 その者を此処へ。」*宰相

 「はっ、居りません。」*兵士

 「・・・? 何故居らん、一昨年の勇者召喚パーティには枢機卿と息子が

挨拶に来ていたではないか、その後の訃報は受けていないぞ!」*宰相

 「はっ、昨年 御子息が収賄の容疑で検挙され処刑された為、訃報は届いて

居ないと思われます。」*兵士


 「それでは聖王国ファーナより 召喚者を呼び儀式を執り行う様、使いを

出せ 至急じゃ!」*帝王


 「帝王様 それは無理です。」*宰相

 「何故じゃ! 何故不可能なのじゃ。!」*帝王

 「帝王様 ファーナを陥落させた時、勇者召喚を聖王国で執り行えなくする為

召喚術行使者を皆殺しにする命を御出しに成られたのは 帝王様です。 

勇者召喚を行使出来る者 若しくは召喚術を行使出来る者はファーナには存在

しないでしょう。」*宰相


 「・・・・・そうだ書物・書物が有るであろう! 枢機卿宅を捜査せよそして

勇者召喚の方法を見つけるのじゃ。」*帝王

 「帝王様 先程の話の続きですが、 ファーナを陥落した時召喚術に関する

書籍・手記は全て焚書致しております。 その上で帝王様が 一子相伝の上

書簡に残すのを禁じた上、 先年子息の失態により枢機卿宅は厳正な調査が

行われていると思われます。 御命令とあればもう一度捜索させますが

勅命に背いていたとは あの枢機卿は考え難いです。」*宰相 


 「・・・・・なあ、宰相。」*帝王

 「はい。」*宰相

 「詰んだか?」*帝王 

 「・・・・・はい。」*宰相


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