第四十話『いろいろ話パート004にゃん』
第四十話『いろいろ話パート004にゃん』
《砂上の楼閣って砂遊びにゃん?》
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「へへぇん。
んなの、
時が経てば、誰もが忘れちゃうのわん」
「私は忘れません」
「んぐっ」
《にゃんとも執念深いお方にゃん》
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「誰しも、
自分が自分であることの悲しみから、
逃れるなんてできないのわん」
「ミーにゃん……。
一刻も早く、
みんにゃにアヤマりに行こうにゃん」
「……うん」
《現実逃避の詩って、にゃんであんにゃにも美しいのにゃん?》
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「イオラ。
昨日の夜ね。
夢の中でたぁくさん食べちゃったから、
今日一日、なぁんにも食べないのわぁん」
「あら、そう?」
《にゃあんかうらやましいのにゃん》
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「ただ今ぁ。
午前中、
目一杯遊んだもんだから疲れちゃった。
イオラ、なんかなぁい?
お腹が、ぺっこぺこ、で、
今にも死にそうなのわぁん」
「はいはい」
《まっ。にゃんのかんのといっても、こんにゃもんにゃ》
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「じゃあ、お昼にしましょうね。
ミアンちゃんが採ってきた果物を、
おすそ分けしてもらって」
「……あんたらにゃあ。
いっくら、
ウチと暮らしているからって、
ネコとおんにゃじもんを、
食うっていうのは、どうもにゃ。
そもそも、にゃよ。
大精霊と花の妖精が、
ネコが調達した食いもんを、
あてにしてどうすんのにゃん?」
《ネコと生活するもんがネコ色に染まる典型的にゃ事例にゃん》
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『わたしはまだ、あきらめない!
最後の最後まで、全力を尽くす!』
「ねぇ、ミアン。
なんなの、これ?」
「ミーにゃんは、にゃあんと思う?」
「えっ。
ふぅぅむ……そうだなぁ……はっ!」
『アスリートの叫び』
「ってやつじゃない?
なぁんとなぁく、それっぽいもん」
「うぅぅん、惜しいのにゃん」
「違うのわん?
なら、なんなの?」
「——ここは小声で——
これは内緒の話にゃのにゃけれども。
実はにゃ」
「ふむふむ」
「とある」
『ふさがっているおトイレ』
「から聞こえてきた、
『死に物狂い』と『切にゃさ』を、
織り交ぜたようにゃ叫びにゃんよ」
《ご健闘を祈るのにゃん》




