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魔王選定  作者: 華宵 朔灼
第二章 幼少期・放浪開始
33/113

06 新人冒険者講習会 前篇

 まさかの前後篇。

 そして七千文字と突破してしまった事実。

 読みにくかったらすみません………orz


 さ、三十二話! 始まります

 シノが向かった、村の集会場。

 それは村役場である冒険者ギルドの真横に建っていた。

 集会場の用途は様々で、朝市が毎日開かれている以外は、ギルドの訓練場として扱われているのが通常。非常時には災害から民を守るシェルターの役割も備えている為、その強度と広さはかなりのモノである。

 中で魔術の訓練をする冒険者も居るのだから、その程度の強度と広さは必然的に必要になるのだが。


 「では、今月の新人冒険者講習会を行います」


 冒険者ギルドでは、月に一度、新人の冒険者たちを集め、冒険者に慣れるだけの実力を備えているか、確かめる機会を設けている。コレを受けなければ、Fランク冒険者を名乗ることは許さないため、一部では冒険者登録試験とも呼ばれている。

 基本的に行われるのは、魔力的資質の有無と適合属性の検査、戦闘能力を含む基礎体力と使用武器の適正、をそれぞれ担当となったギルド職員監修の下見られ、少しの筆記と計算、後は個人面談などが行われる。

 そして最後に、ギルドを使用しかたなど、基本的な事の講習が行われ、この会は終わりとなる。


 「四つのチームに分かれてそれぞれ行います。四人の教官の前に並んでください」


 集まった新人冒険者はシノを含め十四人。雪の時期は暇な村民が居ない為、雪が降らない今は暇な村民が多く、片手間に冒険者をやってみようと思うものが来ているというのも一つの理由なのだが、カゾスの周りにあるこまごまとした村々には冒険者ギルドが無かったり、ギルドはあっても集会場がないということで。わざわざカゾスまで出向いて冒険者として登録する、と言うような者が居ると言うのが多い理由だろう。

 そうなると当然徒党が組まれているので、四人の教官にはすぐに列ができた。当然シノは一番近くにいた教官の前に並んでいる。


 「あの子、いくつなのかしら」 

 「冒険者になれるのは、十歳以上じゃなかったけ?」

 「まだ早いだろ………」


 と言う意見があるのは当然の事なので、シノは表情を変えずに、ただ並んでいた。むしろ視線にもなれているので、気にしていないというのが正しいかもしれないが。


 「よし、並んだな。私は君らを担当するヴァナグだ。名前でもいいし、教官と呼んでくれても構わない。宜しく頼むよ」


 シノたちを担当するのは、褐色の肌に金髪、黒い斑点が入った頭の高いところに生えている耳と、尻尾を持つ豹人の男だった。


 「まぁ、見ての通り獣人だ。元冒険者で最終ランクはB。今はギルド職員として戦術指南なんかをやっている。何か聞きたいことがあればいつでも歓迎しよう」


 それなりに整った顔をしているヴァナグの笑った顔を見て、シノの近くに居る女性の受験者が頬を染める。男は所詮顔なのよ、と言っていたエイファとそれをなだめるシーブの掛け合いを思い出す。


 「では、自己紹介でもしようか。皆これからスタートを切る新人だ。繋がりができていて悪いことはない」


 そう言われた為、名前と年齢、普段の職業など、各々自己紹介が進む。

 どうやらこの中には獣人を差別的に見るような者は居なかったようだ。

 商業都市国家ディルエバーズは、商業都市と言うだけあって、なんでも商品にしてしまう傾向がある為、差別が少なく、区別が大きい。ガラムのように、狩人が嫌悪されていると言うのは仕方ないことなのだが、奴隷に対して見下すという行為はほとんど行われないのだ。

 種族が何であれ、売れる者は売る、という気質の者が多い国である為、人を見下す視線より、人を観察し評価を推し量る視線の方が圧倒的に多い。そこに区別は生まれても、差別は生まれにくい。貴族国家ではなく、商人国家と言ってもおかしくないと言われ、他国から嘲笑されるのがこの国の特色だ。


 「さて、全員名前は分かったな。では付いて来てくれ」


 それでも貴族には人間至上主義なども居る為、獣人はあまり良い顔をされないが、普通に暮らすのでも奴隷になるにしろその種族的価値は十二分にある為、かなり良い扱いを受けることができる。ここが、差別ではなく区別を重要視する国民性なのだろう。

 奴隷になるならば、ディルエバーズへ行け。獣人差別が今よりもかなり酷かった時期には、そんな風な噂が流れたこともあるくらいだ。


 「ここで筆記と計算を行う。………君は最年少だけど、大丈夫かな?」

 「へいき」

 「そうか。差別するわけではないが、辛かったら諦めなさい」

 「ん」


 ヴァナグの所に並んだのは五人。男が三人に女が一人とシノ。

 年齢一桁のシノは置いておいて、十代後半の青年に、二十代の男女。最後に四十代前半の男性の五人で構成されている。他の教官の所に並んでいる人の構成と比べると少し変だと言わざるを得ない。余りものの寄せ集め、と言った言葉がぴったりとしているだろう。


 「まず、これに書いてある通りの行動をしてみろ」


 そう言って、ヴァナグが一人ひとりに渡したのは、行動の手順が書いてある紙。

 文字を読むことが出来るか、と言うものを試したものだ。しかも意地の悪いことに、一枚一枚書いてある内容が違うので、他人のまねをすることはできない。


 「じゃ、一、と書いてある紙を持つ者」

 「俺だ」


 一歩前に出た青年が、声を上げる。

 青年はそこから、右手に、右足から三歩進み、その場でジャンプ、後ろを向かずに一歩下がり、しゃがむという動作をする。


 「よし、合格だ。紙を返したまえ」

 「よかった………」


 それなりに緊張していたようだ。いや、むしろ羞恥で顔を赤くしているのかも知れない。

 少ないとは言え、衆人観衆の前で意味の分からない行動をするのだから、そういう風に思っても仕方ないだろう。


 「………よし、次、二、と書かれた者」

 「私ね」


 そんなこんなで無事に進んでいく試験。

 この国の習字率は、他国と比べると高い。子供の多くは商人の下で奉公をするので、小さい頃から字を習い、物の価値を学び、奉公の時恥を書かぬよう親もかなり頑張って教育を施すのだ。農民でも文字を読めるのはそれが理由だ。

 教養書は読めずとも、絵本を読むことぐらいなら誰にでもできる。


 「さあ、最後は君だな」

 「ん」


 シノも紙に書いてある通りの行動をする。

 立って座って腕を回し、スキップしてターン。

 この試験内容は、やっている者も、見ている者も恥ずかしくなるという罰ゲームのような要素しか詰まっていないじゃないかと頭を抱えたくなるシノ以外の面々。

 そして、シノがやった内容を、むっきむきの男がやったらどうなるかを想像して笑いをこらえる面々は、ヴァナグに首を傾げさせた。


 「よし、全員合格だ。では、計算と筆記を見よう」


 全員から行動の紙を回収ししまったヴァナグは、石版と石筆を配る。

 筆記と計算と言っても、名前を書いて計算を解くだけだ。大して難しい内容でもない。むしろ、必要最低限を求められているのだ。しかもこれに関しては、文字を書けるかどうかを見ているだけで、計算が合っているかは答え合わせをするものの、あまり関係はないとされている。そんな裏事情は職員しか知らないが。


 「ふむ。まぁ、いいだろう。計算を間違ったからといって落すことはしないが、間違えるということは騙される可能性が高くなるということだ。金勘定は冒険者として生きていくうえでかなり重要になるからな、覚えておいた方がいいぞ」


 当然シノは間違えなかったのだが、青年と二十代の男が計算を間違えたらしい。少し落ち込んでいたが、落されるわけではないと言われ、少し安心したようだ。本来彼らだけならば落ち込むいわれは無かったのだが、今回このグループにはシノがいる。自分より年下の少女が全問正解したのに、自分はある程度の点数しか出せなかったと落ち込むしかなかったのだ。


 「さて、向こうも終わったようだし、魔力測定に行こう」


 魔力測定は一番簡単だろう。

 特殊な加工がされているらしい水晶に手を置くだけで、どの属性に適性があるのか、その程度の魔力を保持しているのか、それらを調べることが出来るのである。

 魔力の保持量を計る水晶は、どの集落でもあるものだ。

 なぜどんな集落にもあるか、というと、魔力を持つ者がかかる可能性がある魔力過多症や、魔水病など、魔力が関連してくる病気が存在するからである。その為に、十歳になった時点で一度水晶を触り、その光り方を記録することで今後異変が無いかを調べることに使うのだ。


 「先ほどの同じ順番で触ってくれ」


 青年が触れると、水晶は顔を仄かに照らす程度の赤い光を放つ。


 「ほぉ、火に適性があるようだな。これにも触れておくか?」

 「いえ、魔術師になるつもりはないんで」


 ヴァナグが青年に見せたのは、魔力保有量をほぼ正確に出す魔術紙の一種だ。両手で端を押さえるように持つと、魔力量と、魔術適正という単語に数字が浮き出る仕組みになっている。

 魔力量は、当然魔力保有量を指し、魔術適正と言うのは、得意の属性を、と言うより、魔術を扱う上で、どれほど器用に操ることが出来るようになるか、と言うのを示すものだ。

 魔術適正が高いのと低いのとでは、魔術の使用時に大きな差ができる。威力や範囲、消費魔力まで、魔術適正が低いと、いくら魔力があっても、使った魔術は酷く拙い物になってしまったりするのだ。


 「そうか、魔剣士志望、かな?」

 「はい」

 「努力すれば火の魔剣が応えてくれるだろう、では次」


 精霊魔術と呼ばれる魔術形態に似ている現代魔術に置いて、精霊魔術師がこの紙に触れると、かなり高い数値を示す。精霊と親和性が高い者は魔力を扱うのが上手いという神話はここから始まったと言ってもいい。


 「さて、最後に君だが。測定をしたことは?」

 「はじめて」

 「そうか、別に危険な物でもないから、触れてみてくれ」

 「ん」


 シノも水晶に触れる。

 水晶は、今までの四回よりも大きく光輝き、様々な色が舞う。シノと同じ受験者の四人はその光景を見て少々驚き目を見張るが、シノが子供であることを思い出し、今度はその幻想的な光景にうっとりと目を細める。

 もし大人、十代後半あたりの者がこの結果を出したなら、驚かれていたことだろう。


 「君は精霊に好かれているんだね。精霊視なのかい?」

 「みえない」


 精霊視とは、精霊が見える目を持っている者の事を指す。逆に言えば、精霊視を持たない物は、精霊魔術を扱う事は出来ないのである。精霊を通して見る、というのは精霊の眼というまた別の術である。


 「そうか。この光り方はまだ適正が決まっていない子供にはよくある現象なんだ。もう少し大きくなったらまたやってみると良い。適正など分からなくてもその魔力量があれば魔術は使えるだろうが、魔術適正が分かった方が格段に成長できるから、ね」

 「ん」


 人が魔術を使用するには、そこに在る精霊の助けを借りなければいけないとされている。精霊は気まぐれで子供好き、と考えられている為、子供の時にこのような現象が起きても大抵は驚かない。大人になっても同じような現象が起きるのか? と聞かれれば、そんなことは無いからである。

 シノがこの辺境で水晶に触ったのはある意味幸運だったかも知れない。もしこれが都市部であったりすると、将来有望な魔術師の卵として誰かに買われたり、攫われたりする可能性が大きかったからである。いくら大人になっても同じ現象が起きるとは限らないと言われていても、精霊の親和性が今の所高いのに変わりはないのだ。使いつぶす方法など、沢山ある。


 「ついでに紙で測っとくか?」

 「いらない」

 「その魔力量なら、いまから訓練することもできるだろう。一つの基準として知って奥のもいいと思うが」

 「まじゅつをつかうつもりはない」


 まるっきり嘘なのだが。

 シノが無表情で居る為、真偽のほどが分からないヴァナグは一つ頷く。


 「そうか。かなりの魔力保有量だからな。今はまだ必要ないだろうが、次に水晶に触れる機会があれば触ってみるべきだろう」

 「わかった」

 「じゃあ、次に行こう。君たちの戦闘能力を確かめる」


 ヴァナグは結局一度も使わなかった魔力紙を懐にしまい、移動を始める。

 それぞれヴァナグの後について行く新人冒険者たちは、一番過酷だと実しやかに言われているその試験にため息を付きながら、一体どんなことをするのだろうかと少し憂鬱な気分になりながら考えていた。

 着いた訓練の為に作られたスペースではまだ前の教官が使っていた為、シノたちは見学をすることになった。


 「うぉりゃあぁ!!」

 「ふん、甘いっ」


 二十代前半だろうと思われる男性の剣を、教官らしき女性はその場を動かずに捌く。

 彼女は男受けする、出るところが出て引っ込むべきところは引っ込んでいる体つきだが、振り回しているのは巨大な両手剣である。鞘が付いて殺傷能力は低くなっているが、それでも十分鈍器としての性能が見込まれている。


 「ぐあっ!」

 「剣筋はいいわ。でも、あなた細かい作業苦手でしょ。もう少し筋力をつけて両手剣を振った方がいいわ」

 「ぐ………は、い」

 「休んで回復したらもう一度来なさい。ほら、次ぃ!」


 次の男性が振りかぶった片手剣を弾き飛ばし、両手剣を腹にねじ込んだ女性が振りかぶったのを見たと思ったら、相手の男性は体ごと遠くに弾き飛ばされていた。


 「さて、見て分かったとは思うが、君らの主要武器はここにあるかな?」


 前のグループの殆どが終わった所で、戦闘訓練の第一段階を始める為に、武器を選ばせようと壁際に立てかけられている殺傷能力が削られた武器の場所まで案内する。

 まずは的を壊すところから始まり、一定以上の戦闘能力を示すために、担当教官と一対一で戦闘訓練もどきが行われるのだ。引退したばかりの者が多いとは言え、元上位ランク冒険者たちの扱きが受けられるとあって、上位の冒険者を目指す者や、武闘派の連中にはかなり人気のある試験だが、そうでない者にとってはただの嫌がらせにしかならない試験だったりする。


 「持って来ました」

 「私は槍を」

 「魔法を使うわ」

 「俺は片手剣かなー」

 「もってる」

 「大丈夫そうだな。もうすぐ終わりそうだし、新しい的を作ってもらおうか」


 ヴァナグはそう言って少し離れ、近場に待機していた男の職員の所へと行き、言葉を交わすと直ぐに戻ってきた。


 「あいつは土系統を得意とする魔術師でな、今回は簡易的な人形を作っている」


 魔術師の男は、瓶に入った液体を煽ると、ぶつぶつと呟き、五つの土人形を作り出す。作り出された人形の姿がどことなくヴァナグに似ているのは彼の遊び心だろう。


 「………不本意だが、あれを攻撃してくれ。その様子をみて、君らの戦闘基準などを判断する」

 「ならアレはしなくてもいいんですか」


 青年がちらりと見た先には、また男が教官にふっとばされていた。


 「したいのか?」

 「したくないです」

 「するんだけどな」

 「………」

 「魔術を使う者も、使えない状況下に陥ったときの為に身を守る術の一つとして近接武器の使い方ぐらいは知っておいて損はない。遠隔武器に頼りすぎて、近くにいつの間にか寄ってきていた敵にやられました、など笑えないからな」


 やらなくても済むかも知れない、と内心喜んでいた女性は肩を落す。

 やがて、訓練と称した扱きは終わりをつげ、完全に前のグループが去った所で、ヴァナグは的の方へと全員を移動させる。


 「さて、では順番にこの的を壊してくれ。何度攻撃を加えてもいいぞ」


 攻撃を加える、ではなく、人形を壊す、と言った内容に戸惑いながら、自らの前にある人形に向かって選んだ武器を振り回す新人冒険者たち。

 土人形はその精巧さを保つために思ったよりも固かったらしく難航したが、シノ以外は無理やり力で壊していた。

 風に適性があった女性が、風邪で作った砲弾を爆散させて人形を木端微塵にしたのはかなりの見ものだったが、それを放った女性は肩で荒く呼吸を繰り返していた。魔術を使うと言ったからには、武器に頼りたくないという意地を通した結果だが、少々魔力を込めすぎたようだ。


 「おや? 君はどうするんだい?」

 「ちからじゃこわせない」

 「ふむ。だろうね」


 シノに普通の大人と同程度の力はない。

 当然普通の剣で叩ききることも、槍を投擲して潰すことも、使い方の分からない魔術を使って爆散させることもできない。

 親方との修業でたどりついた、物に魔力を這わせるというのは、あまり他人には見せない方がいいと言われていた為、こういう衆人環視の中で使う訳にはいかない、とシノは考えたのだ。

 そして出した結論は、人間として壊せば合格になるのではないか? と。


 「たがら、あれをにんげんとしてみてもいい?」

 「ほぉ………やってみなさい」

 「ん」


 シノが武器置場から持ってきたのは、大人の掌ぐらいの刃を持つナイフ。それを六本持ったシノは、ヴァナグに使用許可を求める。

 シノが取りに行っている間に、最後だから、と魔術師の職員が悪ふざけとしてさらにヴァナグに似た土人形にしていて、その場の四人はヴァナグと職員の無言の喧嘩をハラハラとしながらも面白い一幕として見ていた。


 「ナイフの投擲か」

 「ん」


 シノはその刃の部分に、少量の魔力を這わせ、両手に三本ずつ持つ。

 最初に放ったのは右手。次に左手の一本を空中に置き去りにし、二本を投擲すると、空中に残った一本を左手でつかみ取り投擲し、その全てが土人形に刺さる。

 全部がきちんと狙った通りに刺さったのを見ると、シノはヴァナグを振り返る。

 子供にしてはかなり早い速度で飛んで行ったが、今回は割と近くで行っていたことだし、そういうこともあるだろうと、新人冒険者たちは納得した。


 「………合格だ」


 背筋が凍ったのは、職員の方である。

 特にヴァナグ。ヴァナグの目に映るのは、自分に似た土人形。六本のナイフは柄のところまで深く埋まっている。もしあれが自分だったら避けられただろうか。

 シノが最初に右手で投げた三本のナイフは両肩と頭に刺さり、次に投げた二本のナイフは両足首を貫通し地面に刺さっている。そして最後に回りながら力を込め投げ込まれた、曲芸のような一本は、心臓があるはずの場所に深々と刺さっていた。

 実戦を想定するならば、両肩と頭を狙った一撃で動きを止め、次のナイフで動けぬように縫いとめるか行動を制限させ、最後の一本はダメ押し、といった感じだろう。

 ヴァナグはまるで、自分が殺される姿を見たようで、背筋に冷たい物が落ちていくような感覚が纏わりついて離れない。

 シノちゃんのスペックがどんどん暗殺者じみてくる………

 幼くて、背が小さくて、力が無くて、をカバーしようとした結果がこれだよっ!

 次は苦手な戦闘シーン………

 戦闘シーン好きなのに、文章にするのが苦手って………


 明日更新します!

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