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飛ばされた世界で俺は,悪魔でした。  作者: 東狐
この地で俺の出来る事。
10/418

10、 タバコ屋 2


 ・・・・・ 暫し思案中 ・・・・・ 此の件に関してはアマは部外者らしい。

『あのー、紙とか有りますか。』


「神じゃと!!! そんなもん 此処に有ったら わしら死んで

しまうでないか!」 いやいや 神じゃね~よ 魔界に神は似合わない。


『神では無く、紙・パピア若しくはパピルスです。』


「ああ、パピア・紙ね 有ったかな? なあビバーチェ。」


「う~ん・・・あっ! じいじ、この前おじ様が戦争のお土産で 人族の

鞄を持ってきた中に 本が有ったと思うよ持ってくる。」ビバーチェさんが奥へ

戦争のお土産って有るんだ 戦利品ってやつだね。



  鞄到着待ち、「おまたせ~。」 鞄から本を捜索、発見したらしい。

「ほれ、此れしか紙が無い。」 (んっ?魔族って紙使わないんだ。)

{肯定 マスター、魔族は紙(記憶媒体を使用しません。}


じやあ、必要な事柄はどうして知るの、残すの? 

{回答 マスター、魔族は一度覚えるとほぼ忘れません。そして

必要な事柄しか覚えません。 必要になったら知っている知人から教えてもらう

事で、今まで何とかして来ています。}


でも、知人(知魔族か)が知らなかったらどうするの?

{回答 マスター、自分が知りえる限りの知人が知らなかったらそれは

不必要な情報として切り捨てられます。}


う~ん、之は魔族内で今までかなりの重要な事柄が失われているなぁ、

生命活動時間が かなり長い種族の様なので、 その辺の機微が失われるの

だろうか? ・・・勿体無い。・・・ 

 あっ、そうだ本の確認しなくては。・・・ 字が読める(人間の言語)・・・

・・・・・ これ ”聖書”だ。 ・・・・・



 聖書、 太一の世界の人間の聖典、 悪魔を断罪する御手本。 

此れ、アダージョさんの家に有って大丈夫なの?  へた打ったら

昇天してしまうんでは無いかな? (んっ?悪魔昇天したら神様とか天使に

成るのか?) 俺の世界では 堕天使って 悪魔の事だった様に思う。

 まあ考えても、直ぐ答えは出ないだろう。(アマも黙ってるし)

それより、この本は 実はタバコを巻くには最適で有る。 何故なら

太一の世界の第2次大戦 戦時中にヨーロッパにて 聖書でタバコを巻く

市民の映像を 映画で見た覚えが有る(実際ある製紙会社は聖書と巻紙(煙草の)

紙を製造していた。) 見た目太一の経験則より これでいけると判断している。

フォー(太一)が 余白の多い頁を 探している時、横でバックの中身を

ビバーチェとじいじがテーブルの上に並べていた。(色々有るな・・・んっ!)

『アダージョさん一寸それ 見せて貰えますか?』


「んッ、構わんよ。」


 有った、この世界にも”ローリングマシン” 有る意味俺には さっきの

聖書より インパクト増し増しです。 

『こっ、此れが必要だったのです。』 

  

「ああんっ! こんな物何に必要なんじゃ?」


テーブルの上を見渡すと 真綿が有った、 やった、フィルターが作れる。

タバコ・紙・フィルター(真綿)そしてローリングマシン(神機) イコール手巻きタバコ

完璧である。 イヤッター!!! コンプリーート!!! はい、はい

巻きましょう 巻きましょう。


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