第十六話『疲れているのにゃん』
第十六話『疲れているのにゃん』
《大丈夫にゃん?》
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ぴかぴかぴかあぁん!
「ほっ。
——と一息なのわん——
無事に、
いつものキレイなアタシに戻れたのわん」
「キレイにゃと?」
じろじろじろ。くるりっ。
じろじろじろ。くるりっ。
じろじろじろ。くるりっ。
じろじろじろ。
「はて?
——にゃめ回すように、
全身くまにゃく調べたのにゃけれども——
どっこがにゃん?」
「どこもかしくも」
「……にゃあるほろぉ。
ミーにゃん。
あんた、疲れているのにゃん。
にゃもんで、
そんにゃありもしにゃい幻想を」
「うわわわん」
『いってはならないのに、
いったのわぁん!』
「んにゃら、ミーにゃんにゃって」
『聴いてはにゃらにゃいのに、
聴いたのにゃあん!』
「にゃもんで、お互い恨みっこにゃし。
どうにゃん?」
「……しょうがないのわん。
しぶしぶ、ながらも」
『和解成立』
「なぁのわん」
「んにゃ」
《かくして平和協定が結ばれたのにゃん》
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「ねぇ、ミアン。
これからどうするのわん?」
「ミーにゃん。
既にあるもんじゃ無理みたいにゃんよ。
にゃもんで新たに穴を開けてにゃん」
「やれやれ。注文が多すぎるのわん。
んで?
一体どこがお望みなのわん?」
「やっぱ」
『お腹のあたり』
「にゃろうにゃあ。
異様にふくらんでいるもん」
ぐわん。
「ミーにゃん。
ネコ人型モードの二つ足で立ったもんで、
これにゃら、
楽に穴が開けられるんじゃにゃあい?」
「さっすがはミアン。
なら、アタシの名誉回復のためにも、
間髪入れずにぃ。
とぉっ!
——と青くすきとおった大空へ向かっての、
超ジャンプなぁのわぁん——」
《果たしてどうにゃる? もちろん、つづくのにゃん》




