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召喚勇者は世界を救わない  作者: 粉みるくススル
ヨルムンガンド
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07.八百万の精霊

「今宵も俺のアダマンタイ(トウ)が血を欲してるぜ」


だめだ、締まらない。

そう、廃エルフに変な銘をつけられた僕の相棒。何度も銘を変えようとしても替えられない。辛い。


「今宵も俺のアダマンタイ(トウ)・・・性的な意味でですね!」


刺していいかな?この廃エルフを刺していいかな?



冗談はさておき、いよいよダンジョン攻略前日になった。

今日は、パーティーメンバーと顔合わせだ。


しかし、この短期間に色々あったなぁ

ダンジョン潜ったり、ルミナスさんに餌付けしたり。

魔物木材から精油作ったり、ルミナスさんに餌付けしたり。

ムスペル倒したり、ルミナスさんに餌付けしたり。

アダマンタイトを加工したり、ルミナスさんに餌付けしたり。


ああ、餌付けしてばかりだ。

ん?依頼を受けたのは僕だよな?報酬を受けるのも僕だよな?

なんで食べさせてばかりてるんだ・・・。


最近、遥かに年上で高貴なはずのルミナスさんに親しみを覚える。

この感情は何ていうのだろうか。説明はつけられないが、負の感情ではなかった。


「ナオトさん、一晩寝かせたカレーは美味しいと噂に聞いたのですが、カレーを一晩も待てません!どうしたらよいのでしょうか?」


この感情は、きっと気のせいだろう。



ここ10日の近況ぽいの。


魔物木材からの精油の精製が成功した。

取れる量はごく僅かだが、パッチテストなどを経て肌に刺激がないものは石鹸に混ぜることにした。

地球の知識から殺菌作用がある精油がある可能性があったのでその実験も始めた。

特に香りが強い物はキャンドルに混ぜたら、裕福層に大人気となった。

予想外に大ヒットしたのは、精油を生成した時に余った蒸留水。

精油の成分がごく僅かに溶けた蒸留水で、香りがよく肌によいと化粧水として売れた。

まったく宣伝も何もしていないのに何処から嗅ぎ付けたのか女性たちが芳香化粧水を求めて押し寄せたのだ。

美の対する女性の執着は怖い。

魔物木材の樽で寝かせた蒸留酒は数年後待ち。

一部の魔物木材は燻製用のチップとしても人気になった。

今までゴミ扱いだった素材が高額商品になってダジャンさんの笑顔が止まらない。



ダンジョン組の子供達は無事に十一階に転送出来るようになった。

ダンジョン作物を育てたり、オーク狩りをしているようだ。

オークは、まだ子供達の力では侮れないので武具に魔法を合成しておいた。



カレールーは、ダジャンさんがナオト印として販売を始めた。

これもすぐに広まりカレーはオワリ名物になりそうだった。

ミリアはダジャン商店の料理人と、ルーに合うスパイスの調合の研究をやっていたら『錬金術』のスキルが身に付いたらしい。

なんで?と思ったら、僕が想像していた錬金術と『錬金術』スキルはまったく別物だった。

『錬金術』は『万物創造』みたいなもの、もしくはその劣化版かと思っていたら違った。『錬金術』は粉砕・乾燥・溶解・抽出などの作業を効率化する錬金術魔法を使えるスキルだった。

ミリアはずっとスパイスを潰したり乾燥させたり焙煎していたので『錬金術』を覚えたらしい。


「有名な料理人は『錬金術』スキルを持ってる人も多いのですよ」


とダジャン商店の料理人談。


まぁ『錬金術』を覚えた原因はもう一つあると思う。

麹作りだ。

将来的に、味噌・醤油・日本酒などを一から作れるように麹の培養を始め、それをミリアに教えた。

『万物創造』で作った麹を増やすだけだがその作業はどうやら『錬金術』のジャンルぼかった。

増やした麹はで味噌と醤油を仕込んだ。完成が楽しみだ。



あとは時間を見ては、大量に料理を作ったり、様々な出汁を取ってスープストックを作っては『収納』に放り込んでいる。

ダンジョン攻略用にダジャンさんが食料を用意してくれるそうだが、あのルミナスさんがいるのではすぐなくなりそうだし、保存食では駄々をこねそうなので念のための用意だ。

ちなみに、料理を作っいると何処からともなく現れるルミナスさんにつまみ食いはよくされている。



さて、いよいよ顔合わせだが、食事でもしながらにしようと歓迎用にBBQをすることにした。

用意したのは各種魔物肉。大きめにカットして鉄串を刺しておく。

表面はこんがりと、中心は鉄串による放射熱でジューシーになる。

野菜も大きめにカットして鉄串に刺す。

ソーセージやベーコンも用意。

海鮮も用意したかったが、さすがに新鮮な魚介類はオワリで扱ってなかったので断念。

暇が出来たらサカイに行って魚介類仕入れたいな。


次はソースだ。

まずは単純に、塩と胡椒、ハープを混ぜた塩、唐辛子の粉を用意。

醤油ベースで赤ワイン、果汁、すりおろし玉葱、ニンニクを混ぜたソース。

ポン酢に大根おろしを混ぜたソース。

バター醤油に細かくしたトリュフと複数のキノコを混ぜたソース。

牛挽肉を赤ワインと香草と水で煮込んだ出汁を煮詰めてバターと小麦粉でとろみをつけたソース。

マヨネーズとカレー粉を混ぜたソース。

底の浅い四角くて小さなフライパンを作成。ラクレットグリルだ。ハードチーズを用意してラクレットソース。


あとは、パンやご飯や酒を。

食材は、こんなものかな。


地球の知識を元に『万物創造』で大型のBBQコンロを2つ作成。子供達とお客さん分を入れればこれで足りると思う。


ルミナスさんが、ラクレットに興味津々でフライングで食べそうになってて子供達か止めているのを眺めながら炭で火をおこして客を待つ。



「カレーとマヨネーズの融合!奇跡だ!カレー精霊とマヨネーズ精霊に感謝します!」


カレーマヨネーズを盗み食いしたルミナスさんが歓喜していた。

この廃エルフめっ。



そもそも、カレーとマヨネーズの精霊っているのか?

日本では、八百万の神って言うくらいだからいるのかもしれない。神じゃなくて精霊だけど。

カレーの精霊はマッチョでターバンを巻いていて、マヨネーズの精霊はきっとモヒカン頭の赤ちゃん妖精だろうと想像してにやけてしまった。

負けた気がした。






_____________________________

名前 真神尚人 17歳

種族 人間族

職業 勇者


レベル 10

HP 3000/3000

MP 2862/2862 

力  550

体  510

俊  510

魔  600


【スキル】

万物創造 共通言語認識 電脳

狩人 剣術 刀術

投擲 体術 ゴブリン式格闘術

回避 解体 火魔法

水魔法 風魔法 土魔法

回復魔法 重力魔法 生活魔法

状態異常魔法 弱体化魔法

遠見 警戒 索敵

空間認識 料理 農業

状態異常耐性 並行詠唱


【称号】

異世界人 勇者 閃光のマヨネーズ

盗賊スレイヤー 帝国勲章


【固有魔法】

ブリットショット

ブリットバースト

リバイブ


【装備】

アダマンタイ(トウ)

皮の鎧

手甲

お洒落なマント

_____________________________


書類仕事がやっと終わりました・・・。

仕事が忙しく更新止まってました。

毎月、月末と月初めは更新止まるかも知れませんが、よろしくお願いします。

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