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少年マノンと勇剣の英雄譚  作者: キューブ・V
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少年マノンと勇剣の英雄譚 第2章「~魔法~あなたの為に」第四十一話

読んでくださりありがとうございます。

文脈や言葉遣い、構成などの知識を持ち合わせていない素人が書いた作品です。 

よろしければブックマークや感想をコメントしていってください。

前回

最後の幹部ゴーレム、黒鉄姫。

その鉄壁と殺意の前に、マノンは満身創痍となりながらも立ち続けた。

ケンシンとの記憶、そしてスメラギの導き。

星のように輝く弱点を見抜く力【星詠みの眼】が覚醒し、

ついにマノンは黒鉄姫の鉄壁を打ち破る。

だが、戦いの果てに明かされたのは、

黒鉄姫が抱えていた哀しき真実と、たった一つの願いだった。

「ヴァイス様を、哀しみの呪縛から解き放ってほしい」

その想いを胸に、マノンとスメラギは智ノ議事塔最上階へと向かう。

ホルドーマ決戦は、ついに哀しみの核心へ。


智ノ議事塔最上階にて

前回、黒鉄姫の猛攻を潜り抜け最上階までたどり着いたスカーレット

しかしその眼前にはキューブ・ヴァイスが張った結界【グラビティ・ジャマー】が。

スカーレットは結界目掛けて自身の魔法を撃ち込むも傷一つ付かずどうするか悩んでいました。


スカーレット「なんて硬さの結界なの…もっと威力の高い魔法を、いやそんな簡単な話じゃないわ!こういうときは…」

悩むスカーレットの脳内にある記憶が浮かぶ。


回想


ヴィリジアン「さてスカーレット 君の炎魔法は強力だ、でも通じない事も今後出てくるかもしれない。そういう時どうしたらいいかわかるかな?」


スカーレット「私の魔法はすっごく強いのよ!通じない事なんてないわ!」


ヴィリジアン「はっはっは!スカーレットのポジティブさは私も見習わないとね。でもねスカーレット、生きていればいつか必ず壁にぶつかるんだ。その壁を突破する可能性がある魔法を君に教えてあげよう。」


スカーレット「そんなすごい魔法があるの?そんなの教えてもらったら私が先生より強くなっちゃうわよ!」


ヴィリジアン「はははは!それはいい事だね!楽しみだ、それじゃ教えてあげるね…その魔法は…」


回想は終わり智ノ議事塔最上階にて

忘れかけていた懐かしい記憶を思い出しフッと笑うスカーレット

そして結界に手を当て呪文を唱える。


スカーレット「あの時先生に教えてもらった魔法が、この状況を打開できるかもしれないなんて皮肉ね。ハァァ!【解析魔法】!」

呪文を唱えると同時、触れていた結界から膨大な量の情報がスカーレットの脳内に流れ込む!


スカーレット「す…凄いわ、なんて情報量!ただの結界魔法じゃないわけね…」

気を失いそうになるも、スカーレットは意識を保ち脳内で情報を処理する。


スカーレット「なるほどね、一度結界を張ってそのままってわけじゃなく一定時間で全体に魔力が巡り結界を修繕補強してるのね。魔力の源は結界の中にあるわね…そんなのズルじゃない!…でも先生らしい抜け目の無さね。」

凄まじい速度で情報を整理するスカーレット、そして結論が出る!


スカーレット「何とか分かったわ…魔力が巡り修繕補強される直前、その箇所が脆弱になるようね。それでも相当な火力が必要になる、私の魔法だけじゃ…」

フラフラになりながら解を見つけたスカーレットでしたが為す術がなく困っていました。

すると下のほうから声が聞こえます。


マノン「スカーレットさん!!!大丈夫ですかーーー!!!」

その声を聞き下を覗くとマノンが階下から走って上がってきていました。


スカーレット「マノン!あなた無事だったのね!」

そして2人が合流しお互いに情報を交換します。


スカーレット「すごいわマノン、あなた本当に強くなったのね!あのゴーレムを1人で倒すなんて!」


マノン「ギリギリでしたけどね、それよりスカーレットさん この結界を壊すの僕も手伝います。」


スカーレット「心強いわ、私の魔法とマノンの剣があれば何とか破れるかもしれないわ!」


スメラギ「つってもよ、そのタイミングってのはどうわかるんだ?」


マノン「確かにそうだね、スカーレットさん そのタイミングっていつなんですか?」

その問いにスカーレットが結界に手を触れ少し沈黙する、そしてパッと目を開き叫ぶ。


スカーレット「タイミングばっちりね!あと10秒で来るわ!場所はここよ!」

そう言うと同時 スカーレットが結界の一部に魔法の炎で目印を付けます。


マノン「えぇ!そんなに早いんですか!?」スメラギ「やべぇぞマノン!構えろ!」


スカーレット「行くわよ!マノン!」 スカーレットも即座に詠唱を開始する。


スカーレット「今よ!マノン!【ボルガノン・メテオ】!」


マノン「ハァァァ!【コスモ・スラッシュ】!」


スカーレットの魔法とマノンの技が結界に命中!するとガシャァァン!と

音を立て結界の一部に大きな穴が開いたのです!


スカーレット「すぐに修復されるわ!マノン飛び込むわよ!【フライ】!」

飛翔魔法で飛び上がったスカーレットはマノンの腕をガシッと掴み、そのまま結界内に飛び込みました。


そしてその勢いのまま、議会の間の扉を激しく破ります。


スカーレット「いったたた…勢い着けすぎたわね。」

ぶつけた頭を押さえるスカーレット、その刹那!


マノン「スカーレットさん!危ない!」 スカーレット「え?…」

マノンはスカーレットに飛びかかり共に跳ねます。そして

ドッ!ドッ!ドッ!スカーレットがいた位置に3つのキューブがめり込んでいました。


マノン「危なかった…」いきなりの窮地を何とか回避したマノンとスカーレット

その眼前に遂にキューブ・ヴァイスが現れたのでした。


キューブ・ヴァイス「ハァ…まさかここまで入り込んでくるとはな。さすがは慢心に溺れていたとはいえクェルボと互角にやりあっただけのことはあるな。黒鉄姫も撃破しているようだし戦闘力、判断力などは高い水準にあるようだ。」

冷静に冷血に分析をするヴァイス そんな彼にスカーレットが声をかける


スカーレット「先生…ふんっ!数時間会ってないだけでそんな変な格好になるなんて!そんなダサい格好やめて元の先生に戻ってよ!何でこんなことするの!」

気丈にふるまうもプルプルと震えるスカーレットを前にしてヴァイスが一言


キューブ・ヴァイス「フン…何故かだと?私の悲願の為だ。」


スカーレット「その悲願って何よ!そんな事の為にこんなことをしたの!」


キューブ・ヴァイス「その通りだ、すべてを犠牲にしてでも私の悲願を達成する。その為ならスカーレット、君の事も殺す。グラビティ・キューブ 1st【キューブスラスト】」


ヴァイスの周りを漂うキューブの1つが、豪速でスカーレットに飛ぶ!


マノン「させない!【シューティング・スター】!」

マノンの剣とキューブがぶつかる!


マノン「まずい…!抑えきれない!?」 ガキィン!


ギリギリ軌道を変えるも、マノンの技が弾かれ体勢を大きく崩す


キューブ・ヴァイス「所詮はその程度か、こんな子供に負けたクェルボは一体何をやっていたんだ…」

そう言いながら指を動かす、それと同時複数のキューブがマノンを滅多打ちにする!


マノン「ガッ!グッ!」 スカーレット「マノン!!!」

攻撃の衝撃で壁際まで吹き飛ばされるマノン、それに対してヴァイスが追撃を放つ!

しかしそれをスカーレットが寸前で止めに入る。


スカーレット「させないわ!【ボルガノン・マルチアロー】!」

魔法の火炎矢が複数現れヴァイス目掛けて走る!


キューブ・ヴァイス「ハァ…スカーレット 私の教えたことを覚えていないのか?魔法を撃つときは冷静になれとあれほど言ったのだがな。グラビティ・キューブ 3th 【グラビティ・シールド】」

スカーレットの放った火炎の矢すべてが正確にヴァイスに直撃したかに見えた。しかしすべてヴァイスの重力の防御壁の前に防がれていたのでした。

そして魔法を撃ち終わった瞬間のスカーレットには明確な隙が生まれていました。


スカーレット「すぐに体勢を立て直さないと…!」


キューブ・ヴァイス「スカーレット それじゃあ遅い、魔術師というのは盤面を冷静に見据え最速最適解で動かないと意味はない…グラビティ・キューブ 2nd 【キューブ・フローティング】。」

そう言うと同時、凄まじい速度でスカーレットの目の前に移動したヴァイスがゼロ距離から魔法を放つ!


キューブ・ヴァイス「先手を取ってもそれでだめなら後手で返されると教えただろう、こんな風に。グラビティ・キューブ 1st【キューブスラスト】!」


スカーレット「しまっ…!?」 次の瞬間スカーレットに重力の波動が放たれ吹き飛ばされる。

ギリギリで魔力障壁を発動したがダメージを軽減することしかできず、スカーレットは床を滑る。


キューブ・ヴァイス「ほう?今の刹那で障壁を展開したとは、さすがは私の教え子といったところか。」

口ではそう言いつつも少しも興味のない風のヴァイスに、スカーレットが弱弱しく言葉を投げる。


スカーレット「せ…先生… なんでこんなことを…?今までの先生は全部…嘘だったって言うの…?」

それに対しヴァイスはこう言った。


キューブ・ヴァイス「そうだ。すべては計画の為だ。」


スカーレット「そんな…なんで…なんでなのよ先生!国を人々をここまで苦しめて先生は何をしようとしているの!悲願って何なのよ!そんな事の為に私達を裏切ったの!」 ボロボロの体でスカーレットが立ち上がり怒号を飛ばす。


キューブ・ヴァイス「そんな事…だと?」

そう言葉を発した瞬間、まるで辺りの温度が氷点下になったような気配が空間を支配する。


キューブ・ヴァイス「余り過ぎた口を利くんじゃない…グラビティ・キューブ 5th 【グラビティ・エリア】!」 ヴァイスが放った重力が何とか立っていたスカーレットを容赦なく地に伏せさせる。


スカーレット「ぐっ…せ…先生…」

苦しむスカーレットを見てヴァイスが一言


キューブ・ヴァイス「死ね…グラビティ・キューブ  6th【キューブ・ストーム】!」

スカーレットを拘束していた重力が消えたと同時、6つのキューブがスカーレットの周りの地面にめり込み、激しく回転しその場を粉微塵に破壊します。

その光景を見てヴァイスが言葉を漏らします。


キューブ・ヴァイス「フッ…過去の清算はこれで終わりだ…ん?」

確実に決まったはずの自身の魔法、が何か違和感を感じたヴァイスが砂埃の中を凝視します。

そこにはボロボロのスカーレットを抱えたマノンの姿がありました。


マノン「なんとかギリギリ間に合った…」


スメラギ「大丈夫かマノン?こいつはヤバいぜ、クェルボ公爵とは違った恐ろしさだ。気を引き締めろよ。」


マノン「うん、わかってるよスメラギ、ヴィリジアンさん…いやヴァイス!お前の目的は一体なんなんだ!」マノンがヴァイスに質問を投げかける、それにヴァイスが返答する。


キューブ・ヴァイス「私の悲願はただ一つ…愛する者を蘇らせる事だ。」


スカーレット「愛する者を…蘇らせる…?」


遂にキューブ・ヴァイスと接敵したマノンとスカーレット

そしていま語られるキューブ・ヴァイスの悲願とは?


次回 悲哀の重圧


では今回のお話はここまでです。また次回お会いいたしましょう。

キャラ紹介



マノン

年齢:15歳 身長:158cm 見た目:銀髪・碧眼の少年

ジョブ:Cランク冒険者 スキル:勇剣を携えし者

【星詠みの眼】技:破邪の剣【ポップスター・ブレイク】

速の剣【シューティング・スター】  応用技【シューティングスター・ラッシュ】

豪の剣【コスモ・スラッシュ】【ライジング・スター】【メテオライト・インパクト】

性格はいたって真面目で、誰に対しても分け隔てなく優しい少年

過去に両親を魔物に殺されており、天涯孤独の身でもある

ついに元凶であるキューブ・ヴァイスと対峙したマノン

ヴァイスの凄まじい猛攻に耐えスカーレットを助けた様は

彼が英雄に近づいている証拠である。


紅炎の魔術師 スカーレット・コルニア

年齢:17歳 身長:157cm 見た目:紅い髪に紅の瞳

赤と黒の模様が入ったマントと、黒を基調としたローブを纏う美貌の魔術師

ジョブ:炎系魔術師

スキル・魔法:上級炎魔術 飛翔魔法【フライ】魔力防壁

攻撃魔法:【ボルガノン・アロー】【ボルガノン・マルチアロー】

【ボルガノン・インパクト】【ボルガノン・メテオ】

強化魔法【エンチャント・ボルガノン】

少し(?)ツンデレ気質な紅炎の魔術師。

魔術師らしく知識量は豊富で頭の回転も速く、

さらには杖を用いた近接戦闘も「まぁまぁ得意」という器用さを持つ

自信を育ててくれた先生が国を滅ぼそうとしているのを見た彼女は

過去の優しかった彼の教えを胸に止めようと立ち上がった。


キューブ・ヴァイス

年齢:28歳 身長:177㎝ 見た目:頭は紫色のキューブを被り黒い研究服を身に纏っている

ジョブ:魔導錬金術者 スキル:グラビティ・キューブ

技:1st【キューブスラスト】2nd 【キューブ・フローティング】【グラビティ・ブラックホール】

3th 【グラビティ・シールド】4th 【グラビティ・マーシャルアーツ】【重極拳】

5th 【グラビティ・エリア】 6th【キューブ・ストーム】

性格は冷静冷酷合理的 異世界からの転移者

圧倒的な力を有する魔法使い スキルは重力を纏ったキューブを自由自在に操れる

悲願を果たすために弟子やともに暮らしてきた国を滅ぼすべく行動する

そんな彼の行く末には一体何が待っているのか…

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