表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
83/88

少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第四十四話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回


師として、導き手として。

そして今は、世界を滅ぼす覚悟を持つ敵として。


智ノ議事塔最上階にて、

マノンとスカーレットはキューブ・ヴァイスと激突した。


圧倒的な重力魔法、それを応用した【重極拳】や全てを吞む【グラビティ・ブラックホール】

その猛威に追い詰められながらも、マノンは戦いの中である制限に気づく。


星と炎、そして剣。二人と一振りの想いが重なったとき、

冷酷な魔導の理は崩せるのか。


闇を駆ける星は、ついに反撃の軌道へ!


智ノ議事塔最上階にて

ヴァイスのキューブの秘密の一端を解明したマノン、

それに対して最低限のリソースでマノンとスカーレットの分断を図ったヴァイスの

激しいぶつかり合いが繰り広げられるのでした。


そしてブラックホール3つをどうにかするために、スカーレットは逃げながら思考を巡らせます。


スカーレット「先生の事はマノンに一旦任せて、私はこのブラックホールをどうにかしないと…」

思考の末スカーレットは答えをはじき出します。


スカーレット「これは先生のオリジナルの魔法、つまり魔法形態は未知。でも私には先生が教えてくれた【解析魔法】がある!問題は解析魔法を使うならその魔法に触れないといけないってことね…」

そう考えながらブラックホールを見るスカーレット。自身を追うように壁や床を削りながら近づくソレを見てあることに気づく。


スカーレット「…ッ!?2つしかない!もう1つは!?」

その刹那!真下の床を削りブラックホールが現れる。


スカーレット「なッ!こんな完璧なタイミング!先生の…」

ズズズッ! ブラックホールが通り抜ける、そしてギリギリ回避したものの

右足の脛を一部削られたスカーレットが飛翔魔法で浮かんでいる。


スカーレット「危なかった…すごいわね、痛いと思う前にもう削られてるんだから…でもこれで覚悟が決まったわ。ここからは賭けに出るわ…!」

覚悟を決めたスカーレット、それを心配そうに見るマノン しかしそれをスメラギが叱る


スメラギ「スカーレットが気になるのはわかる、だが今は目の前の敵に集中しろマノン。」


マノン「分かってる、でも…」


スメラギ「分かるぜ、心配する気持ちもよ。だがなスカーレットはお前の仲間だろ?仲間を信じて背中を預けるのも時には大事だぜ?」


マノン「…ありがとうスメラギ、そうだね!」

そして構えるマノン、それを見たヴァイスが口を開く。


ヴァイス「意外だな、君はスカーレットがピンチに陥ったらすぐにでも助けに向かうと思っていた。」

その問いにマノンはニカっと笑いこう言った。


マノン「スカーレットさんが何とかしてくれるって信じてるんです!」

その言葉と同時、ヴァイスとマノンが激しくぶつかり合う!


そしてスカーレットは賭けの準備をしていました。


スカーレット「ふぅ…【魔力防壁】【魔力防壁】【魔力防壁】…」

3つのブラックホールの動向を追いつつ自身の右腕に幾重にも防壁をかける。


スカーレット「嫌ね…こんな敗色濃厚な賭けをしないといけないなんて、でもマノンやケンシンなら…」

そして覚悟を決めたスカーレットがブラックホールのうち1つに向かって飛ぶ!


スカーレット「さぁ行くわよ!失敗したら私の腕はなくなる!でも成功したら先生も!この国も救える!ならやるしかないでしょ!」

次の瞬間、右腕をブラックホールの中に突っ込んだ!

幾重にもかけた防壁が次々と割れる感覚が伝わる、しかしスカーレットは止まらない!


スカーレット「はぁぁぁぁ!【解析魔法】!」

そう唱えるとスカーレットの解析魔法がブラックホールを構成している魔力回路を駆け巡る


スカーレット「グッ…早く!早く!…ッ!!!」

何かに気づいたスカーレットがバッとブラックホールから手を引き抜く!

そして恐る恐る右腕を見たスカーレットが安堵の声を漏らす。


スカーレット「ホントッ…最悪な賭けよ!」

そこにはしっかりと彼女の右腕がありました。


スカーレット「10個もかけた【魔力防壁】が全部なくなるなんて、もう少し遅れてたらと思うと怖いわね。でもこれで!」

スカーレットが何か呪文を唱え始める、そして小さな光の球体が3つ現れる。


スカーレット「行って!邪悪なる闇を祓いなさい!」

スカーレットを呑むべく3つのブラックホールが向かってくる、

そこに3つの小さな光の球体がそれぞれのブラックホールに吸い込まれる。

次の瞬間! パッ!と強い光を放ち消滅しました。

ブラックホールが消える瞬間ヴァイスは信じられないと言わんばかりにそれを見ていました、

その隙をマノンが逃しません!


マノン「ここなら通る!【シューティングスター・ラッシュ】!」

素早い連閃がヴァイスを襲う!


キューブ・ヴァイス「グッ!クッ!?」

耐え切れずバックステップで距離を取るヴァイス


キューブ・ヴァイス「バカな…私の【グラビティ・ブラックホール】が消滅した?それも3つ全て!」

そこへふよふよとスカーレットが近づき勝ち誇った顔で話す。


スカーレット「ふんッ!先生の魔法は回路がきっちりしすぎなのよ!だから私が放ったほんの少しの魔力の粒で回路がくるって消滅したのよ!」


キューブ・ヴァイス「バカな、魔力回路に届く前にブラックホールによって魔力は消滅するはず…それをどうやって?」


スカーレット「簡単な話よ、吸い込まれるってわかってるなら消滅させられるより前に魔力回路に食い込んで中和する魔力回路を組んだのよ!これも先生が教えてくれた技術よ。魔力回路は複雑にすると、何かあった際に失敗するから簡潔にしなさいってね!」


マノン「これで貴方に残ったキューブは4つ!もう勝負はついたも同然です!おとなしく投降してください!」そう言いながらマノンはスメラギを構える、それに対してヴァイスの反応は意外なモノだった。


キューブ・ヴァイス「フフフ…ハッハッハッハ!面白い!私の魔法を理解し!解析し!そして中和するか!もう出し惜しみはしない…!」

そう笑うヴァイスの両手両足についていたキューブが外れる。そしてホルドーマ全体を包んでいた結界の維持装置である巨大なキューブから、6つ小さなキューブが分裂しヴァイスの周りを漂う。


マノン「まだキューブが補充できるなんて!」

しかしスカーレットは冷静です。


スカーレット「大丈夫、もう解析は済んでるからいくら来ても私が中和する!」

自信満々なスカーレットの言葉を聞き、ヴァイスが笑う。


キューブ・ヴァイス「フッ スカーレット、君は私がそう何度も同じ轍を踏むと思うのか?今から見せるのは私の最凶の魔法だ、すべてを闇に呑み消し去る絶望の魔法!」

その言葉と同時、凄まじい悪寒がマノンを襲う!


マノン「何かまずい!スカーレットさん!」 スカーレット「えっ!?」

マノンがスカーレットの手を引きヴァイスの正面から外れる。


キューブ・ヴァイス「すべてを闇に…グラビティ・キューブ 10th【ダーク・ネビュラ】!」

そう唱えると同時、10個のキューブが円の形に並び回転を始め、

邪悪な光を放つと超広範囲に黒紫の闇が広がりました。

そして邪悪な光が消えると魔法が放たれた範囲はあらゆるものが風化し、荒廃していました。


マノン「なんて魔法だ…」 スカーレット「こんなの解析するとかの次元じゃないわ…」

絶望する2人を見てヴァイスは先ほどの魔法をもう一度放つ。


キューブ・ヴァイス「さらばだ…グラビティ・キューブ 10th【ダーク・ネビュラ】!」

黒より深き闇がマノンとスカーレットに迫る、その瞬間スカーレットを庇うようにマノンが前に出る!


マノン「スカーレットさんは僕が守る!」 ズァァァァ!

そう言い残して2人は闇に呑まれてしまいました。

ヴァイスはそれを一瞥すると自身の目的を遂行しようと動きます。


キューブ・ヴァイス「…これで邪魔はもう入らない、神杖の解析を…ッ!」

妙な感覚がヴァイスの背中を刺しました、バッと振り返るとそこには

自身が放った絶望の闇の中、一点だけ光り輝く場所が!


マノン「はぁぁぁぁ!」 バァァァン!


闇を切り裂き、勇剣を掲げ、星の運河のように光り輝くマントをなびかせた

マノンとスカーレットが出てきたのです!


キューブ・ヴァイス「ば…バカな…!何故!」


マノン「僕にもよくわかりません!」


キューブ・ヴァイス「なん…だと?こんなことが…こんなことがあるわけがない!」

するとマノンにスメラギが話しかけます。


スメラギ「マノン これはお前の勇気の結晶だぜ、俺が勇者だった時に使ってたスキル【星河のマント】!あらゆる魔を退け、光の加護を施すスキルだ!」


マノン「【星河のマント】…これがあれば!スカーレットさん 下がっていてください。僕がヴァイス…いえヴィリジアンさんを止めます!」


キューブ・ヴァイス「止める…だと?私の悲願の邪魔はさせない…私は!彼女を!紅華を!蘇らせるんだァ!グラビティ・キューブ 10th【ダーク・ネビュラ】!」

先ほどよりも高密度で広範囲の闇がマノンを襲う!


スメラギ「マノン、【星詠みの眼】を使え!そして奴…ヴィリジアンの心の闇を捉えてこの絶望を昇れ!」

スメラギの言葉を聞き、マノンが目を閉じる。そしてマノンは闇に呑みこまれる。


マノン「ヴィリジアンさんの闇を捉える…僕を包むすべてが絶望の闇、でも!」

何かに気づくと同時マノンが構える。


マノン「ひと際大きく、そして悲しそうな闇!そこだぁぁぁ!」

マノンが闇に呑まれ、それを見ていたヴァイスが焦りからか口数が増える。


キューブ・ヴァイス「私の最凶の魔法だ、私の絶望は!闇は!全てを…」

次の瞬間!広がる絶望の闇の中を、ヴァイス目掛けて一直線に走る光が!

バァァァン!

闇を祓い、光り輝くマノンが飛び出したのです!


キューブ・ヴァイス「バカなッ!?」

そしてマノンがその勢いのままヴァイスに剣を走らせる!


マノン「ヴィリジアンさん!絶望に、闇に呑まれた貴方を僕達が救います!煌星剣【サザンクロス・ブレード】!!!」

光り輝くマノンとスメラギがヴァイスを斬り抜ける!ヴァイスの胸には十字の光る斬痕が


キューブ・ヴァイス「ガハッ…ははは…私の負け…か…」

ドサッ… ガギン…倒れたと同時ヴァイスの被っていた

黒紫色のキューブマスクが壊れ素顔があらわになった。


その顔はとても穏やかで何か呪いが解けたようだった…

スカーレットが急いでヴァイスに駆け寄る。


スカーレット「先生!先生!」


マノン「スカーレットさん、安心してください。致命傷じゃありません、僕もヴィリジアンさんには罪を償って生きてほしいから。」


スカーレット「マノン…ありがとう…本当にありがとう…」


こうして魔法国家ホルドーマを襲った未曽有の悪

キューブ・ヴァイスはマノンとスカーレットの手により倒されたのでした。


次回 秘密結社クリミナル・クローバー


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

キャラ紹介



マノン

年齢:15歳 身長:158cm 見た目:銀髪・碧眼の少年

ジョブ:Cランク冒険者 スキル:勇剣を携えし者

【星詠みの眼】NEW【星河のマント】技:破邪の剣【ポップスター・ブレイク】

速の剣【シューティング・スター】  応用技【シューティングスター・ラッシュ】

豪の剣【コスモ・スラッシュ】【ライジング・スター】【メテオライト・インパクト】

NEW 煌星剣【サザンクロス・ブレード】

性格はいたって真面目で、誰に対しても分け隔てなく優しい少年

過去に両親を魔物に殺されており、天涯孤独の身でもある

星詠みの眼でヴィリジアンの闇を捉え、星河のマントで絶望を祓い

サザンクロス・ブレードで邪悪を断ち切ったマノン

彼とスメラギはまた一歩成長したのでした


紅炎の魔術師 スカーレット・コルニア

年齢:17歳 身長:157cm 見た目:紅い髪に紅の瞳

赤と黒の模様が入ったマントと、黒を基調としたローブを纏う美貌の魔術師

ジョブ:炎系魔術師

スキル・魔法:上級炎魔術 飛翔魔法【フライ】魔力防壁

攻撃魔法:【ボルガノン・アロー】【ボルガノン・マルチアロー】

【ボルガノン・インパクト】【ボルガノン・メテオ】【チェイン・ボルガノン】

強化魔法【エンチャント・ボルガノン】

少し(?)ツンデレ気質な紅炎の魔術師。

魔術師らしく知識量は豊富で頭の回転も速く、

さらには杖を用いた近接戦闘も「まぁまぁ得意」という器用さを持つ

全てを消し去るブラックホールを解析魔法を駆使し相殺したスカーレット

少し前の彼女なら大博打のような真似はしなかったがケンシンを

間近で見ていたせいか少し勇気?がついたようだ。



キューブ・ヴァイス

年齢:28歳 身長:177㎝ 見た目:頭は紫色のキューブを被り黒い研究服を身に纏っている

ジョブ:魔導錬金術者 スキル:グラビティ・キューブ

技:1st【キューブスラスト】2nd 【キューブ・フローティング】【グラビティ・ブラックホール】

3th 【グラビティ・シールド】4th 【グラビティ・マーシャルアーツ】【重極拳】

5th 【グラビティ・エリア】 6th【キューブ・ストーム】10th【ダーク・ネビュラ】

性格は冷静冷酷合理的 異世界からの転移者

圧倒的な力を有する魔法使い スキルは重力を纏ったキューブを自由自在に操れる

悲願を果たすために弟子やともに暮らしてきた国を滅ぼすべく行動する

愛する者 紅華の為に全てを犠牲にしようとしていた魔導の科学者

彼の心の闇は今切り祓われた、そんな彼は今後どうするのか…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ