第八十三話『わけの判らにゃい自信にゃん』
第八十三話『わけの判らにゃい自信にゃん』
《決めたのにゃん?》
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「ううん。まだなのわん」
「実はワタシも、なの」
「ボクだって考えちゃうなぁ」
「困るわね。確かに」
「ミムカも、
七転八倒に悩みますですよ。はい」
「私は特に。
愛とはうつろいやすいものですから」
「恥ずかしながら、オレもだ
マザーの影霊という立場からすれば」
『ご命令のままに』
「というのが、ほとんど、だからな」
「にゃあるほろぉ。
決められずに困っている、
みんにゃの気持ち、
痛いほど、よぉく判ったのにゃん。
んにゃら、
今日のおやつは、
ウチがひとりでたいらげ」
『こらあっ!』
「ふにゃ?
にゃあんで、決められにゃいもんを決めると、
みんにゃから怒られるのにゃん?」
《摩訶不思議にゃ冒頭でもって、お話の始まり始まり、にゃん》
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「みんなと仲良しに、
っていわれてもなぁ。
どこに行ったって、
気に入らないやつの、
ひとりやふたりはいるのわん。
そいつらとはどうするのわん?」
「にゃもんでみんにゃと、
仲良しににゃるんじゃにゃいの?」
「へっ?」
《寄らば大樹の木、とにゃるっていうのはどうにゃん?》
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「ストーカーも根性にゃの?」
「……ううんとぉ。
なんとも答えにくいのわぁん」
《根性って聴くと、エラいにゃあ、と思われがちにゃもんにゃ》
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「なぁんか今日は雨な気分なのわん」
「おねしょ、か、おもらし、
でもしたのにゃん?」
「こらあっ!」
《元気づけるのって、ムツカしいのにゃん》
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「ミムカさん。
用がなければ、
来てはいけないのですか?」
「それは、でありますねぇ。
——ミリアは当然……といいたいところ、
ではありますですがぁ、
心を傷つけるのは不本意でありますねぇ。
まっ。ここは、
遠回しないい方でもしますですかぁ——」
『相手によりけり』
「でありまぁす」
「ほっ。
だったら私はいいんですね」
「その正体不明の」
『わけの判らない自信』
「って、一体どっこから、
生まれますですかぁ?」
《多分、生まれた時にゃ。一緒にくっついてきたのにゃん》




