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召喚勇者は世界を救わない  作者: 粉みるくススル
ヴァナニール帝国
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06.迷宮都市オワリ3

どうも真神尚人です。全身獣臭いです。


宿屋の庭で、動物性脂肪の石鹸を作るために大鍋で魔物肉の脂身から脂肪を抽出していたら宿屋の主人に怒られた。

臭いがひどすぎる。

庭も自分も臭くなり過ぎたので断念。


これは子供達にやらせるのは無しだな。残った脂身から『万物創造』で直で石鹸を作成。臭いは少し強いが石鹸としては肌が潤って良い感じだったので魔物石鹸は子供達にあげた。

子供達に集めてもらった廃油は試しに『万物創造』で直で石鹸にしたら臭いがきついのでこれは諦め。

スライム核と灰から大量の水酸化カリウム水溶液が作れることがわかったので廃油と灰集めの仕事は止めてもらった。


さて大量に余ってる廃油はどうしようか。

装備が『万物創造』で新品に出来ることを思い出し廃油に『万物創造』をかけたら新鮮な油になった。

色々な種類の油が混ざっていて何の油が判別できないが新鮮な油だ。

さすがに食用は心情的に嫌なので全て『万物創造』で直で石鹸にしてしまった。

匂いは悪くない。使い心地も良い。いくつか自分用にストックして残りは子供達へ配った。


次に何種類かの油を配合したり、香料を混ぜる研究をしようかと思ったがニーナに止められた。

いや、また引き籠らないから、ほどほどに研究するよ?と言っても聞いてくれない。



時刻は昼過ぎだったので宿屋で軽く昼食をとり、元スラムの工場建設地に向かう。

棟梁に挨拶・・・ドワーフさんだった。

身長130センチほどのがっちりしたおっさんで髭がゆたか。ファンタジーの定番ドワーフって感じで思わずにやけていたら怒鳴られた。

ダジャンさんの紹介状を見せて建築主であることを告げた。

まだ難しそうな顔をしていたので差し入れでエールを樽で出したら喜ばれた。

顔は難しそうなままだったが。もともとそういう顔みたいだ。

図面を見せてもらいいくつか注文をだしたがほとんどはお任せ。


工場建設地からダジャンさんのお店に移動。

工場で使う大鍋や設備、子供達が使う家具などを発注。

珍しい油や色々な香料などを頼んでおいた。


その後、冒険者ギルドで盗賊の指を納品。ギルドポイントと討伐報酬を獲得。

魔石を自分で消費する手前、討伐部位納品でのギルドポイントは諦めていたので盗賊の指の美味しさに気づく。魔石がセットじゃないから使えるな。

盗賊を見つけたらどんどん狩っていこう。

ギルドにちょうど納品していたダンジョン組がいたので、スライム核を確保してくれと話を。

一緒にいたクリスが「ニーナが兄貴が作った料理をまた食べたいって。俺も」と言ってくれてちょっと嬉しくなった。

そういえばいつの間にか兄貴や兄ちゃんと呼ばれるようになってて、呼ばれるたびに背中のむず痒さを覚えた。

今夜は美味しいもの作るよと約束して市場へ。


香辛料の店を覗いたら品揃えが豊富だったので1個ずつ味と香りをチェック。

見つけましたよ、クミン、コリアンダー、カルダモン、オールスパイス、ターメリック。カレーに必要な最低限のスパイス。

思わず大量に買って他に鶏肉やニンニク、唐辛子やトマトに各種野菜。あと米を購入。

生姜だけ見つからないんだよな、しょうがないな・・・。



宿に戻り厨房を借りる。カレー作りである。

孤児のミリアという子がいつも僕の料理に興味津々で作り方などを聞いてくるので今日はカレー作りを手伝ってもらうことにした。

もちろんレシピと作り方を教えながら。


まず、鍋にたっぷりのバターを、そこに細かくしたニンニクとクミン。生姜があればここに入れるのだがしょうがない・・・。

火をつけて香りが出てきたらみじん切りにした玉葱と人参を入れて炒める。

玉葱が透き通るほど炒めたら鶏肉を入れる。この時に、残りのスパイスと唐辛子も入れてしっかり炒める。子供達用に唐辛子はちょっとだけにした。

そこにみじん切りにしたトマトを入れ潰しながら汁気が無くなるまで炒める。

出来上がったカレーペーストをヨーグルトと牛乳と生クリームでのばす。

20分ほど煮込んで完成。

炊き立て飯にカレーをかけてバターチキンカレーの完成。


子供達に大人気だった。

作った物を喜んでいるのを見ると幸せな気持ちになる。と同時にもっと喜ぶ感情が欲しい、もっと物を作れというどす黒い感情が湧いてくる。幸せな気持ちなのにどす黒い感情が襲ってくる違和感に眩暈を覚える。



食後にスキル検証を。

『万物創造』に「アイテムとスキルを合成できる」という項目が増えていたのでそれを試してみる


まず槍に『槍術』を合成。

槍に『槍術1』が付与され、ステータスから『槍術』が消えていた。

スキル同士の合成と分離みたく使えないかと、槍に分離をイメージしながら『万物創造』をかけたら、ただの槍に戻り、ステータスに『槍術』が戻っていた。

これは自分のスキルを移す感じの使い方だなと理解。


庭でクリスが素振りをしていたので、槍を振ってもらう。その後に『槍術』を付加して再度振ってもらう。

後者の方が振りが鋭くなったと言っていたので装備者にスキルの影響が出ることを理解。


ここで一つの懸念が。

スキル同士の合成だと分離した時にスキルレベルが1に戻るのだ。

恐らくアイテムとスキルの合成にもこのルールが適応されるだろう。

となるとレベルのあるコモンスキルではなくコモンレアのスキルを付与するのが良いのか?


ここで閃いた。勇者補正だ。

通常スキルレベルが高いほどレベルが上がりにくくなる。

勇者補正があったとしてもだ。

しかし、勇者補正があれば何度かの戦闘や訓練でスキルの習得や低レベルからのレベルアップをする。

ならば槍に『槍術1』を付与して槍を使えば新たにまた『槍術』を覚えるのではないだろうか。さらにそれを槍に付与していけば『槍術』同士の合成でスキルレベルが増えるのではないか。

アイテムに付与されたスキルもレベルが上がるのかも気になる。

まだまだ検証の必要があるが、上手く使えば自身の強化に使えると笑みがこぼれる。



検証のために槍を強化することにした。

元々持っていた槍と刀を作った時の鉄や木材で『万物創造』

イメージは、ハルバード。

鉄の量を増やし、穂先を伸ばし斧頭と反対側に鉤爪状の突起。

柄も長くしながら芯に鉄を周りは木材。

前の槍より少し重いが使えそうだ。

更に『槍術』を付与して完成。


明日にでもダンジョンに潜って使ってみよう。

尚人は魔力を枯渇させて眠りについた。






_____________________________

ハルバード 槍斧


純度の高い鉄と名工の手による鍛錬によって出来た槍斧

斬る・突く・叩く・引っかけるという使い方が出来る

槍術1

___________________________


_____________________________

名前 真神尚人 17歳

種族 人間族

職業 勇者


レベル 5

HP 1500/1500

MP 1762/1762 

力  300

体  280

俊  280

魔  350


【スキル】

万物創造 共通言語認識 電脳

剣術 刀術 投擲

体術 回避 解体

水魔法 風魔法 生活魔法

遠見 警戒 索敵

空間認識 料理 状態異常耐性

並行詠唱


【称号】

異世界人 勇者 閃光のマヨネーズ

盗賊ハンター


【装備】

ハルバード

皮の鎧

お洒落なマント

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出張のため、土曜と日曜日の更新はお休みします。

ところで四国の高知県に行くのですがお勧めのお土産てなんでしょうかね。

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