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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第四十五話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回


智ノ議事塔最上階にて、

マノンとスカーレットはキューブ・ヴァイスとの死闘を制した。


すべてを呑み込む絶望の闇【ダーク・ネビュラ】。

その中でマノンは星詠みの眼を開き、ヴァイスの心底に巣食う悲哀の闇を見抜く。


闇を斬り、命は奪わず。

少年の剣は、絶望に囚われた心を解き放った。


こうして最高幹部キューブ・ヴァイスは敗北し、

魔法国家ホルドーマを覆っていた危機は去ったのでした。


智ノ議事塔最上階にて

マノンが【サザンクロス・ブレード】でヴァイスの心の闇を斬り撃破した少し後、

マノンは捕らわれていた七賢会の議員達を解放し、スカーレットはヴァイスの治癒をしていました。

七賢会のソロモやトリス達は同じ議員のステラの回復魔法を受けるために智ノ議事塔を後にしていました。そして…


キューブ・ヴァイス「う…ぐ…わ…私は生きているのか?」

ヴァイスが意識を取り戻しました。

目の前にはヴィリジアンを膝枕し、心配そうに見るスカーレットの姿が。


スカーレット「先生!大丈夫!?私の回復魔法上手くいったかな!?」

テンパるスカーレット、それを見てヴァイス、いえヴィリジアンが笑います。


ヴィリジアン「ははは…ぐっ… はぁはぁ。」


スカーレット「ダメよ先生、もう少しじっとしてて、しっかり治さないと…」

そう言うスカーレットの頬には涙が流れた跡がありました。


ヴィリジアン「はぁ…私はとんでもない事をしてしまったね、本当にすまない スカーレット。この罪は必ず償うよ…」


スカーレット「先生…!」その瞬間、マノンが部屋に入ってきました。


マノン「あっ!ヴィリジアンさん!意識が…」スカーレット「わーーーーー!!!!」

それに驚いたスカーレットが膝枕をしていたヴィリジアンを跳ね飛ばします。


マノン「えぇぇ!?ど!どうしたんですか!?」


スメラギ「へっ、隅におけねぇなスカーレットもよぉ!」


ヴィリジアン「あ…たたた…」 スカーレット「先生!!!」

そしてスカーレットが回復魔法をかけ、ヴィリジアンは何とか動けるようになりました。

壁に寄りかかり座るヴィリジアン、その前にマノンとスカーレットがいます。

おもむろにヴィリジアンが口を開く。


ヴィリジアン「私の事を止めてくれてありがとう、スカーレット それにマノン君。」


スカーレット「もう本当に大変だったんだからね!」


マノン「確かに…でもこうして改心してくれたなら僕は嬉しいです!」

その言葉を聞きヴィリジアンは話を続ける。


ヴィリジアン「マノン君、君のその力のおかげで私は正常に戻れたんだと思う。」


マノン「僕の力…スメラギの力ですけどね!」


スメラギ「んなことねぇぞマノン お前だからこそ俺の十二分に使いこなせるんだ!」


ヴィリジアン「君と、君の愛剣の力は退魔の力だ、それが私の心を支配していた闇を祓ってくれた。」

その言葉を聞きスカーレットが疑問を投げる。


スカーレット「じゃあもしかして先生は操られていたってこと?」

それに対してヴィリジアンは首を横に振る。


ヴィリジアン「いや決して操られていたわけじゃあない、今までの行動は私の意志だ…だが心の闇に付け入られたのも事実だな。現にあのお方…クローバーと会ってからの私は目的の為、紅華を蘇らせるただそれだけの為に生きていた。」


スメラギ「クローバー 確かクェルボ公爵の配下を取り調べしたときに聞いた名前だな。しかし自分の名前をそのまま組織名にしてるのか。」


マノン「ヴィリジアンさん クリミナル・クローバーは一体どんな組織なんですか?」

少し沈黙してヴィリジアンが話し始める。


ヴィリジアン「秘密結社クリミナル・クローバー…平たく言えば世界征服を目的とする組織だ、最高幹部は私含め全員異世界から呼ばれた凄まじい能力を持った転生者、転移者で構成されている。」


スカーレット「ここまではクェルボ公爵から聞いた話と同じね。」


スメラギ「しかし異世界から来たってことは相当強いだろ、現に俺も強かったし。」


マノン「クェルボ公爵やヴィリジアンさんは強いのにどうしてそのクローバーに従っていたんですか?」


ヴィリジアン「それは単純な話だ、クローバーは私達最高幹部が束になっても勝てない絶対の存在だからだ。」

その発言を聞き戦慄するマノンとスカーレット。


ヴィリジアン「過去に下部組織が離反し反旗を翻したことがあった…」


回想 下部組織アジトにて

ドゴォォ!ドアを蹴破り建物の中に入る人影が2人。


クェルボ公爵「くかかかかか!我らを裏切るグズどもの巣窟はここであるかァ?」


下っ端たち「なッ!クェルボ公爵!それに後ろにいるのはキューブ・ヴァイス!?」


その日私とクェルボは裏切者の組織を粛正するために動いていた、

下された命令はただ1つ、下部組織の殲滅。


キューブ・ヴァイス「はぁ…私は出入り口を固める、あとは勝手にやってくれ。」


クェルボ公爵「おぉん?良いのか?ならば我の武功として!我の手柄だと伝えねばな!くかかか!さぁ侵略の時間だァ!」


下っ端たち「くそが!数はこちらの方が上だ!一気に…」

下っ端たちがクェルボを取り囲むように動きをとる、しかし


クェルボ公爵「くかかか!雑兵の凡夫が考えそうな手だのう!その程度でこの我が止まるかァ!【ドレイン・フェザー】!」

クェルボが自身のマントから羽を引き抜き、的確に下っ端の急所に飛ばす。


下っ端たち「ぐあっ!ギッ!?」

そして残った下っ端たち目がけ、クェルボが間合いを侵略する。


クェルボ公爵「なんとも歯ごたえの無いムシケラ共だ!ほうれ褒美だ、死をくれてやろう!【烏閃】!」

クェルボが雑魚を切り裂き蹂躙した、残るは下部組織のリーダーだけになった。


下部組織リーダー「く…くそ!なんなんだオマエら!俺達はもう言う事を聞く気はねぇんだ!」


クェルボ公爵「くかかかか!ボケがァ!うまい蜜だけ吸っておいてヤバげになったら足抜けだァ?愚か愚か愚かァ!」


キューブ・ヴァイス「全くだな、こういうバカは死んでも治らんさっさと始末して帰還しよう…」

そう言った瞬間、なんと目の前に今まで影も形もなかった総帥、クローバーがいた。


キューブ・ヴァイス「なッ…クローバー様自らがおいでになるとは…」


クェルボ公爵「ぬぉ!?ぬぁんでおられるのであるか?我らに一任したはずであろう?」

すると辺りが凍てつくような声でクローバーが話し出した。


クローバー「組織が大きくなれば、膿が出る。それを始末するのは組織の長としての責務だ。」


クェルボ公爵「なら最初からクローバー様が皆殺しにしてくれれば早かったんではないか?」

クェルボの言葉を無視し、クローバーは下部組織のリーダーの前に立つ。


クローバー「千載一遇のチャンスをやろう…」


下部組織のリーダー「チャ…チャンス?」


クローバー「私に一撃でも攻撃を当ててみろ、当てれたなら生かしてやる。」


下部組織のリーダー「へへへ…それくらいなら、それで死ぬのを回避できるなら!」

そしてクローバーが私に言う


クローバー「ヴァイスよ…合図せよ。」


キューブ・ヴァイス「ハッ…始め!…」そう言った瞬間、いや言ったと同時


バシャッ!!! 下部組織のリーダーは血しぶきになり地面の模様となった。


一度も目を離していない、瞬きすらしていない。

しかし一瞬で1つの命が消えた…


クェルボ公爵「すげぇであーーーる!どうやったのだ?見とっても分からなんだ!」


クローバー「帰還する…」 こうして粛清は終わった。


回想終了 智ノ議事塔最上階に戻る


ヴィリジアン「私はあの時クローバーが何をしたかもわからなかった、それはクェルボも同様だった。そこから導かれる結論は1つ、強さの次元が違うということだ。」

ヴィリジアンの話を聞き顔が曇るマノンとスカーレット

それを見てヴィリジアンが声をかける


ヴィリジアン「大丈夫、これからは私も君達の力になると約束しよう。最も今回の罪を清算してからになるがね。」


スカーレット「先生が力になってくれる…それはとっても心強いわ!」


マノン「そうですね!僕ももっと修行して強くなって立派な英雄になりたいです!」


スメラギ「マノン お前はもう十分英雄だぜ!しかしそのクローバーってのの能力…気になるな。」

そう話していると不意にマノンが思い出したことをヴィリジアンに聞く。


マノン「ヴィリジアンさんはクローバーからこの国を襲うよう命令されたんですよね?それってなんでなんですか?」

その問いにスカーレットも続く


スカーレット「確か魔法道具と神器がって話だったわよね?でもそれだけの為にだったわよね?」

それに対してヴィリジアンが回答する。


ヴィリジアン「その通り、一番の目的は使用者が知りたい過去 現在 未来の情報を教える本【アナザーページ】の奪取、次に神器【極彩ノ神杖】の解析と破壊。ここまでは国中に流した放送で言ったね?」

うんうん、と頷くマノンとスカーレット それを見てヴィリジアンが話を続ける。


ヴィリジアン「だがクローバーからの命令はもう1つあったんだ、それはこの国を滅ぼす事だったんだ。」


マノン&スカーレット「この国を滅ぼす!?」


衝撃の事実が打ち明けられついに知らされる、秘密結社クリミナル・クローバーの目的とは?


次回 嘲笑と舌戦、そして決意


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

キャラ紹介


秘密結社クリミナル・クローバー

総帥 クローバー

年齢:??歳 身長:???㎝ 見た目:顔は見えずフード付きの紺色のローブを着ている

ジョブ:??? スキル:???

異世界からの転移者 転生者を集める

秘密結社クリミナル・クローバーの総帥

最高幹部達すら彼の詳しいことを知らない。

圧倒的な力とカリスマで組織を統率している

裏切りや失敗を許さない冷酷無慈悲な存在



最高幹部


クェルボ公爵

年齢:20歳 身長:176㎝ 見た目:素肌は一切出ておらず 

大きな黒のシルクハットにペストマスク 黒の外套に黒の貴族服に身を包む

胸の中心に大きく光り輝く紅玉のブローチを付けている

ジョブ:邪剣士 スキル:【幻惑現界】 【幻惑現界・八咫烏】

クロウェル流剣術 クロウェル流足術

クロウェル流剣術【ツイバミ】【烏閃】『ウセン』

クロウェル流足術【跳軽烏回】『チョウケイウカイ』【除烏半歩】『ジウハンポ』【三羽烏】

クロウェル流奥義【黒翼乱舞】

異世界から転生して来たクリミナル・クローバー最高幹部の1人

基本的に悪知恵が働き物事を動かすのは得意だが急にIQが落ちることがある。

基本相手を舐めているが、害があると分かり次第残忍かつ徹底的に潰そうとする。

自身の力に絶対的な自信を持ち、選ばれし人間だと思っている、空気が読めない

思い通りに物事が進まないとキレる節がある。

1章でマノン達に敗れ現在は組織の力で治療中、

同じく最高幹部コレクターによって怪しげな魔道具を相談なしで取り付けられているが

意識がないのでどうしようもない。

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― 新着の感想 ―
回想シーンでしたが、クェルボ公爵さんのキャラの解像度がずば抜けてて良かったです! 戦闘シーンの描写で気づきましたが、マントの下は羽になっているんですね。 技も、鳥を連想させるものがたくさんあって、これ…
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