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召喚勇者は世界を救わない  作者: 粉みるくススル
ヨルムンガンド
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09.ダンジョン初日

先生、僕は今ヨルムンガンドダンジョン地下十二階にいます。

パーティーメンバーがおかしいです。



ダンジョン攻略初日。

地下一階からの挑戦だったがあっという間に十階まで攻略。

アグニさん、階層ボスのゴブリンジェネラルをワンパンするのは止めてください。


地下十一階もすんなり攻略。

アグニさんとパンチとマリエルさんのシールドバッシュでオーク達はボコボコですよ。

ボコボコにされたオークを『解体』する簡単なお仕事。


そして半日で地下十二階。

ここも平原エリア。

アグニさんとマリエルさんがオークをボコるおなじみの風景。

職業持ちオークも混ざっているが関係なくボコっている。

十一階と変わらず、雑食・草食の魔物メインでオーク以外は無視して進む。


夕方くらいに地下十三階へ。

降りた途端に敵襲が。

襲ってきたのは、2メートルクラスの狼の群れ。『鑑定』をかけるとフォレストウルフという名称。

一回りサイズの大きいボスに20匹ほどの群れだ。

階段のある部屋から出たところの敵襲なので待ち構えていたのだろう。


例によってアグニさんとマリエルさんがボコるが今回はちょっと数が多いうえに素早いためオークの様にいかない。

スミスさん、スミスさんは危なげなく狼を捌く。ルミナスさんも魔法で倒していく。

僕も刀を抜き狼たちを斬っていく。

アダマンタイ(トウ)の初切りだが巨体の狼がまるで紙のように切れていく。

これは良い刀だなぁ。


トクン。


アダマンタイ(トウ)が、鼓動するように震える。

ああ、こいつ生きているのだっけ。


「ありがとう」


傍から見たら武器に話しかける変な奴だが、戦闘中で誰も見ていないからいいだろう。


「精霊剣と意思の疎通をするとは侮れませんね」


ルミナスさん見られてたー。


ドゴーン。


アグニさんが群れのボスをジャイアントスイングで投げ飛ばしたところで戦闘終了。


フォレストウルフは『解体』すると、魔石、毛皮、キバと分かれた。

肉は消え去ったので食用ではないのだろう。



改めて地下十三階を見渡すと、そこは森だった。

構造的には上の二階と同じで広い空間が広がっているのだろうが、その広い空間が森に埋め尽くされていた。

日も落ちてきたので探索は諦め階段のある部屋に戻り野営することにした。


ちなみに階段のあるところは部屋になっている。

外から見ると平原の真ん中に立つ100坪ほどの石造りの神殿という外観。

中は階段以外何もない石畳の空間だが魔物除けの魔道具がありセーフティーゾーンとして使える。


階段部屋隣に水場があったのでそこに竈を作り、昼間倒したオーク肉をオニオンソースで焼いたものとパンと野菜のコンソメスープで夕食。

ルミナスさんはカレーが食べたいと騒いでいたが無視。

保存食ではなく、普通の食材での料理にパーティメンバーはマジックバックを羨ましがっていた。

実はスキルです。すみません。



食事後は、ルミナスさんにダンジョンについて知っていることを聞いた。これも報酬なんだから全て喋ってもらおう。


ルミナスさんの話をまとめると、ダンジョンとは魔素発生装置だった。

世界樹等のアースガルドを維持するシステムのエネルギーが魔力でその元になるのが魔素。

その魔素を生み出しているのがダンジョンということだ。

アースガルドにはダンジョンが4つあると言われ、確認されている物が3つ。

それぞれ、ヨルムンガンド、ヘル、フェンリルと呼ばれている。

未確認なものでロキがあり、アースガルドのどこかに存在すると口伝されている。

ちなみにヨルムンガンドは現在地。ヘルは、大森林。フェンリルは獣人の国に存在する。


世界樹のために、濃縮された強い魔力をもつ魔石のためにダンジョンに潜るのはそういう訳か。


しかし、ルミナスさんの話の「魔素発生装置」「システム」「エネルギー」などという単語に違和感を感じる。

表現がファンタジーぽくないというか科学的、機械的というか。

そうなると魔素とは、地球的に言うと化石燃料で魔力は電力といったところだろうか。

アースガルドを一つの箱庭と考えると世界樹は環境維持装置でエネルギー源が魔力。その魔力を供給するのがダンジョンと言ったところだろうか。

うーん駄目だ。仮定の話が多すぎる。


しかし、さすがハイエルフの知識と言ったところだろうか。アルカディア王国やヴァナニール帝国にはない知識が出てくる。ルミナスさんをちょっと見直した。



「ルミナス殿、そのカレーとはなんぞ。昨晩のびーびーきゅーと言うものより美味しいのであろうか」


「カレーとは真理です。我らエルフ族に伝わる秘薬エリクサーよりも芳醇な香りで、100年に1度世界樹に生る生命の果実より美味な至高の食べ物です。いや、飲み物です!」


「「「おおおおおお!」」」


「そんな素晴らしいものが」


「そして、それのカレーを隠し持っているのがナオトさんなんです。さぁ今すぐカレーを出してください!」


「地上戻ればダジャン商店系列のお店で1皿銀貨1枚くらいで食べれますよ」


・・・・・・・


パーティ組んだ初日にして、ルミナスさんの廃エルフがばれることになった。

そして明日の野営時は、カレーを出すことになった。

カレーの仕込みをしておいてよかった。






_____________________________

名前 真神尚人 17歳

種族 人間族

職業 勇者


レベル 10

HP 3000/3000

MP 2862/2862 

力  550

体  510

俊  510

魔  600


【スキル】

万物創造 共通言語認識 電脳

狩人 剣術 刀術

投擲 体術 ゴブリン式格闘術

回避 解体 火魔法

水魔法 風魔法 土魔法

回復魔法 重力魔法 生活魔法

状態異常魔法 弱体化魔法

遠見 警戒 索敵

空間認識 料理 農業

状態異常耐性 並行詠唱


【称号】

異世界人 勇者 閃光のマヨネーズ

盗賊スレイヤー 帝国勲章 カレーの王子様


【固有魔法】

ブリットショット

ブリットバースト

リバイブ


【装備】

アダマンタイ(トウ)

皮の鎧

手甲

お洒落なマント

_____________________________




あれ・・・変な称号が増えてる・・・・


_____________________________

カレーの王子様


アースガルドにカレーを普及させた勇者

カレー好きの頂点に立つ王子

___________________________



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