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魔王選定  作者: 華宵 朔灼
第二章 幼少期・放浪開始
34/113

07 新人冒険者講習会 後篇

 後篇!

 こっちも七千文字を超えるという大惨事。

 そして苦手な戦闘シーン………あれ? 戦闘になってなくね?


 三十三話、はじまりますー

 シノは凄い凄いと同じ新人冒険者たちに褒められ、すこし居づらくなってきたところで、職員たちが我に帰る。


 「さて、近接戦闘に移ろう」

 「もう他のグループ終わっちゃったしー私たちもてつだうよー」


 少し顔色を悪くしたヴァナグに、他のグループについていたはずの教官たちが声をかける。どうやら最後となってしまったようで、他の冒険者たちは先に面接を行っているようだ。


 「あれ? これまた綺麗に壊されたね。壊したの、君?」


 教官の一人が、六本のナイフが刺さったヴァナグ人形を見て、シノに声をかける。

 シノは頷き、教官が投げてきたナイフを避けるでもなくきちんと柄を掴みとると、もう一度クルッとまわりながら心臓の位置目がけて投擲して見せる。


 「めっちゃ正確。なれてるんだね」

 「かりうどにともだちがいた」

 「そっかー、そりゃ慣れるよねー。あ、遠隔武器とか魔術が得意な子がいたら僕がうけもつよー」


 三人の助っ人と一人の魔術師が加わり、教官が五人となった為、それぞれ個別で訓練が行われることになった。少々変則的だが、冒険者はこの程度当たり前だ。

 前のグループを扱いていた女性の教官に当たった青年は、既に現実を直視できないでいる。


 「さて、結局私と君で訓練するんだが」

 「ん」


 希望する武器の種類がほとんど違う為、それぞれの得意分野と教官をすり合わせた結果、シノの相手はヴァナグとなったのだ。


 「君の主要武器はナイフ、近接戦闘が主体でいいのかな?」

 「ん」

 「私の武器はこの片手剣だ。君のナイフが私の体に届いたら終わ」

 「それでいいの?」


 シノは朝も『森の探索者』たちを軽くあしらった経験から言っているのだが、それを知らないヴァナグは首を傾げる。


 「君は戦闘狂なのかい?」

 「ちがう」

 「なら、なぜ?」

 「それじゃ、すぐにおわっちゃう」


 舐められているのか?と思ったヴァナグだが、シノの目は真剣だ。嘘を付いている訳ではなく、ただ単にそうなると言う自信と確信があるのだと思ったヴァナグは、シノに別の合格条件を出すことに決めた。


 「コレは体力を計るものでもあるから、俺に一撃を加えたとしても直ぐに次の一撃に意識を向けるんだ。体力の限界まで体を動かすのが試験内容だ」

 「ん」


 シノは後ろに下がり、腰に付けていた使い慣れている鞘付のアンカライトナイフを腰から取り外す。もちろん鞘は外れないようにきちんと止めてあり、更に紐が巻きつけてあり、絶対に刃が出ないよう細工がされている。

 ヴァナグは腰に付けていた片手剣を鞘を付けたままの状態で構え、シノの出方をうかがう。


 「さあ、来い」


 シノの初動はゆっくりだった。

 ヴァナグは本来感じられるハズの殺気がシノから放たれていないことに驚きながら、まっすぐ向かってきたシノ目がけて一撃を振り下ろす。


 「いっかい、しぼう」


 しかし、その剣はシノを捕えることはなく、気が付いたらシノに懐に入り込まれていて、シノのナイフがヴァナグの胸にまっすぐと添えられていた。

 シノは、ヴァナグが呆然としてその体勢を整ええる前にまた距離をとり、ナイフを構える、

 ヴァナグはまさかこんなに早く一撃が終わるとは考えていなかった為、少々唖然とした後、久々に味わった死の感覚に歓喜していた。

 Bランクにもなると、この国では満足に戦えないことが多い。今でも定期的ある戦争に参加すれば血を浴びることはできるかもしれないが、ヴァナグが求めるのは、強者との剣戟であり、弱者をいたぶることではない。ディルエバーズには高ランクの魔物が少なく、大繁殖と呼ばれる、魔物が集落に進行してくる事態に陥っても、大抵は剣の錆にしかならないのだ、まったくもって面白くない。

 ヴァナグ自身は、戦闘狂ではないと思っているが、普通の人からすれば十二分に戦闘狂の範疇に入る。獣人は本能的に強者との戦いを好む傾向があり、ヴァナグはそれが少し高いレベルであるのだ。


 「よし、次だ」

 「ん」


 構えなおしたヴァナグをシノは確認すると、今度はまっすぐ向かわず、ヴァナグを中心とした円を描くように走り出す。

 ヴァナグは今度はいったい何を仕掛けて来るのか分からずに、内心喜びながら、その場から動かずにシノの様子を見て、真後ろから走り抜けたところで逆方向に首を回し走ってきているはずの位置を見るが、そこのシノは居ない。逆に戻ったのかと視線をもどすが、シノは見当たらない。耳を澄ましてもさっきは確かにあった足音はないし、当然今回も殺気は無い。


 「にかい、しぼう」


 ヴァナグは、背中から聞こえてきた声に振り向こうとして、背中に何かか押し付けられている感触で、ナイフが背中に突き立てられているのだと分かる。


 「すごいな。今のはどうやって?」


 ヴァナグの中に、シノは年齢の足りない新人冒険者であると言う様に見る気持ちは消えていた。


 「うしろまではしって、すこしもどって、えんをちいさくして、うしろからさした」


 ずいぶん簡単に言う。言うだけなら簡単なことだ。走って、隙を作らせて、背後に回って一撃を加える。


 「ふむ。君にはこの訓練は必要ないかもな」

 「そう?」

 「ああ、自分の長所と弱点も分かっているからこそのこの戦い方だろ?」

 「ん。きしゅうと、いひょうをつくことがだいじってししょーがいってた」


 奇襲と意表を突くことが大事とは、それが俺の弱点だな、とヴァナグは笑う。

 柔軟に対応しなければならないはずの冒険者時代だったら対処できていたかもしれないが、鈍った今では弱点になってしまっていると自分を見つめ直すヴァナグ。


 「君の師匠はかなりの手練れだろうな。剣筋からして、その師匠と打ち合って剣の腕を磨いたと見れる。師匠は元冒険者かな」

 「ん」

 「他に、何を教えてもらった?」

 「………ひみつ」

 「あっはっは、そりゃそうだ。冒険者にとって自分の能力は基本的に秘密にしておいた方がいい。切れるカードが多い方が、強く長く生き残れるからな」


 ヴァナグはシノが気に入った。

 シノは言わなかったが、ヴァナグはシノの投擲を見て魔力を這わせることが出来るのだろうとあたりをつけていた。何せ二度も見ていたのだ。

 もし師匠が居て、それが特に冒険者をしていたような者だった場合、それはあまり使わない方が良いと、そう告げるはず。

 ヴァナグはシノの師匠に一度会ってみたいと思いながら、そのままシノに面接を行う。

 まだ周囲では四人の教官に扱かれている面々だが、シノとヴァナグが面接を行うウチに終わり、同じように面接に移っていた。


 「さて、これで最後だ。なぜ、冒険者になりたいと思ったのかな?」


 その質問に、シノは漢発入れずにまっすぐ答える。


 「いきのびるために」


 普通なら、小遣い稼ぎにとか、副業としてとか、冒険者を一つの職業としてとらえる者が普通だが、シノのように、各国を旅してみたいとか、強い奴と戦ってみたいとか、冒険者を一つの手段としてとらえる者が稀にいる。

 シノの答えに瞠目したヴァナグだが、シノが冒険者見習いの木片でできたタグを持ち込んだ者であることを思い出し、今に至るまでに辛い過去があったのだろうと思い込む。


 「分かった。じゃあ、行こうか。次はギルドの二階にある会議室だね。説明を聞いているうちに眠くなっちゃうかも知れないけど、寝ないで最後まで聞く様に」

 「ん」


 新人冒険者の最期を締めくくる、ギルド二階、第一会議室で行われる冒険者ギルドに関する諸事項と注意事項の説明。

 新人冒険者が、冒険者の心得、という冊子を一人一冊配られるが、それをわざわざ開いて、見て細かく聞くような者はほとんどいない。

 全員が席にすわって、訓練に一通り激励を与えた後、一回限りの講習が始まる。


 「まずは冒険者の扱いについてです」


 冒険者のランクは、FからSまででそれぞれにプラス、マイナスと着いた二十一段階があり、Sの上にはSSというランクが存在するものの、SSを冠するような冒険者は二人しかいないということ。

 依頼を受ける時は、DランクならCランクとEランクとFランクの依頼が受けられるように、一つ上のランクと二つ下のランクまでの依頼を受けることが出来るのだということで、SSランクは基本指名依頼である為、Sランクは一つ上の依頼を受けることはない、ということ。

 冒険者が依頼を受けたり素材を売買するには、その冒険者ギルドで拠点登録をしなければならないということ。冒険者が生きているかどうかを確かめのに、その情報はいつでも収集しており、かなり重要になる為、拠点を移動するようなことがあれば、必ず冒険者登録受付で拠点登録をして欲しいとのこと。


 「拠点登録をしないと、その場所で依頼を受けることはできなくなるので、気を付けてください」


 冒険者登録受付では、新規で冒険者登録が行えるということ、ネームタグを紛失した場合の再発行も行えるということ。さらには、別の冒険者への言伝を預かることもできるということ。


 「ギルドタグの再発行には、例外なく金貨一枚の罰金が科せられるので、なくさないようにお願いします」


 依頼受注に関しては、冒険者ギルドの壁に依頼が貼られており、壁から剥がして受付へと赴き、依頼受注受付でその依頼を受けたことを確認、承認。依頼完了後はその紙と討伐依頼であれば討伐証明と共に、採取依頼であれば採取した物と共に達成依頼受付で渡すと、成功報酬をもらえるということ。

 もちろん失敗したら違約金が発生し、その違約金は一律で銀貨三枚であるということ。依頼を受ける保障として、依頼一つに対して大銅貨一枚払うのが義務付けられていて、四か月しても依頼の達成報告が無いと、依頼を達成する意欲無として判断され、保証金の返還はできなくなりギルドから悪評価を得る。半年過ぎてもなんの連絡もない場合は死んだと見なされ、ギルドに預けてある金額は全てギルドの物になるということ。


 「あまった素材は奥のカウンターで買い取りもやっていますので、活動しすぎて困るということはありませんから、じゃんじゃん仕事して下さい」


 依頼については、通常依頼、臨時依頼、緊急依頼、指名依頼、と種類があり、壁に貼り付けてあるのは殆ど通常依頼と臨時依頼で、通常依頼は受けられる期間と期限がはっきりと設定されているものが多いということと、討伐や他の町や村への護衛依頼が多い傾向にあること。

 臨時依頼には期限と言うものがほとんどなく、大抵は採集依頼であるが、村や町での短期の補助人員(アルバイト)の募集などもここに貼り付けられる。ゴミ拾いやら、屋根の修理などの依頼などもあり、比較的低ランク向けの仕事はコレに分類されるとのこと。

 緊急依頼はその名の通り、緊急に処理してもらいたい依頼の事で、コレは剥がす必要が無く、張り続けられている依頼書の下に設けられた紙に参加者は名前を書いて行くようになっていること。参加者が多ければ多いほどいい依頼だが、依頼受注条件が厳しいものが多く、名前を書いて受付で受注しようとしても、ランクと実績によっては受注を諦めてもらうこともあるということ。

 最後に指名依頼は、まず貼り出されることは無く、受付で冒険者本人やパーティーを見かけたら説明し、詳しい内容は二階の応接間にて説明を受けることになると言うこと。その多くが貴族からの極秘にしてほしい依頼である為、下位の冒険者でいるうちは早々お目にかかれるような依頼ではないということ。


 「素材買い取りカウンターでは、薬や研ぎ石などの販売も行っていますので、依頼に行かれる前に訪れるのもいいかもしれません」


 素材の値段は時価で、基準はカウンターで一覧となって表記されている。直接素材を持ち込む行為は禁止している訳ではないが、信用問題もある為、ギルドに売って欲しいということ。

 薬や研ぎ石に関しては、薬屋や鍛冶屋に行けばいくらでも買うことが出来るが、買わなくても狙っている依頼で必要になってくる可能性のある薬もあるから、安全に依頼を完遂したければなるべく訪れた方が良いということ。


 「基本的にこの程度のことを知っていれば冒険者としてやっていく事は可能です。皆さんが冒険者として自由を愛し、他人に手を差し伸べるモノであることを職員一同祈っています」


 他にはひと月に三回程度、素材の剥ぎ取りの講習が行われていたり、半年に一度新人向けの強化訓練と呼ばれる十日ほどの合宿なども開かれていることなど、連絡事項を放し終えた頃には、いい感じに皆の腹の虫が鳴ったので、そのまま冒険者ギルドのおごりで、付属の酒場での昼食を食べることになった。


 「今日はありがとうございました!」

 「いやいやー、教えてほしかったらいつでも来るといいよー。戦闘訓練は集会場でやってるからー」

 「はい、是非お願いします」


 と言う感じに教官に挨拶している者もいれば。


 「どうするー?」

 「うーん、流石にこの依頼はキツイと思うんだよ。こっちの依頼やってみない?」

 「あ、これもよさそうじゃん」


 と既に依頼を受けようと掲示板の前で考えている者もいれば。


 「な! 俺さ、両手剣使いなんだ。お前長物使ってるだろ? 俺と組まない?」

 「いいぜ。丁度前衛が欲しいなって話してたところなんだ」

 「話してた?」


 と、一つのパーティーが出来上がりつつあったり。


 「いいのか? 君は話に行かなくて」

 「いらない、これからいくとこあるし、ねんれいてきにEランクまでしかあがれないから」

 「確かにな。Dランクは最低でも十歳でないと得られないから、今交流したところで無駄足か」


 シノは一人、出された昼食をもしゃもしゃとかじりながら、ヴァナグとお喋りをしていた。

 ギルドの心得と書いてある察しを読みながら食べていると、行儀が悪いと言って笑いながらヴァナグがシノに話しかけてきたのだ。


 「んく………こうようばって、まじゅうになるの?」

 「黒曜馬か? そうだな、黒曜馬はBランクパーティー向けの討伐依頼が出されることがある魔獣だな。ここら辺じゃなかなか見ないが」


 獣の姿をしていて、賢い魔物を魔獣と呼ぶ。

 そしてクロは黒曜馬であり、本来であれば高ランク冒険者向けの依頼に出されるほどの魔獣なのだということを改めてシノは認識する。


 「じゅうまのしょうめいってどうやってやればいい?」

 「ふむ。その流れだと、君が使役している黒曜馬がいて、その登録をしたいと」


 違いない? と首を傾げるヴァナグにシノが頷く。


 「それなら私が直接出向こう。大抵は見えるところにこの飾をつけるんだ。そのためにはある程度の審査が行われる。本当に従っているのかどうか、むやみやたらに人に手を出さないようにしっかりと躾けられているか、とかね」

 「いまから?」

 「割とせっかちなんだな、君は。良いだろう。書類を持ってくるから、そこに名前を記入しなさい」


 ヴァナグが持ってきた、従魔登録証と言う紙に、従魔である名前と種類、更に飼い主である自分の名前を書く。あとの空欄はヴァナグが埋めることろだ。

 シノはヴァナグに書類を押し付けて、椅子から飛び降りる。


 「綺麗な字だな。よし、行くか」

 「ん」


 シノとヴァナグは冒険者ギルドを出て、シノの泊まっている宿へと向かう。


 「君はここに泊まってるのか………」

 「ん」

 「女将が強烈だろう」

 「いいひと」

 「君の器がひろいのか、女将が猫被っているのか………」

 「こっち」


 厩舎へと入ると、シノを見つけたクロが喜び、シノの隣にいるヴァナグを見るが興味なさそうに目線を逸らす。余りの扱いの差に、唖然とするヴァナグ。

 近くにシノが寄ると、手に頭を擦り付け、撫でてほしいと訴える。


 「本当に黒曜馬の幼生体だな。まだ、二年、と言ったところか」

 「ん。いまにさい、ね、クロ」


 そうだよ、とクロは鼻を震わせる。

 ヴァナグは一つ頷き、クロに向けて殺気を放つ。

 クロはその殺気がシノに向けられていないことを確認したあと、殺気を放つヴァナグに呆れたような目線を送り、普通なら泡を吹いて倒れてしまう程の恐怖を味わうはずの視線を軽くいなした。


 「………これなら平気だろう。君がちゃんと言い聞かせればこの黒曜馬は人を襲わないだろうし、従魔登録は完了だ。これがその登録証」


 ヴァナグはポケットから一つのブローチを出し、シノに渡す。

 シノはそのブローチをクロの耳元に付けてある馬具の金具に、外れないようにしっかりと取り付ける。


 「それがあれば、どの町に行っても多少警戒こそスレ、討伐対象になることはないよ。じゃあ、ギルドに戻ってタグの書き換えをしようか」


 寂しそうにするクロに別れを告げ、宿を後にする二人。

 人間臭い馬だな、と感想を抱きながら、ヴァナグはシノと共に冒険者ギルドへと戻る、。その間にシノが、クロが黒曜馬だとは知らなかったこと、クロは普通の馬の両親から生まれたこと、成長が早いとは思っていたが、周りの馬もかなり頑丈に育っていたのであまり気にしたことがなかったこと、など話ヴァナグは頷いていた。会話ではなく、ヴァナグの質問に一歩的に答えているだけなのだが。

 ヴァナグの中では、あまりにも不思議な出来事としか言いようが無い為、この話をギルド長と副ギルド長に報告しておこうと考える。


 「ん? なんだ皆で一斉にこっちを向いて」


 冒険者ギルドに戻ってきた二人は、少なくない好奇の目線に晒される。好意た敵意に離れていても、好奇の目線には慣れて居ないヴァナグは戸惑うが、慣れているシノはそのまま受付まで進んでいく。


 「はい」

 「はい? ああ、従魔登録ですか。ギルドタグはお持ちですか?」

 「その子は新人! シノ、冒険者見習いのタグと交換するんだ」


 言われた通りシノは冒険者見習いのタグを外し、首飾りごと渡す。

 すると、受付の人は少し笑って、タグを付け替え、返してきた。


 「これが新しい君の、シノのギルドタグだ。なくさないようにな」

 「ありがとう」


 シノの持つタグが二枚に増え、銀製となる。

 一枚目には、所属国:不明、種族:人間、職種:冒険者、名前シノ、と記入されていて、二枚目には、Fランク冒険者、拠点:カゾス、従魔:クロ(黒曜馬)と記入されていた。


 「じゃ、ばいばい」

 「おう、頑張れよ」


 ヴァナグに見送られてシノは冒険者ギルドを出る。

 向かうのは約束した薬屋。

 とは言っても、向かいの治療院の横なのだが。

 やっぱ戦闘シーン苦手だよ………

 暗殺者よりで感情の起伏が小さい幼女の説明だと、意味が分からなくなるよ!

 そろそろ仲間でも出すか………


 明日投稿できるはず!

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