第四十一話『いろいろ話パート005にゃん』
第四十一話『いろいろ話パート005にゃん』
《きつね色っていわれてもにゃあ》
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「判るわぁ。
あの二種類の『カップうどん』って、
えんえんと長きにわたって、
熾烈な争いを繰り広げているものねぇ。
あっ、そうそう。
ねぇ。ミアンちゃんは、
どっちがお好きなのかしら?」
「イオラにゃん。
そもそもにゃ。
『きつね』ってにゃんにゃの?」
「……はっ!」
《ここは『天空の村』というファンタジーにゃ世界にゃんよ》
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「にゃあ、ミムカにゃん」
「はい? なぁんでございますですかぁ?」
『緑色のお豆を造るにございますですよぉ』
「って話にゃったじゃにゃいの。
にゃのに、にゃあんで真っ白にゃの?」
「見た目じゃなくって、味でありますよ。
味さえ、それっぽければ、
『モドキ』としては十分なのでありまして」
「ふむふむ」
むしゃむしゃ。むしゃむしゃ。
「まぁ悪くはにゃい」
「にございましょう?
なら、これも『合格』ということで」
「ちょいとお待ちにゃさい」
「へっ?」
「悪くはにゃいのにゃけれどもぉ。
この味って、
ホントのホントにそれっぽいのにゃん?」
「う……。
——くうぅっ。
痛いとこをついてきましたですねぇ。
これって移民が遺した文献にあるだけで、
実際に食したことはありませんですよ。
でもそれをいったら、
なお疑いの目を、
濃いものにされましょうですしぃ。
ええいっ。
こうなれば、
はなはだ不本意ではありますですが、
ミリアが得意とする切り札の一言で——
信じるものは救われますです。はい」
ぽたぽた。ぽたぽた。
「にゃあ。
にゃあんで暑くもにゃいのに、
汗にゃんてたらしてるのにゃん?」
「これは『冷や汗』ってやつで……んぐっ」
《にゃあんか怪しいのにゃあ。一応『×』にしておくのにゃん》
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「私は無実です」
「ふっ。おろかな。
犯ネコがよく口にするセリフだ。
そんなもんに、
やすやすとダマされるワガハイでは」
「なら……。
私がやりました」
「……ちっ。
——またしくじったか。
どうやら無実のようだ。
まっ。よくあることか——
もういい。とっとと帰れ」
《あのにゃあ》




